中京記念2018の結果

 

中京記念2018の動画

 

レース回顧

 
好スタートを切ったアメリカズカップ、マイネルアウラートを強引に外からウインガニオンが押して先頭へ。結局スピードに乗ってしまった3頭が後続を引き離してハイペースで逃げる展開となった。離れた番手のベストポジションにロジクライが付け直線でいち早く抜け出すも、中団で脚を溜めていたグレーターロンドンが外から楽々と差し切って待望の重賞初勝利を飾った。3着にはリライアブルエースが入線、データ通り差し・追い込み勢に優勢なレース運びの1戦。ウインガニオンはさすがに前半45秒台の入りで57.5kgでは息が持たなかったのだろう。
 

勝ち馬グレーターロンドン

 
グレーターロンドン

グレーターロンドン

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ロンドンブリッジ
母父:ドクターデヴィアス
所属:大竹正博厩舎(美浦)
生産:下河辺牧場
馬主:窪田康志

通算成績:15戦7勝(7-1-2-5)
主な戦績:中京記念など
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前走の1400mで行き脚が付く様になったのか、中団の外目で絶好のポジショニングが取れる様になっていたグレーターロンドン。直線に向いた時は既に前を射程圏内に捉えるレース運びで完璧な立ち回りとなった。展開が向いた事もあるが、それでも着差以上に強い内容で重賞初タイトルを獲得。未完の大器が6歳にしてようやく本格化の兆しを見せる良い走りだったと言える。今後はクラスが上がってこの競馬を貫けるかどうか、GⅠクラスのレースではこうも上手く行くまい。
 

レースを振り返ってのベスト予想

 
◎グレーターロンドン
◯リライアブルエース
▲ロジクライ
△ウインガニオン
ワントゥワン
ミエノサクシード
フロンティア
×スマートオーディン
ロワアブソリュー
ガリバルディ
ダイメイフジ
ブラックムーン
 

馬連:想定11点:◯勝利、三連単:想定180点:◯勝利

 
本命はグレーターロンドン、対抗はリライアブルエースかロジクライ。結果の通りの3頭だろう。単穴はそれ以外不要で、連下は、単勝15倍未満、紐は単勝30倍未満で想定するのが理想だっただろう。
 

全着順結果

 

RR:105.6 ※想定RR:105.9

 
                                         
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 道永 田中 結城浜野 単勝オッズ
1 16 グレーターロンドン 56.5 田辺 111.6 1:32.3 × 5.0
2 12 ロジクライ 56.0 浜中 109.3 3/4 7.2
3 4 リライアブルエース 54.0 戸崎 106.0 1.1/2 7.0
4 5 フロンティア 53.0 福永 103.3 クビ 10.7
5 11 ワントゥワン 52.0 Mデム 102.3 1/2 6.5
6 7 アメリカズカップ 57.0 松若 104.2 1/2 92.4
7 14 ミエノサクシード 55.0 川島 100.0 1 9.5
8 13 ウインガニオン 57.5 津村 104.6 2.1/2 6.1
9 15ムーンクレスト 55.0 松田 101.8 1.3/4 192.3
10 10 ガリバルディ 57.0 和田 103.9 3/4 25.2
11 9 ダイメイフジ 56.0 酒井 100.5 クビ × 26.3
12 2 ロワアブソリュー 54.0 北村友 98.5 クビ 18.3
13 3 ブラックムーン 57.5 103.7 ハナ × × 27.5
14 6 コウエイタケル 54.0 鮫島駿 94.5 2.1/2 107.9
15 1 スマートオーディン 57.5 松山 102.2 3 × 16.7
16 8 マイネルアウラート 55.0 国分優 99.2 7 232.9


 

配当&本印予想結果

 
 
馬連予想 ⑬⑯-②④⑤⑩⑪⑫⑭ 的中
単勝 16 500円 枠連 6-8 990円
複勝 16 180円 ワイド 12-16 980円
12 240円 4-16 750円
4 220円 4-12 920円
馬連 12-16 2,430円 馬単 16→124,570円
三連複 4-12-16 5,420円 三連単 16→12→4 25,980円


 

編集部の回顧

 
ここまで早くはなるとは思わなかったが、全体には早くなって後ろ有利という予測。実績と差し脚から一着に自信の◎を打てたのは良かった。決着も◎→▲と馬連の流れまで予想通りだったがまさかのリライアブルエースを抑えてないとは自分でも見返してビックリ。三連馬券まで的中出来ただろう予想だっただけに残念。(道永)
 
グレーターロンドンの過小評価と、展開の読み違えでお話にならない予想だった。最低でもロジクライを対抗に持っておくべきだったと反省。リライアブルエースはよく頑張ったが、まさかほぼ最後方から競馬を進めるとは思いも寄らず。夏競馬独特の嫌なループに入りそうになっている。来週でこの悪い流れを払拭したい。(田中)
 
▲グレーターロンドンが1番人気を背負い初の遠征&夏競馬を克服。レコードのおまけつきで重賞初制覇。ロジクライは鉄砲実績と浜中の今年の重賞成績から消しにしたが、これが裏目。狙った◎フロンティアは0.3秒差4着も少なからず見せ場はあった。夏馬○ウインガニオンは行きっぷりがイマイチで、押して押してハナに立つもレコード決着の演出役に。(結城)
 
5F57.0のハイペースで展開が向いたとはいえ、ようやくグレーターロンドン重賞制覇してくれました。1400mよりもやっぱりマイルの方が合いますね。好きな馬なので私情としても嬉しかったですね。2着のロジクライは中団馬群を引っ張る形で勝ちに動いてのもので強い内容でした。予想上では3着にフロンティアが粘ってくれたら最高でしたが、まぁ、馬連は予想的中でしたし、馬券もしっかりとモノにできたのでOKでしょう。悪い流れがこれで少し変わってくれるといいですね。本命にしたウインガニオンはパドックからイレコミ気味でしたし出脚もイマイチでしたね。津村騎手も押して行かざるをえず、折り合いに苦労することにもなってしまいました。ただ、これで人気が落ちるようなら関屋記念でもう一度狙ってみたいですね。(浜野)
 

中京記念2018の予想

 

◎ウインガニオン

 
ウインガニオン

ウインガニオン

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:チャンネルワン
母父:ポリッシュネイビー
所属:西園正都厩舎(栗東)
生産:コスモヴューファーム
馬主:ウイン

通算成績:27戦8勝 (8-1-1-17)
主な戦績:中京記念など
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本命は昨年の中京記念覇者ウインガニオン。近走の成績こそ奮わないが、着順程の大きな負けも無くむしろ復調気配さえ感じるレースぶり。中京競馬場は3戦3勝と相性の良いコースで、暑さにも強くここで完全復活の狼煙を上げたい所だろう。トップハンデも昨年より0.5kg重い程度ならこなせる筈。高速馬場で本領発揮だ。
 

◯グレーターロンドン

 
グレーターロンドン

グレーターロンドン

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ロンドンブリッジ
母父:ドクターデヴィアス
所属:大竹正博厩舎(美浦)
生産:下河辺牧場
馬主:窪田康志

通算成績:14戦6勝(6-1-2-5)
主な戦績:東風ステークスなど
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常に上がりで上位に入るものの、追い込み一辺倒の脚質から成績が安定しないグレーターロンドン。能力はGⅠクラスなのに勝鞍が最高でオープンとは陣営も歯痒い想いをしているだろう。中京は初登場だが、東京と近いコース形態なので能力は出し切れる筈。展開さえハマれば圧勝まで常に考えておきたい。
 

▲リライアブルエース

 
リライアブルエース

リライアブルエース

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ゴールデンドックエー
母父:Unusual Heat
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:社台コーポレーション白老ファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:11戦4勝(4-2-1-4)
主な戦績:晩春ステークスなど
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前走の京王杯スプリングカップでは直線ずっと窮屈な場面が続き、不完全燃焼の6着に終わったリライアブルエース。まともに外へ出していたらもっと際どい争いになっていた事を考えると、メンバーが弱化された今回のほうが妙味は大きい。引き続き戸崎圭太騎手が鞍上で、今回は前回の様な乗り方はするまい。
 

▲ワントゥワン

 
ワントゥワン

ワントゥワン

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ワンカラット
母父:ファルブラヴ
所属:藤岡健一厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:青山洋一

通算成績:21戦5勝(5-5-2-9)
主な戦績:雲雀ステークスなど
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夏といえば軽量の牝馬。鞍上にM.デムーロを配して穴人気しそうなのがこのワントゥワンだ。ここ2走は重賞の壁にぶつかっているが、思えば暑い夏に活躍したワンカラットの仔。血が覚醒すればそのハードルも一気に超えられるのではないだろうか。何より、決め手に関しては有力所とも双璧。後は乗り手の勢い次第か。
 

▲ロジクライ

 
ロジクライ

ロジクライ

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ドリームモーメント
母父:Machiavellian
所属:須貝尚介厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:久米田正明

通算成績:10戦4勝(4-1-1-4)
主な戦績:シンザン記念など
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マイラーズカップではさすがに上位3頭から水を開けられた形だが、7着でも自身の時計では十分走っている。中京記念も高速決着になる予想だが、さすがに前走程のレコード決着にはならないだろう。昨年レベルの内容ならまだロジクライにも活躍の余地は残されていよう。浜中騎手が上手くエスコート出来れば面白い存在。
 

出馬表&レーティング&予想オッズ

 

想定RR:105.9

 
高速決着が想定されるので早いタイムが出せて前々で競馬が出来るウインガニオンやロジクライを上位と判断するも力差がわるわけでもなく斤量が厳しい事も考えるとこだわらず後方馬を中心視しても良さそう。地力的にはグレーターロンドンだが全盛期の勢いがなく、勢いで行くとリライアブルエースあたりの方が信用出来るだろう。下位馬も1発激走するタイプの馬が多く難解なレース。
 
                                              
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 道永 田中 結城浜野 予想オッズ
1 スマートオーディン 牡5 57.5 松山 104.0 × 9.2
2 ロワアブソリュー 牡5 54.0 北村友 102.3 39.1
3 ブラックムーン 牡6 57.5 105.0 × × 16.9
4 リライアブルエース 牡5 54.0 戸崎圭 106.0 9.4
5 フロンティア 牡3 53.0 福永 98.5 11.8
6 コウエイタケル 牡7 54.0 鮫島駿 97.0 298.6
7 アメリカズカップ 牡4 57.0 松若 102.8 61.2
8 マイネルアウラート 牡7 55.0 国分優 101.4 553.5
9 ダイメイフジ 牡4 56.0 酒井 103.3 × 22.4
10 ガリバルディ 牡7 57.0 和田 106.2 13.5
11 ワントゥワン 牝5 52.0 Mデム 101.0 6.0
12 ロジクライ 牡5 56.0 浜中 105.5 7.0
13 ウインガニオン 牡6 57.5 津村 106.8 4.5
14 ミエノサクシード 牝5 55.0 川島 100.0 15.6
15 ムーンクレスト 牡6 55.0 松田 103.1 249.4
16 グレーターロンドン 牡6 56.5 田辺 110.2 × 4.4


 

編集部の見解

 
夏競馬を意識して裏目に出てたので、今週は何も余計な事は考えずに予想したいと思う。中京記念は◎グレーターロンドンから。どうも自分が思ったより走れてないが、このメンバーなら勝ってもらわないといけない。今年はもう一皮剥けて欲しい。対抗は○ミエノサクシード。とは言え夏の牝馬はやっぱり怖い。このレースではこの馬をチョイス。単穴に▲ロジクライ。この馬はオープン2戦目で予てから買おうと思っていた馬。(道永)
 
どれが勝ってもおかしくないメンバー構成。ならば、昨年強い勝ち方をしたディフェンディングチャンピオンのウインガニオンから入るのが得策だろう。ハナに行けなくとも問題ないタイプで余程の展開にならなければ上位争いは必至。対抗は期待値込みでリライアブルエース。前走はスムーズなら勝ち切れていたレース。戸崎圭太騎手が挽回の騎乗で同馬を勝利に導くか。単穴にはダイメイフジとワントゥワンを。前者はモズアスコットに勝っているし、後者は絶好調のM.デムーロ。どちらも捨て置け無い。(田中)
 
本命に3歳馬フロンティアを狙う。一息入れての古馬初対戦だが調整は至って順調。福永とも手が合いそう。対抗は前年覇者のウインガニオン。言わずと知れた夏馬。単穴にグレーターロンドンとワントゥワン。前者は人気を裏切り続けているが見限れない。後者は得意の中京で鞍上ミルコ。(結城)
 
トップハンデではあるが、他も背負っている。このハンデであれば◎ウインガニオンは0.5キロ恵まれたとみる。得意の夏、左回りのマイルで連覇とみた。乱暴な比較になるかもしれないがヒーズインラブを尺度にすれば〇ロジクライはここでも通用、上位争いできる。人気先行の感もあり詰めの甘さもあるが、メンバー構成は楽になった▲グレーターロンドン。ハンデを考慮すれば可能性を感じるのは△ミエノサクシードとフロンティア。(浜野)

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