武蔵野ステークス2019の結果

 

武蔵野ステークス2019の動画

 

レース回顧

 
エアアルマスが好スタートを切って先手を主張するも、ドリームキラリが一気にそれを制してハナへ立つ展開。サンライズノヴァ、デュープロセス、グルーヴィットなどの有力馬も前々で競馬をし平均ペースながらも先行勢にとってはやや息の入りにくい流れとなった1戦。縦長の馬群のまま4コーナーへ入って行くと中団より後方にいた馬たちも徐々にGOサインを出して進出を開始。直線に入って早々に外からタイムフライヤー、ワンダーリーデルの2頭が勢い良く戦闘へ躍り出ると、最後まで加速し続け外のワンダーリーデルが半馬身差前に出たところがゴール。3着にも大外へ持ち出して伸びて来たダノンフェイスが入線。上位勢は全て人気薄で、3連単は230万円オーバーの大万馬券決着となった。圧倒的1番人気のエアアルマスは砂を被るのを嫌がって11着に沈んでいる。
 

勝ち馬ワンダーリーデル

 
ワンダーリーデル

ワンダーリーデル

牡馬

父馬:スタチューオブリバティ
母馬:アストレアピース
母父:マヤノトップガン
所属:安田翔伍厩舎(栗東)
生産:大島牧場
馬主:山本能成

通算成績:25戦6勝(6-0-8-11)
主な戦績:武蔵野ステークスなど
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今年のフェブラリーステークス9着以降、休み明けのオープン特別から安定して走れていたワンダーリーデル。東京コースばかりを3戦、上がり最速を計時したレースもあり、まさに今回の武蔵野ステークスの予行演習を続けていたと言わんばかりの集大成的な1戦だった。落馬負傷で主戦の戸崎圭太騎手から横山典弘騎手へ乗り替わったのも功を奏したと言え、腹を括った後方待機作がぴったりと展開にハマったのが良かったのだろう。これまでマイルまでの距離しか経験がなくこの後のチャンピオンズカップに向かうかは不明だが、思い切って参戦して来ても妙に不気味な存在。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎エアアルマス
◯サンライズノヴァ
△デュープロセス
カフジテイク
グルーヴィット
スウィングビート
ドリームキラリ
タイムフライヤー
×ワンダーリーデル
マジカルスペル
アディラート
 

馬連:想定13点:×不的中、三連単:想定126点:×不的中

 
結果どうあれ本命はエアアルマス、対応はサンライズノヴァ、単穴なしで連下は単勝20倍未満、紐は単勝30倍未満が理想の想定だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:103.4 ※想定RR105.5

 
                         
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 石川 田中 坂入 道永 単勝オッズ
1 1 ワンダーリーデル 56.0 横山典 105.7 1:34.6 25.2
2 9 タイムフライヤー 56.0 藤岡佑 108.0 1/2 17.8
3 15 ダノンフェイス 56.0 大野 103.3 1/2 116.5
4 2 ダンツゴウユウ 56.0 北村宏 103.0 1/2 456.2
5 11 サンライズノヴァ 59.0 森泰斗 110.8 3/4 × × 10.0
6 4 アードラー 56.0 松若 95.5 2.1/2 102.9
7 3 デュープロセス 55.0 Cルメ 104.0 クビ 5.5
8 16 カフジテイク 56.0 福永 106.9 クビ 12.5
9 8 ドリームキラリ 56.0 坂井 101.5 3/4 × 16.9
10 1 グルーヴィット 56.0 Cスミ 102.2 1.1/4 13.5
11 5 エアアルマス 56.0 川田 101.0 1 2.0
12 6 フェニックスマーク 56.0 吉田豊 90.0 2.1/2 322.3
13 14 アディラート 56.0 石橋 98.0 クビ × 27.0
14 13 スウィングビート 56.0 田辺 91.0 1/2 14.9
15 10 マジカルスペル 56.0 内田 90.0 5 × × 25.7
16 12 ミキノトランペット 56.0 田中勝 90.0 8 333.1


 

危険な人気馬結果 エアアルマス→11着(1番人気)

 
結果としてだが、2走前のエニフステークスで見せた砂を被るのを嫌がる仕草がここで終始レース中に見せた1戦となった。鞍上の川田将雅騎手もさすがにそれを防ぐべくスタートから前へ押して出て行く構えを見せるも、外から逃げ馬ドリームキラリに前を取られて万事休す。内枠だっただけに、外へ持ち出す事も出来ず4コーナーではほぼ戦意喪失の状態でズルズルと後退して行き11着大敗を喫してしまった。
 

穴馬予想結果 マジカルスペル→15着(10番人気)

 
好スタートからドリームキラリの2番手を追走し理想的な形のポジショニングとはなったものの、回りに上位人気の有力馬たちにズラリと囲まれ道中はややプレッシャーもかかっていたのだろう。直線へ向いた時には既に手応えがなく、全く良いところがなく一気に後方へ逆噴射。15着のブービー着順という結果に終わってしまっている。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ③⑤-①④⑦⑧⑨⑪⑬⑭⑯ 不的中
単勝 7 2,520円 枠連 4-5 3,890円
複勝 7 690円 ワイド 7-9 5,600円
9 580円 7-15 16,360円
15 2,110円 9-15 24,840円
馬連 7-9 21,070円 馬単 7→9 45,590円
三連複 7-9-15 422,390円 三連単 7→9→15 2,353,630円


 

編集部の回顧

 
勝ち馬ワンダーリーデルについて、末脚をいかす競馬になってからは成績も良く、東京のコースも相性は良い。レースの内容も良く強い勝ち方であった。チャンピオンズカップに進むのならば距離は課題だが展開がむくのであれば面白く感じる。2着馬タイムフライヤーについて、ダートに舞台をうつしてからはレース内容としてはいいものがあった。近走は距離やハイペースが敗因だったので噛み合えばこのくらいやれてもという感じ。内容は良いが勝ち馬の決めてが違いすぎた。(石川)
 
グルーヴィット、エアアルマスとダート無敗馬同士はあっけなく両者大敗を喫する形に。やはり重賞ともなると砂の猛者たちが集結するため、そう簡単には自分のレースをさせてもらえないという事だろう。1、2着馬については連下までの印は打てるものの、さすがに単穴以上に上げる事は難しくある意味で納得のできる波乱という感じか。ダノンフェイスまでは全く頭にもなかった。(田中)
 
上位3頭は全て差しの競馬だった。その中でもワンダーリーデルはうまく抜け出し絶妙なタイミングで競馬をした横山騎手が見事だった。タイムフライヤーも徐々に上向いているだろう。ダノンフェイスも展開が向いた。(石川)
 
荒れるとは思ったがここまで荒れればまずお手上げなのは最初に述べておきたい。終わってみれば前や好意にいた馬が尽くいなくなり、10番手以降スタートした馬達が外を回しても脚色よく上位を独占。ミドルで流れていたので、ここまで極端に後ろに偏るとは思わなかった。人気は無かったが1.2.3着馬達は35〜35.5秒の上がりだったのはこのメンバーでも優秀だ。ダート界のこのクラスあたりは益々混沌としてきたか。(道永)
 

武蔵野ステークス2019の予想

 
エアアルマス

エアアルマス

牡馬

父馬:マジェスティックウォリアー
母馬:Nokaze
母父:エンパイアメーカー
所属:池添学厩舎(栗東)
生産:Sekie Yoshihara & Tsunebumi Yoshihara(米)
馬主:ラッキーフィールド

通算成績:14戦6勝(6-3-1-4)
主な戦績:エニフステークス、太秦ステークスなど
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ダート路線転向後、破竹の3連勝で武蔵野ステークスまで駒を進めて来たエアアルマス。特に前走の太秦ステークスでは馬なりで2着に負かしたヴェンジェンスが後のみやこステークスを制していた様に、本馬の実力は相当なもの。まだまだパフォーマンスが100%発揮されていない事を考えると、今回の重賞で一気にタイトル制覇まであるのではないだろうか。勝てばチャンピオンズカップの最有力候補となる。
 

○デュープロセス

 
デュープロセス

デュープロセス

牡馬

父馬:ダイワメジャー
母馬:ローズロー
母父:New Approach
所属:安田隆行厩舎(栗東)
生産:ゴドルフィン
馬主:Godolphin

通算成績:7戦4勝(4-2-0-1)
主な戦績:青竜ステークス、昇竜ステークスなど
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3歳世代の安定勢力であるデュープロセス。前走のグリーンチャンネルカップこそ敗退したものの、それまでは6戦して全連対の内容でピカイチの存在だった。その前走は+16kgと完全に重め残りの状態。陣営としては武蔵野ステークスを目標にひと叩きさせる算段であっただろうから、ルメール騎手に乗り替わる今回こそが勝負時か。いずれにせよまだ若干の不安材料が残っているエアアルマスよりも軸候補ならこちら。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:105.5

 
中心はダートで無傷の3連勝中のエアアルマス。重賞でもすぐ通用するパフォーマンスだっただろう。相手は実績的にはサンライズノヴァだが、斤量と騎手も考えるとデュープロセスが相手か。ただこちらも前走OP戦を落としているのが気になる。エアアルマスから相手は手広くが無難だろう。
 
     
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 石川 田中 坂入 道永 予想オッズ
1 グルーヴィット 56.0 Cスミ 103.8 22.7
2 ダンツゴウユウ 56.0 北村宏 90.0 156.6
3 デュープロセス 55.0 Cルメ 107.0 5.6
4 アードラー 56.0 松若 92.0 54.0
5 エアアルマス 56.0 川田 104.0 2.4
6 フェニックスマーク 56.0 吉田豊 90.0 83.6
7 ワンダーリーデル 56.0 横山典 99.5 25.9
8 ドリームキラリ 56.0 坂井 101.6 × 31.7
9 タイムフライヤー 56.0 藤岡佑 108.0 33.9
10 マジカルスペル 56.0 内田 94.0 × × 46.2
11 サンライズノヴァ 59.0 森泰斗 110.6 × × 4.3
12 ミキノトランペット 56.0 田中勝 90.0 105.3
13 スウィングビート 56.0 田辺 100.0 12.6
14 アディラート 56.0 石橋 101.0 × 21.6
15 ダノンフェイス 56.0 大野 99.5 76.7
16 カフジテイク 56.0 福永 108.2 14.8


 

危険な人気馬 エアアルマス(想定1人気)

 
能力は芝で走っていた頃から重賞クラスのポテンシャルだったエアアルマス。ここに来てダート路線転向から一気に花開いた印象だが、それでもやはりクリアすべき課題は多い。久々の東京遠征で勝ち星もない左回り。重賞では過去にアーリントンカップで10着と大敗している様に、まだ好走経験がないというキャリアは未知数な部分でもある。飛ぶとすればこのタイミングだろう。
 

穴馬予想 マジカルスペル(想定11人気)

 
前走のグリーンチャンネルカップが案外の印象だったが、昨年5月の立夏ステークスでは後の重賞馬アナザートゥルース相手に1秒1差の圧勝劇を飾っているマジカルスペル。特に東京コースとの相性は証明済みで、展開さえハマればこのクラスでも頭まで想定できる能力の持ち主である。1400mよりマイルの方が明らかに良いタイプで、人気馬が後方で牽制し合う様なら黙って出し抜けるチャンスはある。
 

編集部の見解

 
本命はエアアルマス、前走は不良馬場の影響もあったと思うが、それを差し引いても素晴らしいパフォーマンス。2着に下したヴェンジェンスもレベルの高い馬であるしその点からも高く評価できる。砂を被ると脆い面や左回りと課題は多いが、今の充実ぶりなら大きく期待できる。対抗はタイムフライヤー、前走は距離が長かったということなので距離短縮は良し。ダートに変わってからレース内容が良いがハイペースでの負けが続いているので、自分のリズムで走ることができる展開であれば。(石川)
 
本命はまだ底が割れていないグルーヴィット。東京コースで勝利している経験値を重視したい。対抗にはこちらもダート無敗のエアアルマス。とは言え、2頭とも絶対の信用までは行かず、それなら東京コースで滅法安定しているスウィングビートの一発を期待したい。レース展開さえ決まれば先行抜け出しでここでも押し切れるのではないだろうか。いずれにせよ中波乱まであって良い1戦だろう。
 
本命はエアアルマス。特にここ2戦は強かった。完全に本格化したとみていいだろう。1600mも全く問題なく中心視していいだろう。デュープロセスは初の古馬相手となったがもう1列前で競馬できたら結果が違っていたのではないか。今回はルメール騎手に乗り替わり期待したい。3番手以下は混戦模様。(坂入)
 
ここはなかなか荒れも期待出来そうなレース。固く収まっても万馬券を下る事はない。人気するだろうが、◎エアアルマスから入ろう。競馬に必要な勢いと、先週の重賞馬にも勝っているところからここはチャンス。最近流れが悪い川田Jだが、取れる重賞こそ取りに来そうだ。◯デュープロセスが対抗。前走は思いの外伸びなかったが、修正はしてきているはず。世代では上位の馬だけにここは古馬挑戦を改めて期待。このレースの成績が良い鞍上も心強い。▲サンライズノヴァは展開と位置取りにもよるが、最後の脚は魅力的。嵌れば頭も。(道永)

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