函館記念2019の結果

 

函館記念2019の動画

 
好スタートから1番人気マイスタイルがスッと楽にハナへ、番手にマイネルファンロン、3番手ドレッドノータス、ステイフーリッシュらの先行勢が前に行く展開。やや速めの流れから馬群も縦長の隊列となりレースは後半戦へ。手応え良くマイネルファンロンが先頭へ並びかけてそのままかわしつつ直線コースに入って行った。そこから一気に突き放すかに見えたが、残り100mでマイスタイルがもう一度盛り返し内から前に出きった所がゴールイン。実に13年ぶりとなる1番人気の勝利で重賞初制覇を飾った。3着には流れ込んだステイフーリッシュが入線。後方勢は全く競馬にならない1戦となった。
 

勝ち馬マイスタイル

 
マイスタイル

マイスタイル

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ファーストナイナー
母父:フォーティナイナー
所属:昆貢厩舎(栗東)
生産:猪野毛牧場
馬主:寺田千代乃

通算成績:21戦5勝(5-4-2-10)
主な戦績:函館記念など
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戦前の予想通りハナへ立ったマイスタイル。前半59秒8のラップも本馬にとっては平均よりやや遅めと言っても良いレベルのペースだった。番手のマイネルファンロンが早めに仕掛けて来るも、地力の差からゴール前ではきっちりと差し返して見事に初タイトルを獲得した。思い返せばダービーでもレイデオロらと接戦を繰り広げた実力馬。重賞を制覇するのが遅かったくらいだろう。今後は上のクラスでも、確立した自分のスタイルでしっかり勝負して行って欲しい。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎マイスタイル
〇レッドローゼス
▲ステイフーリッシュ
エアスピネル
△ポポカテペトル
ナイトオブナイツ
ドレッドノータス
メートルダール
マイネルファンロン
ゴールドギア
スズカデヴィアス
 

馬連:想定19点:〇勝利、三連単:想定360点:〇勝利

 
本命対抗単穴は単勝10倍未満、連下は単勝20倍未満が理想の想定だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:105.6 ※想定RR:107.2

 
                        
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 石川 道永 坂入 田中 単勝オッズ
1 4 マイスタイル 56.0 田中勝 108.1 1:59.6 5.0
2 6 マイネルファンロン 54.0 丹内 105.7 クビ 17.6
3 10 ステイフーリッシュ 57.5 中谷 110.0 1.3/4 6.4
4 5 ドレッドノータス 56.0 菱田 103.5 1.1/2 × × 12.7
5 2 アメリカズカップ 55.0 北村友 102.7 1.1/4 32.1
6 1 レッドローゼス 56.0 蛯名 104.0 1/2 5.4
7 8 メートルダール 57.0 武藤 106.3 2.1/2 × 17.5
8 14 ナイトオブナイツ 56.0 池添 102.9 ハナ × 12.6
9 13 アーバンキッド 54.0 横山武 97.4 3/4 67.6
10 9 ポポカテペトル 55.0 岩田康 102.0 クビ × 10.2
11 15 ゴールドギア 52.0 96.0 クビ 18.7
12 7 カルヴァリオ 54.0 吉田隼 97.0 ハナ 51.0
13 16 エアスピネル 58.0 福永 111.8 クビ 7.0
14 3 ブラックバゴ 55.0 斎藤 101.8 2.1/2 × × 41.2
15 11 マイネルサージュ 55.0 国分恭 100.7 クビ 124.7
16 12 スズカデヴィアス 57.5 勝浦 101.5 2 × × 18.9


 

危険な人気馬結果 レッドローゼス→6着(2番人気)

 
結果的に2番人気に落ち着いたレッドローゼス。内枠から先手を取れずやや後手後手での競馬となり万事休すの1戦となった。前残り決着ではさすがに道中モタツイてしまっただけでも命取りとなる。今回は人気云々のデータよりも、単純な力不足という点で惨敗を喫している。
 

穴馬予想結果 アメリカズカップ→5着(12番人気)

 
こちらも想定外という結果。雨が降りしきり道悪馬場を想定しての穴馬でアメリカズカップを挙げたのだが、当日は普通に晴れ間が広がり良馬場開催となった。それでも馬自身の地力もある方で、普通に回って来て5着と人気以上に善戦している。そういう意味では雨ならもっとやれていたに違いない。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ①⑩-②④⑤⑥⑧⑨⑭⑮⑯ 不的中
単勝 4 500円 枠連 2-3 1,550円
複勝 4 200円 ワイド 4-6 1,250円
6 440円 4-10 820円
10 230円 6-10 2,040円
馬連 4-6 3,870円 馬単 4→6 6,480円
三連複 4-6-10 10,240円 三連単 4→6→10 52,140円


 

編集部の回顧

 
勝ち馬マイスタイルについて、前走を叩いて状態はとても良かったように感じる。今レースは展開がこの馬に向き、最後の直線では一度抜かれたが差し返す強い内容。1600メートルも大丈夫だが、2000メートルのこの形が1番強いように感じる。今後も枠や相手関係に注意しながら狙っていきたい馬である。2着馬マイネルファンロンについて、勝ち馬と同じで展開はとても向いた。前走は忙しく感じたので今回の距離延長は非常に良かったであろう。今回のレースは前走叩いた効果もあり非常に気配よく感じたので、また状態の確認はしっかりとしていく必要があるだろう。展開が向いた点もあるので、次走急激に人気が上がるのであれば上記の点は注意が必要か。3着馬ステイフーリッシュについて、2000メートルでは堅実でG1以外は大きく崩れることはなく、今回はハンデがきつく思っていたがいい内容の競馬であり能力の高さを再確認させられた。直線でジリジリとしか伸びてこないので勝ち切るまでがどうかだがレース内容は安定していて良い。今回のレースでは1番内容の良い競馬をしていたと感じるので次走も注目していきたい。(石川)
 
前で進めれば面白いと思っていた本命ポポカトペトルはスタートからしくじり、ジ・エンド。距離短縮分の行き脚の心配はあったがそれが悪い方に出てしまった。対象的に対抗マイスタイルはまさに名前通りの逃げの競馬をして、マイネルファンロンの追撃を振り切り久々の勝利。そのファンロンは頭になかった。矢作なら人気のない方とステイフーリッシュも切っていた今回は完敗。(道永)
 
混戦を制したのはマイスタイルだった。今回はスタートを決めマイペースで逃げて、マイネルファンロンをクビ差でしのいだ。休み明けを叩かれ馬体も絞れていたのも勝因の一つだろう。終わってみれば、1〜4着までは4コーナー4番手以内にいた馬で決まり完全に前残りの競馬だった。(坂入)
 
1番人気鬼門のレースではあったが、ベストな条件でベストな展開からレースを進めたマイスタイルが地力でそのハードルをクリアした。前残りとは言えペースは決してスローではなく、自身のスタイルを崩さなかった事で得られた初タイトルだったろう。2~3着はやはりこういったハンデの多頭数で力を発揮するステイゴールド産駒。(田中)
 

函館記念2019の予想

 

◎ステイフーリッシュ

 
ステイフーリッシュ

ステイフーリッシュ

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:カウアイレーン
母父:キングカメハメハ
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:社台レースホース

通算成績:11戦2勝(2-2-3-4)
主な戦績:京都新聞杯など
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昨年末から5戦、GⅠ以外の重賞では全て3着以内に食い込んでいるステイフーリッシュ。勝ち味に遅いものの、安定感のある先行力としぶとさでしっかりと結果を残している点は評価したい。洋芝に変わりタフさが要求される条件は本馬にとって申し分ないだろう。斤量は背負わされているが、こういった混戦時にこそステイゴールドの血が活きて来ると見込んでの本命。
 

○レッドローゼス

 
レッドローゼス

レッドローゼス

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:リヴィアローズ
母父:Gallileo
所属:国枝栄厩舎(美浦)
生産:坂東牧場
馬主:東京ホースレーシング

通算成績:21戦6勝(6-6-5-4)
主な戦績:福島民報杯など
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ジワジワと頭角を現し、いつの間にかオープンクラスを勝てるまでに至ったレッドローゼス。とは言え、デビュー時からどのクラスでも掲示板を外れる様な大敗は無く、相手なりに走れるタイプでもある。器用さがありどんな競馬にも対応できるという意味では軸に相応しいタイプか。こちらもステイフーリッシュ同様にステイゴールド産駒で、条件が悪化すればする程に力を発揮してくれるだろう。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:107.2

 
地力的にはエアスピネル中心もハンデ戦で斤量と休み明けを考えるといきなりはどうか、続くステイフーリッシュもやはり斤量はそれなりに背負わされているので、なかなかの大混戦。クレッシェンドラヴが重賞通用した事を考えるとレッドローゼスはいきなりでも大丈夫だろう。ただ馬場予想も考えるとねらっていくべき1戦だろう。
 
     
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 石川 道永 坂入 田中 予想オッズ
1 レッドローゼス 56.0 蛯名 109.0 4.4
2 アメリカズカップ 55.0 北村友 101.5 48.9
3 ブラックバゴ 55.0 斎藤 105.2 × × 40.4
4 マイスタイル 56.0 田中勝 106.8 5.6
5 ドレッドノータス 56.0 菱田 97.0 × × 31.0
6 マイネルファンロン 54.0 丹内 97.5 34.8
7 カルヴァリオ 54.0 吉田隼 96.5 102.3
8 メートルダール 57.0 武藤 106.4 × 18.9
9 ポポカテペトル 55.0 岩田康 102.4 × 12.0
10 ステイフーリッシュ 57.5 中谷 108.8 4.5
11 マイネルサージュ 55.0 国分恭 101.1 89.3
12 スズカデヴィアス 57.5 勝浦 103.7 × × 22.6
13 アーバンキッド 54.0 横山武 97.8 58.7
14 ナイトオブナイツ 56.0 池添 105.0 × 10.9
15 ゴールドギア 52.0 98.0 17.2
16 エアスピネル 58.0 福永 113.0 6.1


 

危険な人気馬 レッドローゼス(想定1人気)

 
恐らく上位人気が割れる事から暫定でレッドローゼスを仮候補に挙げておく。1番人気が12年連続で敗退している鬼門のレースである函館記念。直前までオッズを確認しながら、単勝で最も支持されている馬は無条件で飛ばしても良い程のデータだろう。得てして、こういった事を取り上げた途端に絡んで来るというのが定石のパターンでもあるが。
 

穴馬予想 アメリカズカップ(想定13人気)

 
週末までずっと雨模様の函館競馬場。馬場が悪化すればアメリカズカップにとっては最高の舞台に早変わりする。重馬場のきさらぎ賞、不良馬場のカシオペアステークスと道悪になればなる程にパフォーマンスが上がるタイプで、洋芝という要素も加わればかなりのストロングポイントが完成するだろう。
 

編集部の見解

 
本命はマイネルファンロン、前走は前にいった馬には厳しいペース。今回距離延長になるのはプラスに感じるし、血統の面、ハンデともにベスト。追い切りの動きを見る限り前走を叩いて状態はかなり良くなっていると感じるし、メンバーをみても今回は前走よりも楽に運べると思うのでその点も良し。この馬のリズムでいけたら大いに期待ができるだろう。対抗はレッドローゼス、前走のパフォーマンスが良い。能力は高く、初めての重賞チャレンジになるが期待はもてるであろう。斤量56キロと少し見込まれた感じはあるが、追い切りの動きを見る限りでは状態は良く、ここを目標にしっかりと仕上げられている様に感じる。期待がもてるであろう。▲はマイスタイル、前走は太め残りと前をいく馬には厳しいペースと敗因はしっかりしたものがある。前走を叩いて状態は上がっていると思うし、ここは巻き返しがきくであろう。(石川)
 
夏のハンデらしく一人気不振がお決まりの荒れレース。堅く収まるとは思えないので思い切って穴にベクトルを。◎ポポカテペトルから入る。勝馬が多い目黒記念からのローテ、有利な先行を活かせれば面白い。洋芝が未知だがディープ産駒らしからぬ脚のこの馬ならこなしてくれるはず。同じく前で競馬する○マイスタイルが対抗。前走は不利もあり余力がありそう。面白い事にこの馬は一戦毎に圏内→着外→圏内と走っているので、着外の前走から今回は狙い目。▲レッドローゼスが単穴。上がり馬筆頭で夏は勢いも大事。函館は未知だが札幌をこなせるから大丈夫だろう。先日亡くなったタンタアレグリアと同じ海老名×国枝のコンビの強い気持ちも背負っている。(道永)
 
混戦なレースとなりそうな今年の函館記念。本命はステイフーリッシュ。G2、G3ならば力上位。57.5キロだが出来はいいのでそれほど悲観する事はないだろう。対抗は非常に悩んだ末、休み明けだがレッドローゼス。このところ堅実でとにかく1800〜2000mがベストな馬。前走のような競馬ができれば面白い。3番手以下は大混戦。(坂入)
 
荒れるとは思っていても、これといった穴馬が思い当たらない以上はデータ的に2~3番人気を推奨するしかあるまい。とは言えこれも暫定的であり、個人的に好きなステイゴールド産駒のレッドローゼス、ステイフーリッシュを上位に挙げておく。エアスピネルは諸々条件が悪過ぎる上に大外、さすがに強くは推せない。雨が振り続ければアメリカズカップの一発はあってもおかしくないだろう。(田中)

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