毎日王冠2017の結果

 

毎日王冠2017の動画

 

レース回顧

 
最内枠から押し出される様にしてソウルスターリングが先頭へ。ダイワキャグニー以下が続き、1000mが60.0秒と流れる形で最後の直線勝負となった。番手のダイワキャグニーが早め抜け出しを図ったところに、外からリアルスティールとサトノアラジンが馬体を併せて追い上げる。ラストは地力に勝るリアルスティールが後続を振り切って昨年のドバイターフ以来となる重賞制覇を飾った。ソウルスターリングは初の古馬対戦で息切れした印象。
 

勝ち馬リアルスティール

 
リアルスティール

リアルスティール

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ラヴズオンリーミー
母父:Storm Cat
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:14戦4勝 (4-5-1-4)
主な戦績:ドバイターフなど
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道中中団に構え、いつもの煩さも見せずに落ち着いた追走をしたリアルスティール。その分の脚の溜めが、直線の長い伸びに繋がったのではないだろうか。デムーロ騎手と手が合うのかはたまた東京コースが走りやすいのかは分からないが、これで次走に向けて良い形で入って行ける筈。天皇賞秋か海外の選択肢となっている様だが、間違いなく天皇賞秋で国内初GⅠを狙った方が可能性はあるだろう。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎マカヒキ
○リアルスティール
▲ソウルスターリング
グレーターロンドン
サトノアラジン
 

レース回顧

 
実績を考えるとやはり復活を期待してのマカヒキが本命か。対抗に鞍上込みで能力ならNo.1のリアルスティールを抜擢。単穴にソウススターリング、グレーターロンドン、サトノアラジンのGⅠ格を入れての5頭BOXで十分収支も美味しい馬券だった。展望的にはこれがベスト。
 

全着順結果

 

RR:110.9 ※想定RR:112.1

 
                         
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 道永 田中 大川結城 単勝オッズ
1 8 リアルスティール 57.0 Mデム 115.4 1:45.6 5.8
2 12 サトノアラジン 58.0 川田 113.6 クビ × 8.7
3 7 グレーターロンドン 56.0 田辺 114.5 1.1/2 × 6.9
4 3 ダイワキャグニー 54.0 北村宏 106.7 ハナ × × 27.7
5 9 ヤングマンパワー 56.0 石橋脩 107.6 クビ 58.7
6 2 マカヒキ 57.0 内田 116.0 アタマ × 5.6
7 10 ワンアンドオンリー 57.0 横山典 109.0 クビ 105.8
8 1 ソウルスターリング 53.0 Cルメ 111.8 1/2 2.0
9 5 ヒストリカル 56.0 田中勝 108.1 クビ 190.0
10 11 ウインブライト 55.0 松岡 108.8 クビ × 87.3
11 4 アストラエンブレム 56.0 戸崎 106.7 2 13.9
12 6 マッチレスヒーロー 56.0 吉田隼 90.0 7 393.0


 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ①②-④⑦⑧⑫ 不的中
単勝 8 580円 枠連 6-8 1,180円
複勝 8 200円 ワイド 8-12 730円
12 260円 7-8 590円
7 210円 7-12 780円
馬連 8-12 2,340円 馬単 8→12 4,300円
三連複 7-8-12 4,670円 三連単 8→12→7 27,280円


 

危険な人気馬結果 マカヒキ→6着(2番人気)

 
想像通り、現時点での力関係が如実に現れた結果だろう。何の不利も無く正攻法のレースでヤングマンパワーを差しきれない辺りがマカヒキの能力。過剰な期待をしてしまう方が酷というものか。今後はGⅢ程度で頭を張るか張らないかのイメージで良い。
 

穴馬予想結果 ダイワキャグニー→4着(7番人気)

 
予想では単騎のハナに持ち込んで逃げ粘るイメージを持っていたが、ソウルスターリングの番手に。それでも直線は見応えたっぷりのレース内容であわや3着のシーンも。すんなり先行出来ればGⅡのこのレベルでも戦える事は分かった。今後はレースの選択次第といったところか。
 

編集部の回顧

 
本命ソウルスターリングは見誤ったか。逃げて戸惑う馬でも無いし、ペースは平均で番手のダイワキャグニーが粘れているという事はむしろ前有利。それでいてこの直線の失速は残念でならない。対抗ダイワキャグニーに関してはある程度のイメージ通り。本来なら単騎逃げで確実に馬券に絡んでいて欲しかった。単穴リアルスティールはデムーロ込みでの印だけにこの扱い方がベストだったと思う。しかし、馬連も取っておきたかったのが本音。(田中)
 
本命マカヒキは、着順悪いもののジリジリ伸びてきてたのでやはり強い。本番はもっといいだろう。対抗リアルスティールは、順当な結果。サトノアラジンとグレーターロンドンがしっかり結果だしてくれたので馬券的には馬連、三連単ともに勝ち。ダイワキャグニー、ヤングマンパワーは着差こそ僅差だったが力下で想定は不要だったので問題ない。ソウルスターリングは、ここに出てくるという話の時点で無謀だとおもっていたので案の定だがダイワキャグニーが残っているだけに展開向いて負けているので不可解ではある。(大川)
 
若い牡牝のクラシックホースに期待をしたが、◎◯ともに掲示板を外し勝ち馬の△リアルスティールも頭まではないとの見立ては見事に打ち砕かれた。それにしてもダイワの逃げを想定していただけに、ソウルスターリングのこの敗戦が尾を引かねばいいが。(結城)
 

毎日王冠2017の予想

 

◎ソウルスターリング

 
ソウルスターリング

ソウルスターリング

牝馬

父馬:Frankel
母馬:スタセリタ
母父:Monsun
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:社台ファーム
馬主:社台レースホース

通算成績:6戦5勝(5-0-1-0)
主な戦績:阪神ジュベナイルフィリーズ、オークスなど
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完全無欠の女王ソウルスターリング。距離不安視されたオークスこそ最も強い圧倒的な勝ち方で3歳牝馬の頂点に立ったのは記憶に新しい。秋の路線に選んだのは勝負付けの済んだ秋華賞ではなく、毎日王冠から天皇賞秋への古馬戦線。殴り込みをかける意味ではなくむしろ筆頭候補として参戦だ。
 

◯マカヒキ

 
マカヒキ

マカヒキ

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ウィキウィキ
母父:フレンチデピュティ
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:9戦5勝(5-1-1-2)
主な戦績:日本ダービーなど
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凱旋門賞敗退から今年の2戦にかけて本調子のレースをしていないマカヒキ。宝塚記念はパスして秋の復活に英気を養った。その結果、動きや馬体などに絶好調時の面影が戻り陣営も自信の送り出しで挑む毎日王冠。強豪馬相手にここで楽勝すれば再びマカヒキ王朝を築き上げる事が出来るだろう。復活に期待したい。
 

▲リアルスティール

 
リアルスティール

リアルスティール

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ラヴズオンリーミー
母父:Storm Cat
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:13戦3勝 (3-5-1-4)
主な戦績:ドバイターフなど
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古馬になってから走りにムラが出て来たリアルスティール。とは言え、ドバイターフや天皇賞秋での好走を見るとやはり能力は古馬でもトップクラスか。完調ならここでも突き抜けて良いレベルの1頭だが、総合的に考えて単穴想定がベストだろう。デムーロ騎手だけに勝つか負けるかの勝負を仕掛けて来る筈。
 

▲サトノアラジン

 
サトノアラジン

サトノアラジン

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:マジックストーム
母父:Storm Cat
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:里見治

通算成績:24戦8勝 (8-4-3-9)
主な戦績:など
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今年の安田記念で念願の初タイトルを獲得したサトノアラジン。これまで常に人気しながら追い込みがハマれば好走、展開が合わなければ敗退という両極端な競馬だった。そのスタイルは変わらないが、前走の勝利で馬に自覚というものが芽生えれば必然と堂々たる走りになって来る可能性は高い。人もそうだが、馬にも肩書きが大きく左右する。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:112.1

 
マカヒキ、グレーターロンドン、ソウルスターリング、リアルスティール、サトノアラジンのG1級5頭の勝負だろう。アストラエンブレムが相手なりの馬なのでどこまで勝負出来るかがポイントか。
 
                
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 道永 田中 大川結城 予想オッズ
1 ソウルスターリング 牝3 53.0 Cルメ 114.3 2.3
2 マカヒキ 牡4 57.0 内田 116.2 × 5.4
3 ダイワキャグニー 牡3 54.0 北村宏 105.0 × × 24.5
4 アストラエンブレム 牡4 56.0 戸崎 107.0 9.3
5 ヒストリカル 牡8 56.0 田中勝 107.1 121.9
6 マッチレスヒーロー 牡6 56.0 吉田隼 90.0 684.7
7 グレーターロンドン 牡5 56.0 田辺 115.0 × 5.0
8 リアルスティール 牡5 57.0 Mデム 114.3 5.4
9 ヤングマンパワー 牡5 56.0 石橋脩 107.5 37.7
10 ワンアンドオンリー 牡6 57.0 横山典 107.9 128.1
11 ウインブライト 牡3 55.0 松岡 109.0 × 66.8
12 サトノアラジン 牡6 58.0 川田 112.5 × 7.5


 

危険な人気馬 マカヒキ(想定4番人気)

 
伝え回っている情報では完全に復活したという話だが、あくまでそれは動きなどのフィジカル面の事だろう。マカヒキの不調の原因は明らかにメンタルの方。少頭数とは言え、強豪がズラリと揃うこのメンバーではプレッシャーも強く復帰戦でいきなりは期待しづらい。ここは黙って静観が理想。
 

穴馬予想 ダイワキャグニー(想定7番人気)

 
ダービーの大敗はパドックの時点で明らかだった。返し馬でもほぼ制御が付かずレース前にジ・エンド。あれは度外視して良いレベルの1戦で、それ以外では東京1800mで2戦2勝。2000mのプリンシパルステークスでも好タイムで完勝と本来の力を出せばここでも十分に太刀打ち出来ると判断する。軽量を活かして粘り込みに期待だ。
 

編集部の見解

 
◎マカヒキ。少頭数ながはG1馬多数の良メンバー揃った今年の毎日王冠。なぜかサイレンススズカが勝った時を思い出し、最強クラスの3歳馬二頭差し置いてやっぱり古馬のが強いと思わせたあのレース。頑張れ古馬と言う事で海外以降歯車が崩れたこの馬が、一年後に同じ様な屈辱をフランスで味わった同級生の鬱憤と古馬の威厳で復活を望む。◯リアルスティール。古馬で対抗も。この馬も海外で何と無く歯車狂った感じ。距離はこのぐらいがベストで復活して欲しい。▲ソウルスターリング。とはいえこの馬は強い。斤量も軽いし、頭でも驚かない。▲ワンアンドオンリー。低迷続くこの馬の典さんの秘策と強かった当時の乗り味復活の情報があるので今回凄く気になる。(道永)
 
本命は絶好枠を引いたソウルスターリング。1枠から53kgで走れるソウルスターリングに負ける要素が見つからない。あるとすれば古馬との初対戦で怖気づいた場合か。しかし、その古馬勢が実績はあるもののどれもアテにならないし追い込み馬ばかり。それなら対抗にダイワキャグニーを推してみたい。斤量も有利で番手追走の先行タイプ。ソウルスターリングと共に行った行ったのワンツーフィニッシュまで一考だ。単穴にはデムーロ騎乗のリアルスティール。古馬の中で突き抜けるとすればこの馬だろう。(田中)
 
本命はマカヒキ。一旦リセットしたダービー馬がここで力を見せてくれると。対抗は、リアルスティール。この条件はベスト。普通にぶっこ抜く可能性も高い。単穴は、ソウルスターリング、グレーターロンドン、サトノアラジン。サトノアラジンは前走はまっただけなので少し評価し過ぎかもしれないが一応。グレーターロンドンは前走で確実にマイル頂点にいける馬だと確信したのでここでも勝負になる。ソウルスターリングは展開に左右されないが今回は目標になるので単穴まで。他はいらんというか他に負けるなよって5頭。(大川)
 
本命は紅一点のソウルスターリング。斤量の53kgと、好位から速い上がりが使える安定感は他馬にとって脅威。対抗は宝塚記念を回避し、しっかり立て直されたマカヒキ。距離短縮は大きな追い風で、復権に懸ける陣営の思いが本来の瞬発力を蘇らせる。単穴は安田記念で待望のGⅠ馬となったサトノアラジン。印上位2頭は強力だが、諸々噛み合えば突き抜けまで。連下にはアストラエンブレムとリアルスティール。前者は今回脚を溜める競馬に徹するとのことで、夏に使われた強みと、馬場のエアレーション効果により昨年同様の追い込み決着になれば。後者はそれなりに鉄砲実績もあるが、本番前の一叩きの意味合いが濃い。ヒモにはグレーターロンドンとダイワキャグニーまで。(結城)

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