当サイトの恒例記事となっております重馬場適性診断。その記事で◎に推した馬が人気薄で快勝するなど一応の結果を示した通り、GⅠクラスになると実力が均衡している為に各馬の適性ファクターが着順に大きく影響して参ります。特に宝塚記念は開催時期が梅雨時期でその傾向は顕著。そうでなくとも、馬場自体が荒れ気味ですので重馬場適性=パワータイプの馬が活躍しやすいのは周知の事実かと。
今週末も週間天気予報の欄に土曜日が雨。という事で少し気が早いかもしれませんが、前回と同じ形式で有力馬たちの中から道悪巧者を抽出して行きたいと思います。ちなみに、あくまでも予報ですので晴れに変わった場合はご容赦下さいませ。
今週末も週間天気予報の欄に土曜日が雨。という事で少し気が早いかもしれませんが、前回と同じ形式で有力馬たちの中から道悪巧者を抽出して行きたいと思います。ちなみに、あくまでも予報ですので晴れに変わった場合はご容赦下さいませ。
宝塚記念記念の上位人気順から(想定)
1番人気 サトノダイヤモンド 重馬場適性△
稍重~不良馬場での戦績 5戦2勝(2-0-1-2)
適正という点で1番厄介なのがサトノダイヤモンド。一応、実績的には2勝をあげているがそれは新馬からの2戦。つまり、他馬とは能力差が有り過ぎた故の勝利なだけに実際の所は不明瞭な部分が多い。実際、昨年のヨーロッパ遠征で行われた重馬場の2レースは全く良い所が無かっただけに古馬の一流どころと戦うにはやはり良馬場のキレ勝負がベストな条件と言えるのではないだろうか。思えば母マルペンサも超高速馬場のアルゼンチン競馬出身である。
2番人気 ヴィブロス 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 2戦1勝(1-1-0-0)
キレが身上のヴィブロスだが、ピッチ走法で掻き込むフットワークは荒れ馬場も十分に対応。昨年のドバイターフはずっと雨が降りしきる天候の中で行われた重馬場開催、それを後方から一気の差し脚で制しているだけに適正は間違いなくあると見て良い。現在、5年連続でディープインパクト牝馬が馬券圏内に絡んでいる事実は見逃せないだろう。
3番人気 キセキ 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 1戦1勝(1-0-0-0)
昨年、不良馬場で開催された菊花賞を圧勝したキセキ。父ルーラーシップもそうだったが、下が緩くなってもパフォーマンスが落ちないのは今回の宝塚記念でも相当な武器と成り得る。とは言え、前走の日経賞でも見せた様に、鞍上が制御出来ない位に馬が暴走モードへ入っている危険性が高い。そこを判断するには当日のパドックを見てからでないと難しいのではないだろうか。デムーロだけにハマれば頭まで。
4番人気 パフォーマプロミス 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 3戦1勝(1-1-0-1)
今年の出走メンバー中唯一のステイゴールド産駒のパフォーマプロミス。ドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップ、ナカヤマフェスタと近10年で同レース5勝をあげているのは既にご存知だろう。それだけ荒れ馬場に強く、非根幹距離での活躍が顕著。母父にブライアンズタイムが入っているのでタフな競馬も持って来いだ。想像以上に人気しているがそれだけ買い要素があるという事。
5番人気 ダンビュライト 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 4戦1勝(1-1-1-1)
不良馬場の新馬戦で見せたパフォーマンスが忘れられないダンビュライト。キセキと同じく父ルーラーシップ、そのDNAを色濃く受け継いでいるのは特にこちらか。キレるタイプではないだけに、早め抜け出しから持続的な脚で押し切る競馬が得意の同馬は下が悪くなればなる程に見せ場を作れそう。近走で負けたレースも基本的には自身の走りを見せていて、後は条件次第で台頭して来るだろう。
6番人気 サトノクラウン 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 7戦4勝(4-1-0-2)
典型的な道悪巧者のサトノクラウン。重賞勝ちのほとんどが稍重以上の重馬場で行われたレース、昨年の宝塚記念もまさに良い例で上がりがかかればかかる程に実力を発揮する。逆に超スローペースになったり上がり勝負に持ち込まれると全く上位争いにも加わらないピンかパーのタイプ。今回、石橋脩騎手が初騎乗となるが、上手く乗りこなせるかに注目が集まる。
7番人気 ワーザー 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 4戦2勝(2-1-1-0)
香港の年度代表馬にも輝いた事のあるワーザーが宝塚記念に参戦。実績が示す様に、重馬場は大得意の1頭だ。しかも、戦績が面白くGⅠレースでは14戦して4着以下が1度だけと大舞台に滅法強い。厩舎の仕上げ方がそうなのだろうが、まさに肝っ玉の座った競走馬という事だ。そういうタイプが遠征の初環境で走らなくなると思えず、色んなファクターが絡んで人気していないのならむしろ買い。
8番人気 ミッキーロケット 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 7戦1勝(1-3-0-4)
キャリア中33秒台の脚を一度しか使った事の無いミッキーロケット。逆を言えば上がりがかかる競馬には強く、ここ近走は余り成績が奮っていないもののサトノダイヤモンドにクビ差まで迫った事もある実力馬だ。前走の天皇賞春でも4着入線と復調の兆しは見せているだけに、決して軽く扱えない1頭。意外に阪神競馬場との相性も良く、内枠でスムーズに走れれば穴を開ける期待大。
9番人気 ストロングタイタン 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 2戦0勝(0-2-0-0)
鳴尾記念を好時計で快勝したストロングタイタン。元々の評価が高く、ようやくその実力に花が咲き上がり馬として怖い存在ではある。但し、重馬場で2着2回と走ってはいるが勝ち切れていない所を見るとこなせているイメージか。さすがにこのメンバーに入ると1枚格が落ちる印象で、余程の事が無い限り上位争いは難しいだろう。
10番人気 ゼーヴィント 重馬場適性△
稍重~不良馬場での戦績 1戦0勝(0-0-0-1)
骨折明けからの2走は芳しく無い走りのゼーヴィント。実力的にも足りないと考えて間違いないが、重馬場適性は正直未知数。1戦して着外だが、新馬戦時のものでこればかりは馬がまだ出来ていない時の成績だけに鵜呑みにして良いものか。仮に今は鬼の適性があった場合に、意外と先行から粘り込みを図れるタイプという考え方も出来る。意外性という意味では1番不気味かもしれない。
まとめ
以上、宝塚記念出走予定馬(上位10位まで)の重馬場適性診断でした。
何度も申し上げますが、あくまでこれらは筆者の個人的見解によるものです。断定した要素ではありませんので、その点は予めご了承下さい。
土曜だけの雨予報という事でその降雨量によっては降っていても良馬場状態という可能性も全然あります。なので、降っていた場合は当日の芝レースの流れや結果などを参考にして頂き、それぞれの感覚で馬場の判断をなさって下さい。それでは今週末も万馬券をゲットしましょう!!
何度も申し上げますが、あくまでこれらは筆者の個人的見解によるものです。断定した要素ではありませんので、その点は予めご了承下さい。
土曜だけの雨予報という事でその降雨量によっては降っていても良馬場状態という可能性も全然あります。なので、降っていた場合は当日の芝レースの流れや結果などを参考にして頂き、それぞれの感覚で馬場の判断をなさって下さい。それでは今週末も万馬券をゲットしましょう!!
父馬:ディープインパクト
母馬:マルペンサ
母父:Orpen
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:里見治
通算成績:14戦7勝(7-1-3-3)
主な戦績:菊花賞、有馬記念など