函館スプリントステークス2019の結果

 

函館スプリントステークス2019の動画

 

レース回顧

 
異例の事態により除外馬が6頭出て7頭立てで行われた1戦。スタートから前を意識して取りに行ったカイザーメランジェが先頭へ。2番手にアスターペガサス、3番手以降に1番人気のタワーオブロンドンが追走するという意外な展開となった。そのまま道中は膠着状態、前が比較的楽な流れで直線コースへ。手応えたっぷりのカイザーメランジェが後続に付け入る隙を与えず、あれよあれよという間に逃げ切って嬉しい重賞初勝利を飾った。鞍上の江田照男騎手も久々のタイトル獲得。タワーオブロンドンは58kgの影響もあり3着にあがるのが精一杯という結果となった。
 

勝ち馬カイザーメランジェ

 
カイザーメランジェ

カイザーメランジェ

牡馬

父馬:サクラオリオン
母馬:サクラジュレップ
母父:サクラプレジデント
所属:中野栄治厩舎(美浦)
生産:谷岡スタット
馬主:友水達也

通算成績:24戦5勝 (5-2-2-15)
主な戦績:函館スプリントステークスなど
via google imghp
 
祖父を除けばALLサクラブランドの渋い血統構成であるカイザーメランジェ。切れ味鋭い末脚を武器に、短距離戦線で着実に勝ち上がって来た1頭だが、今回の函館スプリントステークスではキャリア初となる逃げを打って見事な快逃劇を飾って見せた。江田照男騎手らしい味のある騎乗でアスターペガサス、タワーオブロンドンなどの重賞馬を撃破。しかも、最後はまだまだ余裕のある走りでもう1段階上のギアがありそうなイメージ。何より函館の洋芝が合っているのは間違いなく、今後も少し時計の掛かる馬場で積極的に狙って行きたい。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎ダノンスマッシュ
〇リナーテ
▲タワーオブロンドン
△アスターペガサス
ペイシャフェリシタ
ダイメイフジ
×カイザーメランジェ
サフランハート
ライトオンキュー
シュウジ
 

馬連:想定9点:×不的中、三連単:想定120点:×不的中

 
除外が多すぎて論外のレースだが本命対抗単穴は3頭でそれ以下はこの通りの想定が理想だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:95.5 ※想定RR:104.5

 
                   
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 石川 坂入 大川 今中 田中 単勝オッズ
1 10 カイザーメランジェ 56.0 江田 98.0 1:08.4 15.7
2 11 アスターペガサス 52.0 小崎 100.5 1.1/2 × × 3.9
3 13 タワーオブロンドン 58.0 Dレン 106.8 クビ 1.8
4 7 ダイメイフジ 56.0 松岡 102.1 1/2 × 7.4
5 2 ペイシャフェリシタ 54.0 岩田康 102.3 1.1/2 × 4.7
6 9 ユキノアイオロス 56.0 木幡初 99.0 2 73.8
7 1 サフランハート 56.0 勝浦 90.0 1.1/4 22.6
--- 3 シュウジ 57.0 秋山 --- 除外 × × ----
--- 4 ライトオンキュー 56.0 古川 --- 除外 × ----
--- 5 リナーテ 54.0 藤岡康 --- 除外 × ----
--- 6 ダノンスマッシュ 57.0 川田 --- 除外 ----
--- 8 トウショウピスト 56.0 横山和 --- 除外 ----
--- 12 タマモブリリアン 54.0 菱田 --- 除外 × ----


 

危険な人気馬結果 アスターペガサス→2着(2人気)

 
結果、少頭数からの前目を楽に取って流れに上手く乗ったアスターペガサス。そのまま逃げたカイザーメランジェを追い掛ける様にして2着に流れ込み、軽斤量込みでベストな騎乗だっただろう。多頭数で揉まれた場合の競馬を想定していただけに、ここは除外含めて度外視しておきたい。
 

穴馬予想結果 シュウジ→競走除外

 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑤⑥-②⑪⑬ 不的中
単勝 10 1,570円 枠連 7-7 1,890円
複勝 10 570円 ワイド 10-11 500円
11 210円 10-13 430円
-- --- 11-13 180円
馬連 10-11 1,910円 馬単 10→11 3,900円
三連複 10-11-13 1200円 三連単 10→11→13 14,460円


 

編集部の回顧

 
除外の影響で頭数も少なく、有力馬が除外になっていた為なんとも言えないレースになってしまった。勝ち馬カイザーメランジェは展開とペースがはまった形か。2着馬アスターペガサスは手応えが悪く思えたが馬場も悪い中よく2着を死守したと思う。やはり1200メートルなら高く評価できる。(石川)
 
大量取り消しとなり7頭立ての競馬には なったが、勝ったカイザーメランジェは強い競馬だった。開幕週ということで江田騎手は逃げてマイペースな運びで後続を完璧に封じた。アスターペガサスも前々で運んだがあと一歩だった。ただ古馬とやれる実力は示したか。(坂入)
 
このメンバーで楽をさせすぎたタワーオブロンドンがまさかの敗戦。正直除外多すぎて逆に反応しなかったのもあるかもしれない。正直これは重賞と呼べるのかというレースだった。(大川)
 
少頭数で難なく先頭に立てたカイザーメランジェが逃げ切り勝ち。函館のコースを活かした立ち回りだった。アスターペガサスは自分の競馬を出来なかったが、2着によく残った。(今中)
 
前代未聞のニュースで除外馬が続出、7頭立ての寂しい重賞となった1戦。得てして、こういった流れのレースでは7頭でも波乱が生まれて5番人気カイザーメランジェが勝利を飾った。よもや逃げを打つとは誰も思っておらず、意表を突いて最大限の能力を引き出した江田照男騎手の采配に拍手を送りたい。(田中)
 

函館スプリントステークス2019の予想

 

◎ダノンスマッシュ

 
ダノンスマッシュ

ダノンスマッシュ

牡馬

父馬:ロードカナロア
母馬:スピニングワイルドキャット
母父:ハードスパン
所属:安田隆行厩舎(栗東)
生産:ケイアイファーム
馬主:ダノックス

通算成績:12戦5勝 (5-2-0-5)
主な戦績:シルクロードステークスなど
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前走の高松宮記念では外枠や道中の不利、1番人気ならではのプレッシャーなどが重なり4着に敗退したダノンスマッシュ。とは言え、直線では一応の見せ場を作りしっかりと地力を見せたのはさすがのひと言だった。昨年の夏場に活躍のキッカケとなったこの函館スプリントステークスで仕切り直しの1戦と行きたい。鞍上にはリーディングをひた走る川田騎手を迎える。
 

○リナーテ

 
リナーテ

リナーテ

父馬:ステイゴールド
母馬:マルペンサ
母父:Orpen
所属:須貝尚介厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:16戦5勝(5-3-0-8)
主な戦績:京王杯スプリングカップ2着など
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今年に入って京都牝馬ステークス、京王杯スプリングカップで連続2着と気を吐く活躍を見せているリナーテ。特に前走の京王杯スプリングカップは勝ち馬タワーオブロンドンに迫る走りで、その他の強豪牡馬を負かし堂々の牝馬最先着。ステイゴールド産駒らしい成長曲線のピーク上にいる馬で、北海道シリーズもお手の物。ハマれば上位を切り裂く末脚は持っていよう。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:104.5

 
ダノンスマッシュ、タワーオブロンドン、リナーテ、アスターペガサスあたりから手広く行く感じでいいだろう。
 
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 石川 坂入 大川 今中 田中 予想オッズ
1 サフランハート 56.0 勝浦 90.0 86.6
2 ペイシャフェリシタ 54.0 岩田康 103.4 × 28.4
3 シュウジ 57.0 秋山 104.0 × × × 25.6
4 ライトオンキュー 56.0 古川 100.0 × 14.9
5 リナーテ 54.0 藤岡康 106.3 ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ ⚪︎ × 8.9
6 ダノンスマッシュ 57.0 川田 108.7 2.1
7 ダイメイフジ 56.0 松岡 102.1 × 22.1
8 トウショウピスト 56.0 横山和 97.1 73.1
9 ユキノアイオロス 56.0 木幡初 99.5 174.5
10 カイザーメランジェ 56.0 江田 92.0 59.6
11 アスターペガサス 52.0 小崎 103.0 ⚪︎ × × 7.3
12 タマモブリリアン 54.0 菱田 100.4 × 52.2
13 タワーオブロンドン 58.0 Dレン 108.0 ⚪︎ 3.6


 

危険な人気馬 アスターペガサス(想定3人気)

 
上位2頭が飛ぶイメージも湧かず、軽斤量とは言いながらも一番馬券圏外に消えそうなのはアスターペガサスだろう。古馬との初対戦しかり、展開が向かなければ後方ままという結果も想像しやすい。何より重賞を勝ったパートナーとは言え、小崎騎手の存在が頼りない。
 

穴馬予想 シュウジ(想定7人気)

 
3走前の千葉ステークスでダート路線に転向、安定した走りで活躍中のシュウジ。今回はまた芝のレースに矛先を変え、馬自身の目線を変えて好走を狙うスタイルで臨む。実際に走る気が前に向いているのは確か、ここですんなり先手を取れる様ならGⅡ勝ちの実績が黙っていない。
 

編集部の見解

 
本命はダノンスマッシュ、前走は外枠が厳しかったのと、前半で前を少し追いかけすぎた分終いが甘くなった印象。力負けではなく、能力はこの中でも抜けている。函館の芝にも対応可能であると思うしこのメンバー相手なら負けられないだろう。対抗はリナーテ、近走の安定感がとても良い。前走は強い競馬でタイムも優秀。函館の1200メートルで勝っている実績があるのも良い。今充実していると感じるし、本命馬を負かすとしたらこの馬というところだろう。(石川)
 
いよいよ開幕の函館競馬。本命は休み明けでもダノンスマッシュ。前走は外枠が響いて4着だったが0.2差ならば悲観する事はない。鞍上を川田騎手にスイッチし必勝体勢か。対抗はアスターペガサス。函館は新馬、重賞と2勝と相性抜群。1200mがベストで斤量差生かしどういう競馬をするか。3番手以下は混戦。(坂入)
 
本命はタワーオブロンドン。本来スプリントで見てみたかった馬。ようやく見れる。対応はリナーテ、斤量込みで前走でやれる事は確認した。あとは単穴にダノンスマッシュ。この3頭と比べると斤量楽でもアスターペガサスは見劣ると判断。(大川)
 
◎ダノンスマッシュ、ここでは実績も能力も桁違い。鞍上も川田騎手になり不安要素無し。○リナーテ
安定した成績を残しており、コース実績もある。大崩れはしないだろう。△サフランハート、1200mでは好成績を残している。洋芝適性もある。面白い一頭。(今中)
 
ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンの実力が抜けているのは明白。いずれも洋芝が対応できるという点で行けば、多少の斤量差も関係なく捩じ伏せるだろう。勝ち負けを争うのはこの2頭で、後は3着の相手探しという1戦。(田中)

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