ゴール板を間違えてレース終了

 

山田敬士騎手がゴール板を間違える動画

 
動画をご覧頂くととんでもないミスだというのがすぐにお分かりだろう。ダート2500mで行われたレースで1週目のスタンド前は普通に通過する予定が、逃げたペイシャエリート騎乗の山田敬士騎手は有ろう事かその1週目が最後の直線と思い込みムチを打って馬を追い出してしまう。当然ながらゴールしたと勘違いし馬を制止しながら外へ膨らむ山田騎手。が、他馬がまだ走っているのを横目に見ると慌ててレースに再合流、とは言え馬にもう力は残っておらず無念の最下位に終わってしまった。

レース後、新人の山田騎手は無期限の騎乗停止となるがこの処分も妥当な制裁だろう。これまで騎手がハロン棒をゴール板と間違えた記憶はあるものの、距離自体を間違えるという事象は競馬史においても初めての珍事となるそうだ。同騎手は今年の3月にデビューを果たし、新人騎手では最多の7勝をあげていた。
 

山田敬士騎手

 
山田敬士騎手

山田敬士騎手

生年月日:1997年09月18日
身長体重:155cm/45kg
血液星座:O型/おとめ座
初免許年:2018年
出身所属:東京都/美浦
所属厩舎:小桧山悟

初騎乗:2018年03月03日(バロンボーテ/14着)
初勝利:2018年04月14日(イペルラーニオ/1着)
via google imghp
 
2018年、関東で唯一の新人ジョッキーとなった山田敬士騎手。関西の同期も含めて1番勝利をあげている将来有望の1人だったが、まさかのニュースで先に名前が売れてしまう事に…まだ21歳と若い分やり直しもきく筈。メンタル的に追い込まれなければ良いが、同騎手には是非ともこの逆境をバネに今度は本職の活躍で新聞やメディアを沸かして欲しいものである。
 

ハロン棒をゴールと間違える事件も

 

1993年のジャパンカップ

 
これに似た様なケースと言えば1993年のジャパンカップだろう。1番人気に支持されたコタシャーンが最後の直線で大外から追い込んで来るも、騎乗したK.デザーモ騎手が残り100mのハロン棒をゴールと間違えて追うのを止めるという事件が発生。それに気付いた同騎手は再度追い出すも勝ち馬には届かず2着に終わってしまう。馬券を買っていた競馬ファンなら絶対に忘れられないレースではないだろうか。
 

まとめ

 
以上、山田敬士騎手の距離錯誤事件におけるまとめ。

関東でも有数の厩舎、小桧山悟厩舎所属でこれからの活躍に期待がかかっていた同騎手。レースを終え検量室に戻って来た時は顔面蒼白だったとか。続く7レースでもそれが尾を引きシンガリ負けを喫しており、今後の騎手生活において支障を来さない事を願うばかりである。

今回は翌日の14日から即刻騎乗停止となかなかの厳しさ。以前に『油断騎乗』という名目で1ヶ月の騎乗停止となった処分もあったが、それよりも遥かにバツの悪い『距離錯誤』という勘違い。公平性を謳っている競馬としては目を瞑る訳にはいかない事例なだけに、恐らく正式には相当な期間となるに違いない。山田騎手、これを糧として今後も頑張って下さい。一日でも早い復帰を待っています。

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