中山記念2019の結果

 

中山記念2019の動画

 

レース回顧

 
連闘で挑んだマルターズアポジーが内枠から果敢に逃げる展開、離れた番手にラッキーライラック、更に離れてエポカドーロ以下が縦長で並ぶレースとなった。想定内の前半58秒台のハイペース、4コーナーで後続が一気に差を詰め寄ろうとするも直線でもまだ前との差は残っていた。押し出されるようにして先頭に立ったラッキーライラックが粘り込みを図ると、ゴール前でそれをウインブライトが強襲。中山巧者の重要性をとくと証明して見せた1戦と言える。逆に、ディアドラやスワーヴリチャードは今回の流れが余り適してなかった様だ。
 

勝ち馬ウインブライト

 
ウインブライト

ウインブライト

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:サマーエタニティ
母父:アドマイヤコジーン
所属:畠山吉宏厩舎(美浦)
生産:コスモヴューファーム
馬主:ウイン

通算成績:17戦7勝(7-2-0-8)
主な戦績:中山記念、スプリングステークス、中山金杯など
via google imghp
 
内枠から絶好の形で前を見ながらのレース運びを見せたウインブライト。コース条件、ペース、追い出しのタイミング、競る相手など全てが噛み合いGⅠ馬5頭をまとめて負かす競馬で中山記念の連覇を達成。これで2017年から3年連続で重賞勝利という無事是名馬を地で行く1頭か。5歳になって尚まだ成長をし続ける、実にステイゴールド産駒らしい競走馬である。中山で中距離のGⅠタイトルがあればと思わせる程の巧者ぷり。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎ディアドラ
〇エポカドーロ
▲スワーヴリチャード
ステルヴィオ
△ウインブライト
ラッキーライラック
 

馬連:想定9点:×不的中、三連単:想定80点:×不的中

 
結果どうあれ本命対抗はディアドラ、エポカドーロで単穴は単勝6倍未満、連下は単勝10倍未満で紐なしが理想の想定だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:109.0 ※想定RR:111.3

 
                 
着順 馬番 出走馬 斤量騎手 評価タイム(着差) 本印 大川 坂入 田中 今中 単勝オッズ
1 1 ウインブライト 57.0 松岡 111.9 1:45.5 × 7.0
2 3 ラッキーライラック 53.0 石橋 110.2 クビ 8.6
3 7 ステルヴィオ 57.0 丸山 115.3 アタマ 4.6
4 10 スワーヴリチャード 58.0 Mデム 116.9 1.1/4 5.6
5 9 エポカドーロ 57.0 戸崎 114.0 アタマ 5.3
6 5 ディアドラ 54.0 Cルメ 111.6 2 2.6
7 2 マルターズアポジー 56.0 武士沢 104.4 1.1/2 × 51.1
8 8 [地]ハッピーグリン 55.0 Fミナ 100.0 クビ × × × 85.8
9 11 マイネルサージュ 56.0 津村 103.1 クビ 245.3
10 4 シベリアンスパーブ 56.0 田中勝 96.8 大差 480.8
11 6 トルークマクト 56.0 大野 93.5 8 516.2


 

危険な人気馬結果 ウインブライト→1着(5人気)

 
終わって見れば中山巧者をとことん見せつけたウインブライトが貫禄の勝利で中山記念連覇を達成。コースの得手不得手もあるが、それ以上にここに来て更に一段階成長した姿が見て取れた。決してフロックでも何でもない実力で勝ち取った勝利である。大阪杯でも面白い1頭だろう。
 

穴馬予想結果 ハッピーグリン→8着(8人気)

 
道中はハイペースで全くついて行けず、そのまま直線でもダラダラと脚を伸ばして8着に流れ込んだハッピーグリン。どちらかと言えば、溜めて溜めてビュッとキレるタイプだけにもう少しゆったりとした流れでヨーイドン勝負の方が良いのだろう。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ⑤⑩-①③⑦⑨ 不的中
単勝 1 700円 枠連 1-3 2,450円
複勝 1 190円 ワイド 1-3 720円
3 240円 1-7 420円
7 160円 3-7 710円
馬連 1-3 2,470円 馬単 1→3 4,670円
三連複 1-3-7 3,260円 三連単 1→3→7 22,810円


 

編集部の回顧

 
スタート直後、内の馬と外の馬で勢いが違っていたのでその時点で決着ついていた感じだったが、ラッキーライラックが果敢に先行して粘る強い競馬で、やっぱりアーモンドアイが強すぎるだけでラッキーライラックも強いんだなと改めて感じた。ガチンコ勝負になってしまってエポカドーロはあまり先行力がなくおいていかれていたのでそろそろ評価をさげるべきだと判断せざるを得ない結果だった。ディアドラは負けすぎで、なんだろう。ウインブライトは中山とかそういうのなくてもこれはとおもえる競馬だった。評価を見直す必要があるだろう。とはいえやはり中山というコースは能力測定コースとしての価値がないんだろうなとまたまた感じる結果ではあった。(大川)
 
中山巧者のウインブライトが勝った。内枠でロスなく運び最後直線ではラッキーライラックを捉え見事な勝利だった。ラッキーライラックも2番手で最後まで粘り復調気配次走も楽しみだ。ディアドラ、スワーヴリチャードは余裕残しの仕上げだったか。次は変わるだろう。(坂入)
 
ウインブライトの頭は勿論、ラッキーライラックが馬券に絡んで来るとは思いもよらず。ディアドラの連は固いと思っていたレース前の自分を戒めたい想いだ。それにしても、中山1800mというのは本当に特殊なコースなのだろう。期待したハッピーグリンは今ひとつの結果に終わっている。(田中)
 
いくら中山巧者とはいえ、このメンバー相手に勝つとは思わなかったウインブライト。松岡騎手も骨折してもこのレースに間に合わせた甲斐があったと思う。2着のラッキーライラックはペースが速く、前があれだけ崩れる中でクビ差の2着は、1番強い競馬だったと思う。このレースへの本気度が高い順で決まったようなレースだった。(今中)
 

中山記念2019の予想

 

◎ディアドラ

 
ディアドラ

ディアドラ

牝馬

父馬:ハービンジャー
母馬:ライツェント
母父:スペシャルウィーク
所属:橋田満厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:森田藤治

通算成績:20戦7勝(7-4-3-6)
主な戦績:秋華賞など
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ハービンジャー産駒の代表格となったディアドラ。昨年の活躍は特に目覚ましく、クイーンステークスと府中牝馬ステークスの走りには凄みすら感じさせられた。牡馬相手でも十分互角の戦いが出来る上、海外でも一流馬と渡り合える精神力はお見事の他ない。やや順調さを欠いているスワーヴリチャードより4kg軽い斤量差は決定的なものがあるだろう。
 

○スワーヴリチャード

 
スワーヴリチャード

スワーヴリチャード

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ピラミマ
母父:Unbridled's Song
所属:庄野靖志厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:NICKS

通算成績:13戦5勝(5-3-2-3)
主な戦績:大阪杯など
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昨年の大阪杯勝ち馬スワーヴリチャード。その時点では牡馬の現役最強と呼ばれ、順風満帆に秋の東京開催へ馳せ参じたが…ご存知の通り、天皇賞秋は大きな出遅れ。ジャパンカップはアーモンドアイに完敗と、不調極める結果に終わっている。有馬記念をパスし態勢を立て直して臨む今回の中山記念。58kgに相性の悪い中山コースと条件は良くないが、ここで勝ち負け出来なければ次のドバイシーマクラシックも危うい。希望的観測込みで対抗に推しておく。
 

▲エポカドーロ

 
エポカドーロ

エポカドーロ

牡馬

父馬:オルフェーヴル
母馬:ダイワパッション
母父:フォーティーナイナー
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:田上徹
馬主:ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン

通算成績:8戦3勝(3-2-1-2)
主な戦績:皐月賞など
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秋は神戸新聞杯で出遅れる不利、距離適性外の菊花賞へ挑戦といずれも不完全燃焼で終わっているエポカドーロ。古馬になり改めて中距離路線に駒を進めて来た訳だが、2000m以下なら余程の事が無い限り多崩れは考えられない。ディアドラ、スワーヴリチャードと共に若干の不器用さを抱えているだけに、上手く出し抜けが出来れば上位2頭を負かせるだけのシーンも大いに有り得るのではないだろうか。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:111.3

 
G1格4頭がいるのでこの4頭にウインブライトとラッキーライラックが馬券からめるかからめないかというラインだろう。ガチガチにしぼっていいだろう。
 
馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 本印 大川 坂入 田中 今中 予想オッズ
1 ウインブライト 57.0 松岡 111.7 × 4.5
2 マルターズアポジー 56.0 武士沢 104.5 × 169.6
3 ラッキーライラック 53.0 石橋 110.0 10.3
4 シベリアンスパーブ 56.0 田中勝 97.5 999.9
5 ディアドラ 54.0 Cルメ 112.7 3.0
6 トルークマクト 56.0 大野 94.6 999.9
7 ステルヴィオ 57.0 丸山 115.2 4.5
8 ハッピーグリン 55.0 Fミナ 100.0 × × × 67.5
9 エポカドーロ 57.0 戸崎 114.0 4.1
10 スワーヴリチャード 58.0 Mデム 118.0 4.7
11 マイネルサージュ 56.0 津村 104.1 328.7


 

危険な人気馬 ウインブライト(想定3人気)

 
幾ら中山巧者のウインブライトと言えども、さすがに5頭のGⅠホースには太刀打ち出来ないだろう。ある意味、ここで勝負が出来る様なら今後のGⅠ戦線でも期待を持てるが、キャラクター的に良くてGⅡまで。昨年のアエロリットが2着だった時は層が違い過ぎる。
 

穴馬予想 ハッピーグリン(想定7人気)

 
ジャパンカップでは最下位人気ながらも7着に好走し、当時のレコードとタイ記録で駆け抜けた地方の雄ハッピーグリン。地方と言えども生産は社台ファーム、ポテンシャル的には中央勢と何ら遜色ない1頭だろう。父ローエングリンは中山1800mの鬼で、代表産駒ロゴタイプも得意としていた舞台。血統的な適正は十分なだけに、ヒモ付けでやや荒れを期待したい。
 

編集部の見解

 
一番信用できるのはディアドラ。牡馬相手でもやれる歴代上位の牝馬と考えている。対抗は先行する前提でエポカドーロ。正直前々で決まるならこっち。こうなってくるとステルヴィオ、ウインブライトの地力だと1着はないと判断。(大川)
 
本命は昨年の勝ち馬ウインブライト。とにかく中山は合う。今回相手は一気に強化されたが他馬との斤量差を考えても勝ち負けだろう。相手はディアドラ。最大目標は次走のドバイで余裕残しの仕上げだが、良馬場なら直線確実に追い込んでくるだろう。以下、中山重賞勝ちがあるステルヴィオ、エポカドーロなどが続く。(坂入)
 
スワーヴリチャードを本命に推す。中山適正、58kgが嫌われて人気を落とす様なら尚更美味しい。昨年の大阪杯の様に少々強引な競馬をしても足りるだろう。対抗はディアドラ。負かすとすればこの馬か、今や牡馬に混じっても存在感のある強豪になって来た。唯一、マルターズアポジーが小倉大賞典の時の様に出遅れて単騎で楽逃げ出来た時に限り、エポカドーロが2等を振り切る可能性は否めないので単穴に。(田中)
 
◎スワーヴリチャード、GⅠと言われてもおかしくないメンバーが集結したが、その中でも本命はスワーヴリチャード。前走はとんでもないレコードが出たジャパンカップで3着、メンバーレベルはその時と遜色ないが、先着されたアーモンドアイやキセキに比べたら劣るだろう。調教を見ても前走のダメージは残ってないようなので、自分の走りが出来たらこの馬が先頭でゴールするだろう。○ラッキーライラック、休養明け4ヶ月振りのレースになるが、抜群の調教内容で順調に成長している事を示した。強いメンバー相手になるが、この馬もGⅠ馬。内枠に入れれば頭も有り得る。(今中)

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