京都大賞典2019の結果

 

京都大賞典2019の動画

 

レース回顧

 
外からダンビュライトがスッと楽な形での単騎逃げ。他馬も早々に落ち着き、前半1000mが59秒7、2000m時点で119秒0とほぼ平均ペースでの展開となった1戦。開幕週という事もあり完全に前有利の流れとなり、直線でも逃げたダンビュライトが懸命の粘りで先頭を死守。その直後にいたドレッドノータスが最後の1Fで競り落とし前へ出ると、何とそのまま振り切って11番人気の低評価を覆す波乱の勝利を飾った。3着にシルヴァンシャーが入って、3連単は100万円オーバーの大万馬券を演出。人気のグローリーヴェイズ、エタリオウ、エアウィンザーは見せ場もなく敗退を喫している。
 

勝ち馬ドレッドノータス

 
ドレッドノータス

ドレッドノータス

牡馬

父馬:ハービンジャー
母馬:ディアデラノビア
母父:サンデーサイレンス
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:27戦6勝(6-1-5-15)
主な戦績:京都大賞典、京都2歳ステークスなど
via google imghp
 
前走丹頂ステークスから-12kg、厩舎も懇親の仕上げで臨んだ京都大賞典のドレッドノータス。所属の坂井瑠星騎手がまさに開幕週でのお手本と言える先行抜け出しの競馬でエスコートし、11番人気ながらもあっさり勝ち切る内容で重賞2勝目を飾った。タイトル獲得は2015年の京都2歳ステークス以来、実に4年ぶり。ソツのない走りで京都コースを知り尽くした人馬一体の勝利となった。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎エタリオウ
◯グローリーヴェイズ
▲エアウィンザー
△ノーブルマーズ
シルヴァンシャー
ダンビュライト
×ウラヌスチャーム
クリンチャー
アドマイヤジャスタ
パリンジェネシス
ドレッドノータス
 

馬連:想定9点:×不的中、三連単:想定135点:×不的中

 
本命対抗単穴は結果どうあれ人気通りで連下は単勝20倍未満、紐は単勝100倍未満が理想の想定だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:109.4 ※想定RR111.4

 
                             
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 石川 田中 坂入 道永 単勝オッズ
1 7 ドレッドノータス 56.0 坂井 107.2 2:23.5 90.7
2 14 ダンビュライト 57.0 松若 113.5 1.1/4 × 17.4
3 6 シルヴァンシャー 56.0 浜中 112.0 3/4 × 14.3
4 1 ノーブルマーズ 56.0 高倉 107.3 1.1/4 8.6
5 4 エタリオウ 56.0 横山典 114.0 1/2 5.3
6 16 グローリーヴェイズ 57.0 Mデム 113.0 1.1/4 2.0
7 10 ウラヌスチャーム 54.0 大野 106.8 クビ × 20.4
8 13 メートルダール 56.0 和田 106.3 1.1/2 × 153.5
9 3 クリンチャー 56.0 池添 109.1 1/2 41.6
10 8 パリンジェネシス 56.0 松山 100.0 1/2 44.9
11 5 チェスナットコート 56.0 岩田康 104.5アタマ 201.1
12 9 エアウィンザー 56.0 三浦 111.8 3.1/2 × 6.1
13 12 リッジマン 57.0 蛯名 100.3 クビ 288.0
14 15 レノヴァール 56.0 藤岡康 95.0 ハナ 101.7
15 11 アドマイヤジャスタ 53.0 北村友 97.0 1.1/4 44.1
16 2 アルバート 56.0 藤岡佑 105.5 4 × 149.2
---- 17 ウインテンダネス 56.0 菱田 ---- 中止 345.6


 

危険な人気馬結果 エアウィンザー→12着(3番人気)

 
鞍上のコメントを見る限り、やはり休み明けで適性外の舞台というのは走りに精彩を欠くには十分過ぎる要因だっただろう。多頭数で終始馬群に押し込まれるポジション、これまでの競馬が先行抜け出しか大外を一気に突き抜ける内容が主だっただけに、諸々敗退する理由が勢揃いの1戦だった。
 

穴馬予想結果 アドマイヤジャスタ→15着(9番人気)

 
+22kgで明らかに重め残りだったアドマイヤジャスタ。これでは軽斤量の恩恵も台無しの仕上がりで、結果能力で抜けていない本馬は見事にブービー着順の結果に。父ジャスタウェイとは裏腹に、産駒は基本的に2歳時点からの成長力に欠ける馬が多い様に思える。さすがにGⅠ2着馬がこの走りでは先が思いやられるだろう。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ④⑯-①⑥⑨⑩⑪⑭ 不的中
単勝 7 9,070円 枠連 4-7 13,280円
複勝 7 1,770円 ワイド 7-14 11,850円
14 500円 6-7 13,880円
6 450円 6-14 2,730円
馬連 7-14 53,720円 馬単 7→14 118,010円
三連複 6-7-14 234,720円 三連単 7→14→6 1,811,410円


 

編集部の回顧

 
勝ち馬ドレッドノータスについて、京都は得意にしている馬であり、開幕週の馬場を活かして鞍上も上手く乗った。展開がはまっている形だが今後も注意は必要。2着馬ダンビュライトについて、休み明けを考えると内容としては良い競馬。押し出されるかたちで先頭に立って難しい展開だったがしっかりと2着をキープしている面は非常に評価できる。3着馬シルヴァンシャーについて、前残りの展開をよく追い込んでいる。初重賞でこの内容の競馬なら上々。能力の高さは示してくれた。(石川)
 
グローリーヴェイズはともかく、エタリオウ、エアウィンザーに関しては危険な要素がプンプンしていたのでここは手広く積極的に狙って行っても良かったのかもしれない。しかしながら、いずれにせよドレッドノータスに印は回っていなかっただろう。思いの外、シルヴァンシャーの評価が高くなってさすがの良血馬という所を見せたが、次走で人気が集中する様ならそれはそれで嫌ってみたい印象。結果として、ダンビュライトの安定感はさすがだ。(田中)
 
今週の重賞の中では1番難しいレースだった。ドレッドノータスは馬体が絞れていたとはいえ勝ち切るとは恐れ入った。坂井騎手の好騎乗があったからだろう。次は本当の意味で試金石となる一戦か。2着のダンビュライトは開幕週の馬場を生かし逃げの手を打って競馬を作っだが最後はドレッドノータスに抜かれ惜しくも2着。ただ力は示してやはり京都外回りコースは相性がいいのだろう。(坂入)
 
ほぼ休み明け同士の勝負なので固いか大荒れかと思ったが残念ながら後者。ミドルで流れ、上がりの平均も遅くタフなレースになったのは否めないが、人気勢は尽く崩れ、終わってみれば11人気ドレッドノータスの勝利。今回は良い位置取りから抜け出しと長い脚で快勝。後ろの馬にはキツイ競馬だっただろう。逃げたダンビュライトは残り、後ろにいたシルヴァンシャーはその中でも良く脚を伸ばしての圏内。今後も楽しみな一頭。エタリオウはその中では能力は示しただろう。予想的には壊滅的な結果でした。(道永)
 

京都大賞典2019の予想

 

◎グローリーヴェイズ

 
グローリーヴェイズ

グローリーヴェイズ

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:メジロツボネ
母父:スウェプトオーヴァーボード
所属:尾関知人厩舎(美浦)
生産:レイクヴィラファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:8戦3勝(3-3-0-2)
主な戦績:日経新春杯、天皇賞春2着など
via google imghp
 
天皇賞春でフィエールマンと激闘を演じ、タイム差なしの2着に入線したグローリーヴェイズ。その後、長期休養明けを経て秋の初戦に日経新春杯を選択。鉄砲駆けは効くタイプで初戦からの走りには何ら不安もなく、この舞台も日経新春杯で勝利している事からコース適性も高い。エタリオウやエアウィンザーなどの上位人気と比べても安定感は抜けておりここは文句なしの本命候補。
 

○エタリオウ

 
エタリオウ

エタリオウ

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:ホットチャチャ
母父:Cactus Ridge
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:Gリビエール・レーシング

通算成績:12戦1勝(1-7-0-4)
主な戦績:菊花賞2着など
via google imghp
 
最強の1勝馬とも言うべきエタリオウ。今年の天皇賞春で4着、宝塚記念では9着と精彩を欠いた春シーズンだったが、元よりGⅡクラスなら実績的にやはり地力上位ではある。勝ち切れない部分はあるものの、どんな相手にも接戦を繰り返して来た内容は捨て置けまい。展開不問、キレもあるタイプでそこまで大崩れはしないだろう。出来れば前目の位置でポジションを取りに行っての競馬が理想か。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:111.4

 
グローリーヴェイズがこの距離でもどこまで強いのか注目で、エアウィンザーも逆にこの距離でどこまで通用するかそれぞれベストの距離ではないので注目。またエタリオウの復活もまだ期待できるのでダンビュライトあわせた4頭が他を離しているので中心だろう。
 
        
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 石川 田中 坂入 道永 予想オッズ
1 ノーブルマーズ 56.0 高倉 107.2 17.2
2 アルバート 56.0 藤岡佑 109.9 × 77.6
3 クリンチャー 56.0 池添 110.2 33.5
4 エタリオウ 56.0 横山典 114.0 3.4
5 チェスナットコート 56.0 岩田康 104.6 87.5
6 シルヴァンシャー 56.0 浜中 97.0 × 13.0
7 ドレッドノータス 56.0 坂井 95.0 116.2
8 パリンジェネシス 56.0 松山 94.0 109.4
9 エアウィンザー 56.0 三浦 115.3 × 5.4
10 ウラヌスチャーム 54.0 大野 106.8 × 24.9
11 アドマイヤジャスタ 53.0 北村友 100.0 26.9
12 リッジマン 57.0 蛯名 101.7 136.9
13 メートルダール 56.0 和田 106.3 × 51.0
14 ダンビュライト 56.0 松若 113.5 × 6.8
15 レノヴァール 56.0 藤岡康 95.5 42.8
16 グローリーヴェイズ 57.0 Mデム 114.2 2.8
17 ウインテンダネス 56.0 菱田 103.6 152.1


 

危険な人気馬 エアウィンザー(想定3人気)

 
これまでの最長距離経験は2000mのエアウィンザー。それからいきなり強豪馬相手に400m延長で京都大賞典を戦い抜くのは条件的にやや厳しいイメージがする。超スローペースからのヨーイドン勝負なら問題ないが、タフな展開になれば距離適性が重要になって来るだけに競馬に不利な面が出て来るだろう。
 

穴馬予想 アドマイヤジャスタ(想定8人気)

 
春のクラシックシーズンは精彩を欠いたアドマイヤジャスタだが、腐ってもGⅠ2着馬。ホープフルステークスではサートゥルナーリアを苦しめた実績があるだけに、53kgの恩恵を上手く活かせればここでも上位争いは出来るだろう。北村友一騎手に乗り替わり、どういった競馬で立ち回るかに注目したい。
 

編集部の見解

 
本命はグローリーヴェイズ、追い切りの動きが良く、仕上がりはとても良く感じる。馬が本格化しているように思うし、前走の内容を考えてもここは実績上位。大きく期待したい。対抗はシルヴァンシャー、追い切りの動きが素晴らしい。久しぶりになるがとても仕上がりは良く思える。強い相手と戦ってきてしっかりと勝っている実績もあり、能力は高いので初めての重賞になるが期待がもてるであろう。▲はエアウィンザー、能力は高く、コース適性もあるが距離が課題であり、その点がどうでるか。(石川)
 
本命グローリーヴェイズ、対抗エタリオウは迷わずの推し。最後の直線はこの2頭のマッチアップとなる公算が高い。実績だけでピックアップすれば、次点の連下にはクリンチャーとダンビュライトだろう。後はヒモが少し荒れてウラヌスチャームやメートルダールが入ってくれれば万々歳というレースか。(田中)
 
本命はグローリーヴェイズ。日経新春杯を勝ち天皇賞春でも2着とここでは力上位。広いコースの外回りはこの馬にはうってつけ。勝ち負けだろう。対抗はダンビュライト。2400mは若干長い気もするが戦ってきた相手をみるとやはりここでは力が上か。調教も動いてるので仕上がりはいい。松若騎手は先週の悔しさを晴らしたいところ。3番手以下は混戦。(坂入)
 
今週の重賞で唯一多頭数のレース。それぞれをどうみるかが鍵のメンバー。◎グローリーヴェイズがここでは最も信頼出来る。同じ舞台で勝利したデムーロJに手綱が戻りより強固に。展開さえ荒れなければ圏内は固いだろう。◯エタリオウはデムーロJが離れたものの奇術師の横典J。稽古も良さそうだし、真面目に走らせられたら上位は狙える。▲シルヴァンシャーは去年のPOG指名。着々と勝ちやっとここまできた。微妙なアゼリ産駒の出世馬として勢いのままアッと言わせてくれたら面白い。(道永)

関連記事

関連タグ

著者