ソフトライトで臨む最高峰のGⅠ

 
Softright(Light Saber2016)

Softright(Light Saber2016)

牡馬

父馬:Authorized
母馬:Light Saber
母父:Kendor
所属:Jean-Claude Rouget厩舎(仏)
生産:Mme Isabelle Corbani-SARL Jedburgh Stud(仏)
馬主:Claudio Marzocco

通算成績:7戦1勝(1-4-0-2)
主な戦績:ドーヴィル大賞典など
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オーソライズド産駒で、凱旋門賞でも有力視されているフランスダービー馬ソットサスとは僚馬にあたるソフトライト。自身は2400m以上の距離を中心に使われステイヤー気質の高い1頭である。力が足りないのは言うまでもないが、その豊富なスタミナが活かされる展開となれば台頭できるチャンスはあるかもしれない。何より、本来なら参戦出来なくなった武豊騎手の勇姿が本馬のおかげで観られるというだけでも非常に有り難い。願わくば見せ場を作って欲しいと願うばかりだ。
 

武豊騎手が外国馬で凱旋門賞に挑戦

 
世界最高峰のレース凱旋門賞に今年も騎乗する武豊騎手

世界最高峰のレース凱旋門賞に今年も騎乗する武豊騎手

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何と久々のビッグニュースが武豊騎手へ飛び込んで来た。今年の英ダービーで2番人気に支持され4着に入ったA.オブライエン厩舎所属のブルーム陣営から、凱旋門賞の鞍上に武豊騎手を指名。2001年のサガシティ以来となる、18年ぶりの外国馬騎乗による凱旋門賞参戦が正式に実現する事となった。

武豊騎手は取材に対して、『凱旋門賞とジャパンカップの2戦で騎乗依頼を頂きました、非常に光栄です。今年は無理だろうなと思っていただけに嬉しいです。ワクワクしますね』とコメント。また、『日本馬に外国人騎手が乗っている、その逆も良いんじゃないですかね。日本馬を負かしてやりますよ。笑』と軽快にジョークを飛ばしていたが、半ばかなり本気度の窺える口ぶりだったのが印象的だ。
 

キーファーズが所有権を一部購入

 
Broome(Sweepstake2016)

Broome(Sweepstake2016)

牡馬

父馬:Australia
母馬:Sweepstake
母父:Acclamation
所属:A.オブライエン厩舎(愛)
生産:Epona Bloodstock Ltd(愛)
馬主:キーファーズ※一部購入

通算成績:9戦3勝(3-2-0-4)
主な戦績:愛ダービートライアルなど
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今回、騎乗する予定のA.オブライエン厩舎所属のブルーム。今年の愛ダービートライアルを快勝し、その後の英ダービー、愛ダービーではいずれも2番人気に支持された現地の強豪である。両レースで僅差の敗戦を喫しているものの、横一戦の決着から大きな実力差は無い模様。加えて、凱旋門賞は改定があったとは言え、まだ3歳馬には有利な斤量で行われているだけに、武豊騎手とのコンビで夢の凱旋門賞制覇というシーンも有り得なくもないだろう。先ずは、9月の英セントレジャーステークスを前哨戦にし本番へ臨む。
 
武豊騎手の右隣がキーファーズの松島正明氏

武豊騎手の右隣がキーファーズの松島正明氏

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既に競馬ファンの中ではお馴染みとなりつつある、キーファーズ代表の松島正明氏。彼の馬主になるキッカケが『武豊騎手で凱旋門賞を獲りたい』という目標を達成させる為なんだとか。実際、これまでの所有馬は可能な限り、ほぼ武豊騎手を乗せているほか、ジェニアルなどで積極的に海外遠征も行っている夢高きオーナーである。

そして、その松島氏が海外の大物馬主グループであるクールモアからブルームの所有権を一部購入した経緯から、今回の騎乗依頼に発展したという訳である。ある意味、自身の所有馬で凱旋門賞を獲るという拘りに間違いは無く、彼の野望に対する執着心がこの信じられないオファーを現実のモノにしたのだろう。まさに天晴れである。
 

過去に2度、外国馬で凱旋門賞に挑む

 
1994年に武豊騎手騎乗のホワイトマズルは6着

1994年に武豊騎手騎乗のホワイトマズルは6着

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武豊騎手の凱旋門賞と言えば、ディープインパクトでの参戦が最も語られるだろうが、それ以上にセンセーショナルだったのは1994年のホワイトマズルでの騎乗だったのではないだろうか。馬主の吉田照哉氏が、『凱旋門賞を勝ちたいから武豊騎手に依頼します』と半ばパワハラに近い形でこれまでの主戦から乗り替わりを支持、結果不完全燃焼の内容で6着に終わってしまい、当時は物議を醸した1戦だった。

その7年後の2001年、サガシティでも騎乗。同馬は海外の超名門A.ファーブル厩舎所属の1頭で、17頭中6番人気と評価はイマイチでしたが、上手く流れに乗せると3着に好走させます。皮肉にも、これまで多数の日本馬で挑戦し続けて来た武豊騎手の凱旋門賞における最高着順の入線馬はこのサガシティとなるのである。
 

まとめ

 
以上、武豊騎手の凱旋門賞挑戦におけるまとめ。

ちなみに、このパターンでの最初の挑戦は意外にも柴田政人騎手だった。オールドの競馬ファンなら聞き覚えもあろうアサティスという馬に騎乗し、90年の凱旋門賞に12着という結果におわっている。当時のオーナーが原田享という人物だった事から、柴田政人騎手に依頼があったのだろう。余談ではあるが、その後帰国してから1993年の日本ダービーで、あのウイニングチケットに跨り念願のダービージョッキーになった事は言うまでもない。

さて、今年の凱旋門賞は現時点でキセキ、フィエールマン、ブラストワンピースの3頭が遠征予定。そこに、現地での活躍次第ではディアドラとシュヴァルグランが出走という可能性も残されており、そこに加えてブルームでの武豊騎手参戦。これは相当エキサイティングなレースとなるのではないだろうか。今からクビを長くして待ちたい。

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