中山牝馬ステークス2018の結果

 

中山牝馬ステークス2018の動画

 

レース回顧

 
大外枠から一気に先頭を奪ったカワキタエンカ。番手にエンジェルフェイス、そのインからフロンテアクイーンが続き後続も団子状態でレースは進む。前半61秒台の平均よりやや遅めのペースに持ち込んだカワキタエンカが、最後の直線でも二の脚を使い迫るフロンテアクイーンを楽々と振り切って前残りのワンツーフィニッシュで決着。3着に外めから猛然と追い込んだレイホーロマンスが入線。これが引退レースだった1番人気マキシマムドパリは後方ままで見せ場無く12着に大敗している。牝馬戦線は未だ混迷、主役不在の状態でヴィクトリアマイルへと戦いは続いて行く。フロンテアクイーンはクラスが変われど、勝ち切れないが相手なりに走るキャラクターだろう。明け4歳世代の筆頭候補として先ずはカワキタエンカが花道を飾った。
 

勝ち馬カワキタエンカ

 
カワキタエンカ

カワキタエンカ

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:カワキタラブポップ
母父:クロフネ
所属:浜田多美雄厩舎(栗東)
生産:木田牧場
馬主:川島吉男

通算成績:10戦3勝 (3-2-1-4)
主な戦績:中山牝馬ステークスなど
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昨年の牝馬クラシック戦線ではペースメーカーとして存在感を示したカワキタエンカ。特に秋華賞で見せた重馬場で前半59秒1の入りを見事まとめて5着入線は舌を巻いた。気分屋な部分があるが、マイペースで行ければ相当なしぶとさを発揮する。今は同型次第の他力本願タイプも、メンタルさえ安定して来ればそれらに関係なくパフォーマンスを出し切れる様になるだろう。いずれは大きい所も狙える1頭、池添謙一騎手とは手が合いこれで2戦2勝と相性抜群。浜田厩舎は嬉しい重賞初制覇となった。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎マキシマムドパリ
◯フロンテアクイーン
▲カワキタエンカ
△トーセンビクトリー
ワンブレスアウェイ
エテルナミノル
×エンジェルフェイス
キンショーユキヒメ
レイホーロマンス
ゲッカコウ
 

馬連:想定9点:◯勝利、三連単:想定120点:◯勝利

 
本命対抗は斤量実績からマキシマムドパリとフロンテアクイーンを中心視し地力的に一番強いが不安要素多かったカワキタエンカを単穴。斤量実績がないトーセンビクトリー以下、単勝10倍以下を連下に想定し紐には単勝25倍以下を想定が理想だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:99.6 ※想定RR:101.3

 
                               
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 田中 清水 大川結城 単勝オッズ
1 14 カワキタエンカ 53.0 池添 103.8 1:49.0 8.2
2 6 フロンテアクイーン 54.0 北村宏 103.5 1/2 5.5
3 10 レイホーロマンス 52.0 岩崎 99.5 1.1/2 × 18.8
4 2 トーセンビクトリー 56.0 田辺 103.4 アタマ × 6.6
5 12 ブラックオニキス 53.0 松岡 95.2 クビ × 77.8
6 8 ゲッカコウ 54.0 柴田大 95.0 クビ × 23.6
7 5 キンショ―ユキヒメ 53.0 蛯名 97.5 クビ 18.5
8 7 エンジェルフェイス 54.0 三浦 98.4 クビ 10.3
9 3バンゴール 53.0 石橋 96.4 クビ × 41.4
10 1 エテルナミノル 56.0 四位 99.7 クビ × 7.3
11 11 ワンブレスアウェイ 54.0 戸崎 98.0 ハナ × × × 6.8
12 4 マキシマムドパリ 56.0 藤岡佑 102.7 クビ × 4.9
13 9 シャルール 54.0 内田 98.2 1.3/4 56.7
14 13 オートクレール 53.0 90.7 3 102.0


 

危険な人気馬結果 トーセンビクトリー→4着(3人気)

 
結果として今回はまともに走った印象だが、斤量的に上位馬と比べると背負わされた故の最後の失速に繋がった。しかし、振り返るとやはりトゥザ一族は中山競馬場で走る事を再認識。コース形態がファミリーの走りに合っているのだろうか。今後はそういった点も含めて馬券の展望に役立てて行きたい。
 

穴馬予想 キンショ―ユキヒメ→7着(想定8人気)

 
期待通り、馬体は絞れていたものの想定人気と大きくズレる事無く入線。ゴール前は大混戦で展開1つで着順は大きく変わっただろうが、それでも3着以下争いの一コマに過ぎず。上位争いにおいて単独で見せ場を作るまでのレベルには至っていなかったと見る。
 

配当&本印予想結果

 
馬連予想 ④⑥-①②⑤⑦⑧⑩⑭ 的中
単勝 14 820円 枠連 4-8 1,740円
複勝 14 280円 ワイド 6-14 890円
6 190円 10-14 2,810円
10 510円 6-10 1,250円
馬連 6-14 1,940円 馬単 14→6 4,260円
三連複 6-10-14 11,120円 三連単 14→6→10 50,360円


 

編集部の回顧

 
本命マキシマムドパリは飛ぶも、対抗カワキタエンカからの連下2頭が上位入線で決着。美味しい配当となった。ほぼほぼ予想通りの展開となったが、強いて挙げればエテルナミノルの印が余計。それにしてもマキシマムドパリの不甲斐なさはどうしたのだろう、引退を既に自分でも意識していたのか。(田中)
 
カワキタエンカ、池添騎手を迎えて勝負に出ていたのにノーマーク。ここも完敗です。ハンデ戦らしく3着以下は接戦、エテルナミノルハンデがやはり応えたのでしょうか。フロンテアクイーンは連軸としてはバッチリですが、なんとももどかしい。スッキリ勝つところ見たいですね。(清水)
 
シャルールとオートクレール以外、全馬僅差でその範囲でフォーメーション組んだので完璧な予想だったと言える。やっと個人の冬が終わった印象。やっぱり1~2月はJRAの回収月にされているのか全くあたらない、想定される結果にならない。10年以上同じ傾向なので不自然すぎるよね。3月からある程度あるべき結果になるのでようやく先週からそうなった印象だが単純に実力差のない下位馬中心のレースだからだと判断しておこう。(大川)
 
重賞実績組が馬券皆圏外に飛んでくれたまでは良かったが、逃げ馬なら同舞台の実績がある▲エンジェルフェイスかと思いきや、前走失速した△カワキタの方が正解だった。◎ゲッカコウは苦手な馬場でも見せ場を作ってくれたが、〇ワンブレスアウェイは直線伸びを欠き11着。0.6秒差だから着順ほど負けていないとはいえ、安定感のフォロンテアクイーンを〇すべきだったと反省。(結城)
 

中山牝馬ステークス2018の予想

 

◎マキシマムドパリ

 
マキシマムドパリ

マキシマムドパリ

牝馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:マドモアゼルドパリ
母父:サンデーサイレンス
所属:松元茂樹厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:グリーンファーム

通算成績:26戦6勝(6-3-8-9)
主な戦績:マーメイドステークス、愛知杯など
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牝馬重賞では比較的安定した成績を残しているマキシマムドパリ。前走の愛知杯では他馬とのハンデ差が大きくさすがに最後の直線で脚色が鈍った形の3着だった。今回も自身は同じ56kgだが、それ以外もある程度背負っているので幾分戦いやすくはなるだろう。地力自体は1枚上なので、後は道中の展開や不利など無ければ基本的に上位争いに加わってくれると見て本命に推す。
 

〇フロンテアクイーン

 
フロンテアクイーン

フロンテアクイーン

牝馬

父馬:メイショウサムソン
母馬:ブルーボックスボウ
母父:サンデーサイレンス
所属:国枝栄厩舎(美浦)
生産:林孝輝
馬主:三協ファーム

通算成績:19戦2勝(2-7-2-8)
主な戦績:初音ステークスなど
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クラスを問わず2~3着圏内にいつも顔を出す軸候補には最適のフロンテアクイーン。悪く言えば勝ち切れない詰めの甘さがキャラクターの1頭だが、どうしても上位に印を持って来ないといけない。ただ、人気を大きく裏切る様なイメージも無く割と常に自分の走りは発揮しているのだろう。その証拠に19戦して2勝だが3着以上は11回。先行してしぶとく粘っているのが目に浮かぶ。
 

▲カワキタエンカ

 
カワキタエンカ

カワキタエンカ

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:カワキタラブポップ
母父:クロフネ
所属:浜田多美雄厩舎(栗東)
生産:木田牧場
馬主:川島吉男

通算成績:9戦2勝 (2-2-1-4)
主な戦績:ローズステークス2着など
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重賞勝ちこそないが、GⅠでの走りなど総合的に能力は最も高いと思われるカワキタエンカ。逃げの脚質や不安定なメンタル含め成績にムラがあるのは厄介だが、それでもいつ勝ち切ってもおかしくない1頭として単穴には挙げておきたい。牝馬の扱いには定評のある池添騎手が2回目の騎乗で同馬のポテンシャルを引き出す乗り方をしてくれる事に期待したい。
 

▲ゲッカコウ

 
ゲッカコウ

ゲッカコウ

牝馬

父馬:ロージズインメイ
母馬:チューベローズ
母父:シンボリクリスエス
所属:高橋義博厩舎(美浦)
生産:斉藤スタッド
馬主:サラブレッドクラブ・ラフィアン

通算成績:26戦4勝 (4-3-4-15)
主な戦績:レインボーステークスなど
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前々走のディセンバーステークスでは勝ち馬マイネルハニーに肉薄、グレーターロンドンには先着と牡馬の骨っぽい相手に善戦しているゲッカコウ。と思えば、牝馬限定戦の愛知杯では大敗するなどいまいち好走時のリズムが把握出来ないのは頭を悩ませる1頭。しかし、そのディセンバーステークスと同舞台となる今回はある程度のパフォーマンスを発揮してくれるのではないだろうか。あわよくば押し切りまで。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:101.3

 
過去のベストパフォーマンスから考えるとカワキタエンカの斤量が楽すぎる印象も前走の凡走が不安でもある。その意味で同じく評価が高いマキシマムドパリのマルチ軸で良いが信用度は低いのでねらっていってもいいレースだろう。
 
                  
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 田中 清水 大川結城 予想オッズ
1 エテルナミノル 牝5 56.0 四位 100.8 × 9.9
2 トーセンビクトリー 牝6 56.0 田辺 103.3 × 4.4
3 バンゴール 牝6 53.0 石橋 96.3 × 216.2
4 マキシマムドパリ 牝6 56.0 藤岡佑 103.8 × 4.2
5 キンショ―ユキヒメ 牝5 53.0 蛯名 96.4 35.4
6 フロンテアクイーン 牝5 54.0 北村宏 103.4 3.6
7 エンジェルフェイス 牝5 54.0 三浦 99.3 19.0
8 ゲッカコウ 牝5 54.0 柴田大 94.9 × 12.3
9 シャルール 牝6 54.0 内田 98.3 72.1
10 レイホーロマンス 牝5 52.0 岩崎 97.0 × 26.7
11 ワンブレスアウェイ 牝5 54.0 戸崎 98.0 × × × 8.4
12 ブラックオニキス 牝4 53.0 松岡 95.0 × 80.7
13 オートクレール 牝7 53.0 92.0 273.5
14 カワキタエンカ 牝4 53.0 池添 103.8 6.4


 

危険な人気馬 トーセンビクトリー(想定3人気)

 
これと言って確定的な理由は無いが、上位人気のマキシマムドパリ&フロンテアクイーンと比べると凡走の割合が極端に多いトーセンビクトリー。気性面で少し扱いづらい部分があるのだろう。気分が乗らなければ全く走らない事もあるだけに、今回はそこに当たってしまう可能性が上記2頭よりは高いと見る。
 

穴馬予想 キンショ―ユキヒメ(想定10人気)

 
近2走がだらしなく人気を下げてしまっているキンショ―ユキヒメ。しかし前々走はダートのGⅠ戦、前走は+20㎏と自身の最高馬体重でいずれのレースも万全の条件では走っていない。馬体が絞れている事が条件となるが、普通に回ってくれば府中牝馬ステークス時くらいのパフォーマンスで馬券に絡む事は容易な筈。
 

編集部の見解

 
本命はさすがにマキシマムドパリ。愛知杯でもあのハンデ差で3着に食い込んだ事で再評価した程。ここならそうそう崩れる事はあるまい。対抗にはあっさりまであるカワキタエンカ。要は展開さえハマれば良いだけの事。単穴には一応の敬意を表してディフェンディングチャンピオンのトーセンビクトリーを。荒れそうで大きくは荒れない中波乱決着を期待したい。(田中)
 
ターコイズS組上位と見て◎はフロンテアクイーン。良くも悪くもGⅢから準オープンまでなら安定してます。エテルナミノルも好調持続とみました。ゲッカコウは1枚落ちるのでしょうが、得意な条件で紛れがあるのではということで▲に。(清水)
 
古馬牝馬重賞で直近安定しているマキシマムドパリとフロンテアクイーンを本命対抗に。カワキタエンカは地力は一番だろうが前走負けすぎなので単穴に。以下地力順でフォーメーション。1着想定が弱いがマキシマムドパリとカワキタエンカにかける。(大川)
 
何が勝っても驚けない中山千八ハンデ牝馬重賞。本命は前走愛知杯大敗も中山替わりで一変期待のゲッカコウ。対抗はこちらも愛知杯で6着だったワンブレスアウェイ。距離短縮で見直せる。単穴にはこの条件で展開が向けばのエンジェルフェイスとここ一連の安定感を買ってフロンティアクイーン。重賞実績組は全てヒモに回す。(結城)

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