東海ステークス2018の結果

 

東海ステークス2018の動画

 

レース回顧

 
スタートから無理なくテイエムジンソクが他馬の出脚を防いで先手。直後をディアデルレイやサルサディオーネなどが追走する形に。プレッシャーをかけつつの道中となるも、逆に4コーナーで先行勢を競り落としたテイエムジンソクがコスモカナディアンを引き連れての圧勝劇を飾った。3着にモルトベーネが入るもその差は何と6馬身。結果、スローペースも息の入りにくい流れだった様だ。
 

勝ち馬テイエムジンソク

 
テイエムジンソク

テイエムジンソク

牡馬

父馬:クロフネ
母馬:マイディスカバリー
母父:フォーティナイナー
所属:木原一良厩舎(栗東)
生産:日高テイエム牧場
馬主:竹園正繼

通算成績:25戦9勝 (9-6-4-6)
主な戦績:東海ステークスなど
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遂に本格化したテイエムジンソク。チャンピオンズカップは消化不良の競馬で惜敗だったが、今回は自らレースを作って王道の競馬で本来の走りを見せ付けた。同馬自体が溜めてキレるタイプでは無く、長く良い脚を使い続ける1頭。次はフェブラリーステークスで初タイトルを目指す事となるが、マイル云々よりも自分の能力を出し切れる思い切った競馬で臨みたいところだ。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎テイエムジンソク
◯ディアデルレイ
△ドラゴンバローズ
オールマンリバー
クインズサターン
×モルトベーネ
ローズプリンスダム
タガノエスプレッソ
アスカノロマン
ゴールデンバローズ
コスモカナディアン
 

馬連:想定7点:×不的中、三連単:想定72点:×不的中

 
本命はテイエムジンソクしかありえない。対抗も負けはしたもののディアデルレイ想定がベストだろう。3番手以降は、単穴なしで連下と紐を単勝50倍未満で想定が理想もコスモカナディアンを含めているのがポイントだろう。結果、コスモカナディアン2着で不的中も上記予想であれば想定としては評価できる。
 

全着順結果

 

RR:103.4 ※想定RR:104.5

 
                                   
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 田中 清水 大川結城 単勝オッズ
1 8 テイエムジンソク 56.0 古川 114.5 1:51.8 1.3
2 6 コスモカナディアン 56.0 丹内 107.3 3/4 × ×× 100.7
3 3 モルトベーネ 56.0 秋山 103.4 6 × ×× 22.7
4 5 サンマルデューク 56.0 岡田 99.5 クビ 164.1
5 15 クインズサターン 56.0 池添 100.0 クビ 17.5
6 14 ゴールデンバローズ 56.0 松山 103.0 1/2 48.7
7 10 オールマンリバー 56.0 藤岡康 100.0 クビ 17.2
8 11 アスカノロマン 56.0 太宰 104.7 1/2 45.1
9 11ディアデルレイ 56.0 勝浦 103.5 1.1/2 7.6
10 13 サングラス 56.0 酒井 101.0 ハナ 192.4
11 7 タガノエスプレッソ 56.0 北村友 101.9 ハナ × ×× 45.0
12 1 ローズプリンスダム 55.0 木幡巧 100.4 クビ ×× 26.0
13 12 ドラゴンバローズ 56.0 和田 101.0 1/2 ×× 13.0
14 16 ショウナンアポロン 56.0 丸田 97.3 5 370.5
15 2 シャイニービーム 56.0 中谷 94.5 8 × × ×× 58.2
16 4 サルサディオーネ 53.0 丸山 96.7 クビ 93.2


 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑧⑨-①⑩⑫⑮ 不的中
単勝 8 130円 枠連 3-4 2,970円
複勝 8 110円 ワイド 6-8 1,600円
6 970円 3-8 500円
3 320円 3-6 9,940円
馬連 6-8 4,260円 馬単 8→6 5,530円
三連複 3-6-8 14,690円 三連単 8→6→3 49,170円


 

危険な人気馬結果 ドラゴンバローズ→13着(3番人気)

 
全くの見せ場なく13着敗退。自分の競馬が出来なければ案外脆いタイプで、スタートが決まりスンナリと先行が好走の条件か。いずれにせよ、シリウスステークス2着があるとは言え重賞では余程上手く行かなければ今後も活躍は見込めないだろう。
 

穴馬予想結果 コスモカナディアン→2着(13番人気)

 
終わってみればテイエムジンソクにあと一歩まで迫る2着に大激走。とは言え、川崎記念3着などの実績がある様に元々の能力はメンバー内でも上位に位置する。3着モルトベーネ以下には6馬身差を付けている事からも、ハマった時の走りはGⅠクラスかもしれない。
 

編集部の回顧

 
本命テイエムジンソク、対抗ディアデルレイは問題無し。唯一の後悔はコスモカナディアンの穴目を見抜けなかった事。確実にレース前から人気の妙味があっただけに、そこは何らかの印を付けておきたかった。非常に残念。(田中)
 
テイエムジンソクはここではモノが違いましたね。スタートも良く、やはりこの馬はペース云々気にせず逃げに徹したほうが良さそうですね。ディアレルレイはまだ重賞のペースに対応するのはきついのかリズムを完全に崩してしまってましたね。もう一度仕切り直しですね。クインズサターンは枠順の影響が響く形になった恰好でしたが、最後はよく伸びてました。やがて重賞でもと思わせる走り。しかし、2着3着共に無印ではここも完敗です。(清水)
 
本命対抗は結果関係なくこれでよかったとして、連下はもう少し必要だったがコスモカナディアンを連下想定はできなかっただろう。条件戦での強さから重賞にあがっても印をうち続けて惨敗続きで頭打ちのように見えてしまっていたが単に能力を出せてなかっただけだろう。あの条件戦での強さがここでひさびさに出せたというだけの事だがさすがにこの時点でかわりみを判断はできなかったので次からは再度信用していいだろう。(大川)
 
1着◎テイエムジンソクはやはりここでは力が違った。2、3着馬がいずれもヒモ想定で不的中ながら、予想的には悪くなかったと思う。(結城)
 

東海ステークス2018の予想

 

◎テイエムジンソク

 
テイエムジンソク

テイエムジンソク

牡馬

父馬:クロフネ
母馬:マイディスカバリー
母父:フォーティナイナー
所属:木原一良厩舎(栗東)
生産:日高テイエム牧場
馬主:竹園正繼

通算成績:24戦8勝 (8-6-4-6)
主な戦績:チャンピオンズカップ2着など
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前走のチャンピオンズカップではGⅠ初挑戦ながらゴールドドリームの2着と、ほぼ勝ちに等しい内容で善戦したテイエムジンソク。逃げたコパノリッキーのペースに合わせてしまいいつもの先行力を活かせなかったのが敗因で、早め先頭の積極的な競馬を見せていれば押し切っていただろう。今回はその時と同舞台、他の出走メンバーとの力差は歴然でここは負けられない1戦となる。
 

◯ディアデルレイ

 
ディアデルレイ

ディアデルレイ

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ディアデラノビア
母父:サンデーサイレンス
所属:牧光二厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:25戦7勝 (7-4-2-12)
主な戦績:師走ステークスなど
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ダート路線に転向後は着実に力を付けて来たディアデルレイ。特に近2走は異なる展開からも動じず自分の競馬を見せての連勝劇と、ここに来て本格化した様子だ。まだオープン勝ちしかないものの、昨年のマーチステークスではインカンテーションと0秒1差の2着。同馬のその後の活躍を考えれば、物差し的にここでも十分に頭まで計算出来る算段だろう。
 

△ローズプリンスダム

 
ローズプリンスダム

ローズプリンスダム

牡馬

父馬:ロージズインメイ
母馬:クリスチャンパール
母父:シンボリクリスエス
所属:畠山吉宏厩舎(美浦)
生産:ユートピア牧場
馬主:岡田牧雄

通算成績:11戦4勝(4-1-0-6)
主な戦績:レパードステークスなど
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チャンピオンズカップでは12着に大敗したものの、勝ち馬から0秒7差とそこまで負けていないローズプリンスダム。GⅡとは言え当時と比べればかなりメンバーが楽になっている分、騎乗の計算では馬券圏内に入って来る事は容易だろう。特に左回りの方が走りやすそうで、ここは内枠の利を活かして台頭する可能性が高い。
 

△ドラゴンバローズ

 
ドラゴンバローズ

ドラゴンバローズ

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ポーリッシュピンク
母父:Polish Precedent
所属:渡辺薫彦厩舎(栗東)
生産:ヒサイファーム
馬主:猪熊広次

通算成績:30戦5勝(5-7-4-14)
主な戦績:オークランドレーシングクラブトロフィーなど
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前走のベテルギウスステークスでは1番人気に支持されながらも、後方ままの競馬でまさかの12着大敗を喫したドラゴンバローズ。それまでの競馬内容を考えれば力負けという事は考えにくく、何らかの要因で馬に走る気が無くなってしまったのだろう。今回はひと叩きされ上積みも十分、その時の鬱憤を晴らすには絶好の舞台となっている。
 

△クインズサターン

 
クインズサターン

クインズサターン

牡馬

父馬:パイロ
母馬:ケイアイベローナ
母父:クロフネ
所属:野中賢二厩舎(栗東)
生産:佐竹学
馬主:クイーンズ・ランチ

通算成績:14戦5勝(5-2-1-6)
主な戦績:秋嶺ステークスなど
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後方一気の末脚を武器に一歩ずつクラスを勝ち上がって来たクインズサターン。昨年の秋嶺ステークスのパフォーマンスは明らかに重賞クラスのもので、当時3着に負かしているオールマンリバーが今回人気が予想される事から、オッズの妙味的にはむしろこちらか。展開がハマるという条件付きだが、上位に来るだけの力はあると見て良い。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:104.5

 
テイエムジンソク>>>>ディアデルレイ>>他馬という力差があるので1着はテイエムジンソク固定でよいだろう。2着はディアデルレイが凡走したパターンも想定して残りをボックスで想定で良さそうだが配当のびそうにないが点数つかわされる印象のレースである。
 
                
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 田中 清水 大川結城 予想オッズ
1 ローズプリンスダム 牡4 55.0 木幡巧 101.5 ×× 21.9
2 シャイニービーム 牡6 56.0 中谷 98.0 × × ×× 59.5
3 モルトベーネ 牡6 56.0 秋山 103.5 × × × 14.4
4 サルサディオーネ 牝4 53.0 丸山 97.5 196.9
5 サンマルデューク 牡9 56.0 岡田 99.3 422.5
6 コスモカナディアン 牡5 56.0 丹内 102.3 × × × 110.2
7 タガノエスプレッソ 牡6 56.0 北村友 102.0 × × × 75.5
8 テイエムジンソク 牡6 56.0 古川 114.3 1.4
9 ディアデルレイ 牡6 56.0 勝浦 106.0 6.4
10 オールマンリバー 牡6 56.0 藤岡康 90.0 26.7
11 アスカノロマン 牡7 56.0 太宰 103.8 16.1
12 ドラゴンバローズ 牡6 56.0 和田 102.0 × × 6.2
13 サングラス 牡7 56.0 酒井 102.0 314.4
14 ゴールデンバローズ 牡6 56.0 松山 102.0 20.6
15 クインズサターン 牡5 56.0 池添 99.0 39.5
16 ショウナンアポロン 牡8 56.0 丸田 97.6 711.5


 

危険な人気馬 ドラゴンバローズ(想定2番人気)

 
今回の上位3頭の中では最も危ういのがドラゴンバローズ。前走のベテルギウスステークスは正直負け過ぎの印象で、何よりいつもと違う後方からの競馬をしての敗戦だけに今回も同様のレースをされると重賞なら尚厳しい。和田竜二騎手に戻っているのでそうとは限らないが、安定感のあるテイエムジンソクとディアデルレイより同馬が飛ぶ可能性の方が高いだろう。
 

穴馬予想 コスモカナディアン(想定12番人気)

 
前走の師走ステークスはスタートで不利を受けて後方待機を余儀なくされ、加えて+10kgの馬体重もあり本来の走りからは到底かけ離れたものだったコスモカナディアン。それ以前の成績を考えればここではむしろ上位人気を集めておかなくてはならない1頭で、この想定人気はかなり美味しいのではないだろうか。高配当を呼ぶなら確実に同馬。
 

編集部の見解

 
本命テイエムジンソク、対抗ディアデルレイは何ら迷わず。勝つのはいずれかの2頭と考え、仮に1頭は飛ぶとしての連下に5頭チョイス。とは言えほぼほぼ手堅い配当の予感しかせず、余り手広くも出来ない為にうまく収支が上回ってくれる事を期待したい。(田中)
 
ここは黙って◎はテイエムジンソク。実績、ファクター、脚質すべて問題なし。◯は昨年のマーチステークスで復活したインカンテーションにコンマ1秒差の2着と健闘したディアデルレイ。オープンとはいえここ2走鞍上との息もピッタリ。◎にどこまで迫れるか楽しみですね。面白そうなのは△のオールマンリバー。条件戦からの参戦ながらコース得意な鞍上を迎えてどこまで嵌るか?こちらも注目です。(清水)
 
本命テイエムジンソク、対抗ディアデルレイは確定なので単穴なしで紐探し。テイエムジンソクの圧勝を見学するレースかなと。(大川)
 
テイエムジンソクの相手探し。前走条件戦組には厳しいレースだがオールマンリバーを対抗に抜擢。後は手広く。(結城)

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