富士ステークス2018の結果

 

富士ステークス2018の動画

 

レース回顧

 
マルターズアポジーが外から逃げ、単独2番手にロジクライが馬群を引っ張る展開。前半3ハロンの入りが34秒6とそこまで速くない流れ、どちらかというと先行有利なペース。そのまま直線に入ると、ロジクライが後続を引き連れてスッと先頭に。並びかけようとするレッドアヴァンセ、その内からエアスピネルやペルシアンナイトが伸び坂を駆け上がる。しかし、ロジクライの伸びは衰えず最後までリードを守り切って重賞2勝目のV。大外から追い込んだワントゥワンが粘るレッドアヴァンセをハナ差抑えて2着に入線。C.ルメール騎手は先週のディアドラ、アーモンドアイに続き重賞の騎乗機会3連続勝利を飾った。
 

勝ち馬ロジクライ

 
ロジクライ

ロジクライ

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ドリームモーメント
母父:Machiavellian
所属:須貝尚介厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:久米田正明

通算成績:13戦5勝(5-2-2-4)
主な戦績:富士ステークス、シンザン記念など
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実に2016年シンザン記念以来となる約2年9ヶ月ぶりの重賞勝利となったロジクライ。骨折休養を経ても馬がへこたれずレースを重ねる毎に地力強化されている点は、まさにハーツクライ産駒の成長力の証だろう。スタート良し、道中折り合い欠かさず直線も最後まで脚を使える安定感はお見事。脚質とC.ルメール騎手との手がピタリと合い、GⅠ馬以下を完勝する強さでマイルチャンピオンシップへ堂々と駒を進める事となる。今回のパフォーマンスを維持出来る様なら、本番でも好勝負は可能だろう。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎エアスピネル
◯ロジクライ
▲ワントゥワン
ペルシアンナイト
△レッドアヴァンセ
ジャンダルム
×ハクサンルドルフ
マルターズアポジー
ハッピーグリン
ウインブライト
デンコウアンジュ
ヒーズインラブ
ヤングマンパワー
クルーガー
 

馬連:想定9点:◯勝利、三連単:想定240点:△的中

 
本命対抗は、エアスピネル、ロジクライ、ワントゥワンの3頭から。ペルシアンナイトを単穴に。単勝10倍未満を連下、単勝100倍未満を紐が理想の想定だっただろう。メンバーそろっていたので3着は手広く想定するべきだったので結果トリガミでもこの範囲を想定しておくべきであった。
 

全着順結果

 

RR:109.0 ※想定RR:109.3

 
                   
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 大川 河本 浜野 道永 単勝オッズ
1 8 ロジクライ 56.0 Cルメ 112.0 1:31.7 4.5
2 11 ワントゥワン 54.0 Jモレ 107.7 2 6.9
3 14 レッドアヴァンセ 54.0 北村友 107.1 ハナ × 6.8
4 6 エアスピネル 57.0 福永 113.1 1/2 4.1
5 13 ペルシアンナイト 59.0 Mデム 113.9 3/4 6.3
6 9 ハクサンルドルフ 56.0 戸崎 107.0 1/2 × × 28.1
7 17 ヒーズインラブ 57.0 藤岡康 106.8 1/2 × 69.4
7 18 ジャンダルム 54.0 武豊 106.5 同着 7.3
9 12 クルーガー 57.0 石川 107.2 クビ × × 84.6
10 4 ウインブライト 58.0 松岡 108.4 クビ 53.1
11 16 [地]ハッピーグリン 54.0 内田 ----- 1.1/4 37.8
12 1 [地]ガリバルディ 56.0 御神本 103.8 クビ 354.7
13 5 ゴールドサーベラス 56.0 柴山 102.6 ハナ 227.5
14 15 マルターズアポジー 56.0 柴田善 104.6 クビ 37.5
15 10 ヤングマンパワー 56.0 武藤 106.3 1.1/4 × 83.1
16 3 デンコウアンジュ 54.0 蛯名 103.5 クビ 54.9
17 2 ストーミーシー 56.0 大野 102.6 1.3/4 134.8
18 7 ウインガニオン 56.0 酒井 101.9 3 117.8


 

危険な人気馬結果 ジャンダルム→7着(10人気)

 
武豊騎手のコメントにもある様に、休み明けと古馬初対戦で7着が精一杯といった感じのジャンダルム。現状の力関係を考えるとこんなものだろう。ひと叩きされて走りが上がって来ればもう少し良い戦い方が出来るとは思うが、それでも一線級相手に勝ち負けとなると少々厳しいか。
 

穴馬予想結果 クルーガー→9着(14人気)

 
積極的なレース運びで一瞬『オッ』と思わせるレース運びを見せたクルーガー。とは言え、年齢的なものもあり最後は力尽きての9着となった。全盛期に比べるとやや衰えは感じるものの、小回りで展開が紛れた時はもう少し上位に食い込めるのではないだろうか。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑥⑱-④⑧⑪⑬⑭⑰ 不的中
単勝 8 450円 枠連 4-6 1,140円
複勝 8 160円 ワイド 8-11 440円
11 200円 8-14 520円
14 190円 11-14 730円
馬連 8-11 1,110円 馬単 8→11 1,880円
三連複 8-11-14 2,620円 三連単 8→11→14 9,650円


 

編集部の回顧

 
結果楽に先行したロジクライに完勝されたが本命対抗単穴はこれで良かった。ジャンダルムの連下は余計だったなと。レッドアヴァンセの評価は甘かった。それでも大筋で予想としては問題なかっただろう。(大川)
 
◎ジャンダルム…スタートは良かったが、休み明け、久々のマイルに戸惑ったのか、最後は伸び切れず。斤量、距離適性を活かしてほしかったが次走の変わり身に期待。○ロジクライ…先行し上がり33秒台では後方待機組も届きませんね。速い時計で勝てたのは大きく、次走のマイルチャンピオンではチャンスがありそうですね。ただ鞍上が誰が乗るかが重要だと思います。△ワントゥワン、レッドアヴァンセ…レース展開が見事にハマりましたね。マイル界は牝馬の活躍が期待できそうですね。(河本)
 
〇ロジクライが強い競馬をしてくれました。差し決着の中で先行抜け出し、時計も速く本格化と言ってもいいのではないでしょうか。後はG1の定量戦になったときにどうか、ということですね。無印にしたペルシアンナイトが飛んでくれて、印をつけた馬が上位4頭を占めてくれたのは良かったのですが、7着のジャンダルムに◎はイマイチでした。レコードに0.4秒の時計勝負でこの大外枠は苦しかったですね。伸びそうで伸びあぐねてしまいました。休み明けでもありましたし、次走がG1でなければもう一度狙ってみたいですね。(浜野)
 
本命ワントゥワンの最後の差し脚のみ予想通り。なんとか2着で馬連は確保。勝ったロジクライは前目にすっと付けたレース運びから手応えまで完璧だった。全く三連の軸からは度外視していただけに対抗、単穴も沈み今回はお手上げです。(道永)
 

富士ステークス2018の予想

 

◎ジャンダルム

 
ジャンダルム

ジャンダルム

牡馬

父馬:Kitten's Joy
母馬:Believe
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:North Hills Co. Limited(米)
馬主:ノースヒルズ

通算成績:6戦2勝(2-1-1-2)
主な戦績:ホープフルステークス2着など
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快速牝馬ビリーヴの仔、ジャンダルム。春のクラシック戦線は記念参戦的な位置づけだったが、本来の距離適性はマイル以下。秋になってようやくパフォーマンスを最大限発揮出来るフィールドに駒を進めて来た。武豊騎手が継続騎乗、初のGⅠタイトル獲得へ人馬一体となり先ずは古馬撃破に挑む。
 

○エアスピネル

 
エアスピネル

エアスピネル

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:エアメサイア
母父:サンデーサイレンス
所属:笹田和秀厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:ラッキーフィールド

通算成績:16戦4勝 (4-3-4-5)
主な戦績:マイルチャンピオンシップ2着、朝日杯フューチュリティステークス2着など
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マイラーズカップ以来となるエアスピネル。安田記念は無念の回避となったが、マイルチャンピオンシップに向けて昨年も制した富士ステークスは負けられないところ。主戦だった武豊騎手に代わり、今回から福永祐一騎手との初コンビ。スタートに定評のある鞍上を迎え、先行抜け出しの王道競馬に磨きがかかるだろう。
 

▲ペルシアンナイト

 
ペルシアンナイト

ペルシアンナイト

牡馬

父馬:ハービンジャー
母馬:オリエントチャーム
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:追分ファーム
馬主:G1レーシング

通算成績:12戦4勝(4-3-1-4)
主な戦績:マイルチャンピオンシップなど
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安田記念は直線何度も詰まって競馬にならなかったペルシアンナイト。マイル路線では現役でもトップクラスの実力馬で、普通に走れば上位争いは確実の1頭だ。とは言え、今回は休み明けで斤量も59kgとやや分が悪い要素も。勝ち切れればマイルチャンピオンシップ連覇も見えて来る。
 

▲ロジクライ

 
ロジクライ

ロジクライ

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ドリームモーメント
母父:Machiavellian
所属:須貝尚介厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:久米田正明

通算成績:12戦4勝(4-2-2-4)
主な戦績:シンザン記念など
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安定感では指折りの存在と言えるロジクライ。今年に入って、とんでもない高速決着となったマイラーズカップ以外は全て3着以内ととにかく相手なりの走り。エアスピネル同様に先行抜け出しから粘り切るスタイルがこのメンバーでどこまで通用するか見ものである。鞍上は絶好調のC.ルメール騎手。
 

▲ワントゥワン

 
ワントゥワン

ワントゥワン

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ワンカラット
母父:ファルブラヴ
所属:藤岡健一厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:青山洋一

通算成績:24戦5勝(5-7-2-10)
主な戦績:関屋記念2着など
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関屋記念、京成杯オータムハンデキャップ連続2着のワントゥワン。牝馬ながら瞬発力はこのメンバーに入ってもトプクラスの持ち主。良馬場でキレ味勝負になれば台頭するチャンスは大いに有り。鞍上は注目のJ.モレイラ騎手で騎手免許落第の鬱憤をここで晴らせるか。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:109.3

 
ペルシアンナイト、ウインブライトあたりが地力上位も斤量も背負っているのでエアスピネル、ロジクライあたりを評価しつつも下位馬まであまり差がないので荒れ含みで馬券構成もありだろう。
 
 
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 大川 河本 浜野 道永 予想オッズ
1 ガリバルディ 56.0 御神本 103.9 459.3
2 ストーミーシー 56.0 大野 103.9 213.0
3 デンコウアンジュ 54.0 蛯名 104.6 54.1
4 ウインブライト 58.0 松岡 108.5 41.9
5 ゴールドサーベラス 56.0 柴山 103.8 426.0
6 エアスピネル 57.0 福永 113.2 3.0
7 ウインガニオン 56.0 酒井 104.3 134.8
8 ロジクライ 56.0 Cルメ 109.5 5.8
9 ハクサンルドルフ 56.0 戸崎 107.0 × × 40.9
10 ヤングマンパワー 56.0 武藤 107.4 × 122.0
11 ワントゥワン 54.0 Jモレ 106.4 6.9
12 クルーガー 57.0 石川 107.3 × × 74.6
13 ペルシアンナイト 59.0 Mデム 114.9 3.6
14 レッドアヴァンセ 54.0 北村友 106.9 × 10.5
15 マルターズアポジー 56.0 柴田善 105.7 75.9
16 [地]ハッピーグリン 54.0 内田 ----- 65.6
17 ヒーズインラブ 57.0 藤岡康 106.7 × 89.3
18 ジャンダルム 54.0 武豊 106.7 5.4


 

危険な人気馬 ジャンダルム(想定3番人気)

 
3歳世代のレベルの高さから考えても通用する可能性は高いが、今回は休み明けの大外枠。人気が無ければ狙って行きたい1頭だが、逆に人気を集めているのなら消して馬券的妙味を増やしたいところ。あっさり負ける事も想定しておきたい。
 

穴馬予想 クルーガー(想定11番人気)

 
実績的にはここでも上位の存在と言えるクルーガー。昨年の同レース3着でその後マイルチャンピオンシップでも0秒3差の7着。年明けからの2戦は精彩を欠いているが、穴を開けるなら休み明けの一発があるここだろう。鉄砲がけの実績もあり要注意。
 

編集部の見解

 
本命はエアスピネル。斤量せおってないし地力高いのでここは迷わず。対抗はワントゥワン。末脚はここでも通用するだろうしモレイラとくれば対抗まであり。デムーロ、ルメールのペルシアンナイトとロジクライは地力もあるし斤量背負ってても単穴まで。ウインブライトは上のレベルでやってるので通用するだろうが斤量分、連下までに。ジャンダルムは距離あわせてきたがそもそもの地力が上位とは差があるとおもうのでこの斤量でも念には念をでぎり連下まで。(大川)
 
◎ジャンダルム…春のクラシックでは、距離に泣いてしまったが適距離では巻き返しが期待できる。このレース、3歳馬は活躍しており、休み明けであるが調教の動きも順調。マイル界の新星として期待したい。○ロジクライ…近走なかなか勝てずにはいるが、勝ち馬と僅差であれば、勝ち鞍のある東京ならチャンスあり。鞍上ルメール騎手も頼もしい。調教の動きも申し分ない。▲ペルシアンナイト、エアスピネル…実績では抜けている両頭であるが、前者はトップハンデ59㎏で休み明けで印を抑えとする。後者は重賞ではあと一歩と歯がゆい競馬が続いており、休み明けの成績はまずまずのため印を抑えとした。以下、ワントゥワン、レッドアヴァンセ、ハクサンルドルフはレース展開によっては上位進出も考えられるため印を抑えた。(河本)
 
◎ジャンダルムは血統的にみてもクラシック路線は明らかに距離が長かったですよね。2戦2勝で適距離のマイルに変わって見直しです。強い3歳馬で54kgというのも魅力です。〇ロジクライは東京で時計勝負になっても大丈夫。今の東京の馬場を踏まえると先行できるのも強みです。去年の勝ち馬で去年と同斤量で走れる▲エアスピネルも当然上位争いできるとみています。マイル適性が高く先行もできる△レッドアヴァンセとモレイラ騎手の△ワントゥワンまでおさえます。(浜野)
 
差し馬が揃った富士ステークス。用意ドンの切れ味合戦と予想。◎ワントゥワンは牡馬に混じっても終いの鋭さは一級品。開く長い東京ならここでも頭まで充分にある。○ジャンダルムは元々マイルぐらいと見られていた馬。外枠が気がかりだが、好意からうまく抜け出したら面白い。▲ペルシアンナイトはマイルチャンピオンシップ連覇に向けている分、8割程度を想定で単穴に下げた。(道永)

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