2歳新馬直後
2019年9月28日 2歳新馬 芝1800m 阪神競馬場
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道中は最内枠から馬群の内目を追走していたヴィースバーデン。新馬にしては流れた平均ペースの流れの中、しっかりと折り合って終いの脚にかける1戦となった。勝負どころでも前が塞がり、直線でも暫く右往左往するシーンを見せたが、外に持ち出すと一気に突き抜ける走りで快勝。先に抜け出したアリストテレスを置き去りにする脚は見応えタップリ、新馬で1分48秒を切る馬はその後出世するパターンが多く本馬も期待が大きいだろう。
ヴィースバーデン
母ワイルドココは海外の重賞馬で、怪物フランケルの仔をお腹に宿した状態で持ち込まれた経緯がある。その優秀な母体にディープインパクト産駒を配合して生まれたのがこのヴィースバーデン。Monsun系の肌だけに相性は良い筈で、上手くハマれば中長距離仕様の活躍馬が輩出されてもおかしくはない。何より、ケイアイファーム的にもこの母系を広げる為にも優良な牝馬が欲しいところだろう。
血統構成
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ワイルドココ | Sirocco | Monsun | Konigsstuhl |
Mosella | |||
So Sedulous | The Minstrel | ||
Sedulous | |||
Wild Side | Sternkonig | Kalaglow | |
Sternwappen | |||
Wild Romance | Alkalde | ||
Win Hands Down |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母はケーニヒスシュトゥールの18.75%のゴリゴリドイツ血統馬、フランケル受胎での輸入後も一流種牡馬を配合し続けているがそれにしては兄弟がその期待には応えていない印象。当馬の新馬戦の印象はよかったのでこの先楽しみではあるが現時点でのこの血統の実績としては弱い。母の血統構成も日本実績としては事例自体も少ないので強調材料としては弱い。
前評判
牝馬ながら、ロードホースクラブで5500万円募集。預託先は角居勝彦厩舎と来れば相当な意気込みを感じる1頭で、同クラブとしてはこの世代の目玉とも言える存在なのだろう。阪神開催の1800mで上がり33秒台を使って1分47秒台を記録した馬がその後に大成しないとは思えない。少なくとも牝馬限定戦の重賞クラスまでは駆け上がるのではないだろうか。
馬名の意味
ドイツの都市名
響きから来るネーミングだろう。
2着:アリストテレス 牡2 (C.ルメール)
3着:シルバーエース 牡2 (藤岡佑介)
レースタイム:1:47.7(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.8