当サイトの恒例記事となっております重馬場適性診断。昨年の天皇賞秋では◯→◎→◯に推した3頭で決着、GⅠクラスになると実力が均衡している為に各馬の適性ファクターが着順に大きく影響して参ります。
今週も日曜日が週間天気予報の欄では雨マーク。という事で少し気が早いかもしれませんが、いつもと同じ形式で有力馬たちの中から道悪巧者を抽出して行きたいと思います。ちなみに、あくまでも予報ですので晴れに変わった場合はご容赦下さいませ。
今週も日曜日が週間天気予報の欄では雨マーク。という事で少し気が早いかもしれませんが、いつもと同じ形式で有力馬たちの中から道悪巧者を抽出して行きたいと思います。ちなみに、あくまでも予報ですので晴れに変わった場合はご容赦下さいませ。
ヴィクトリアマイルの上位人気順から(想定)
1番人気 リスグラシュー 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 2戦0勝(0-2-0-0)
昨年の桜花賞、秋華賞でそれぞれ稍重と重馬場を2着に善戦しているリスグラシュー。余程の不良馬場にならない限りはパフォーマンスが落ちる事は無い。とは言え、33秒台の脚を何度も駆使している様に元々はキレ味勝負。単純にその走りが鈍らないという意味では、得意というよりもこなせるという言い方の方が正しいだろう。いずれにせよ週末の天気は同馬にとっては余り関係なさそう。
2番人気 アエロリット 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 2戦0勝(0-0-0-2)
戦績自体は良くないが、クロフネ×ネオユニヴァースの産駒が重馬場をこなせない筈が無い。何より決めて勝負になった場合に分が悪くなるアエロリットにとっては、少しでも下が渋って上がりがかかった方が良いのは明らか。稍重の桜花賞でもしっかりと最後追い込んでいる様に問題ない。重馬場の秋華賞は別の敗因で負けていると見て、同馬も天候は気にしなくて良いだろう。
3番人気 アドマイヤリード 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 6戦3勝(3-1-1-1)
さすがステイゴールド産駒、湿った馬場は滅法強くて6戦3勝着外1回とほぼパーフェクトな成績を残しているアドマイヤリード。本来はキレ味が身上の馬だが、馬場状態に関係なく最後まで脚を完全燃焼してくれるのは有り難い。今回はM.デムーロ騎手騎乗で更に上昇気配と見て積極的に狙って行っても良い。
4番人気 ミスパンテール 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 1戦0勝(0-0-0-1)
意外にもほぼ良馬場経験しか無いミスパンテール。ここが最大の焦点となりそうだが、如何せんダイワメジャー×シンボリクリスエスとバリバリのパワー血統だ。これで重馬場がこなせない方が嘘だろう。唯一、稍重馬場で16着と大敗している桜花賞だが、これはまた別の敗因が考えられるだけに無視して構わない。下が泥濘んだとしても少々くらいなら気にせずに走ってくれるに違いない。
5番人気 レッツゴードンキ 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 6戦1勝(1-2-2-1)
ダートもこなせるレッツゴードンキにとっては馬場状態の問題など頭にも無いだろう。むしろ、アエロリットと同じく上がり勝負にはなって欲しくない事を考えれば雨は大歓迎。何より、岩田康誠騎手の内枠は黙って買いの一手だ。昨年、一昨年と同レースで惨敗しているがハッキリとした敗因があるだけに度外視OK。岩田騎手の好調さをもってノーカウントとする。
6番人気 ソウルスターリング 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 2戦0勝(0-0-1-1)
昨年の桜花賞で3着に敗れたイメージが強く馬場はこなせないと思われがちのソウルスターリング。しかし、秋の天皇賞では更に悪い不良馬場で最後しっかりと伸びて来ての6着と好走しているのだ。それこそ母スタセリタは重馬場を得意としていただけに、こなせいないという見方がおかしいのである。折り合いに不安を抱えているだけに、今なら馬が下を気にして走ってくれた方がその心配も解消されるというもの。人気を落としている今回が買い時なのでは。
7番人気 レッドアヴァンセ 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 3戦1勝(1-1-0-1)
決して得意という訳ではないだろうから、出来れば良馬場でキレ味勝負になった方が良いと目されるレッドアヴァンセ。先週のNHKマイルカップでは弟のレッドヴェイロンが3着に好走している事から、今週も激走のフラグが立っているのは間違いないだろう。しかし、下がかなり悪くなればさすがにディープインパクトの血含めてパフォーマンスが上がるとは考えにくいのでせめて稍重馬場までか。
8番人気 デンコウアンジュ 重馬場適性△
稍重~不良馬場での戦績 5戦1勝(0-1-0-4)
血統的には考えにくいが、意外にも重馬場を苦手としているのがデンコウアンジュ。昨年のヴィクトリアマイルは稍重馬場で2着だが、そもそも上がりが33秒2を記録しているだけにほぼ良馬場扱いと見て良い。そういう意味ではちゃんとした重馬場は全て馬券圏外に負けている。リピーター傾向が強い同レースでもデンコウアンジュはスルーした方が無難かもしれない。
9番人気 ジュールポレール 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 3戦0勝(0-1-2-0)
ジュールポレールは、昨年の阪神牝馬ステークスでかなり泥濘んだ馬場をミッキークイーンやアドマイヤリードと差のない競馬をしているだけに問題無しと判断する。何よりリピーターの活躍が多いヴィクトリアマイルではアドマイヤリードかジュールポレールが注目の本線となるだけにどちらかは馬券に絡んで来そうな予感だ。今回は展開的に前が落ち着きそうで、そういう意味では同馬の方が有力か。
10番人気 カワキタエンカ 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 7戦2勝(2-1-1-3)
面白い事に、キャリア11戦中で7戦も重馬場経験をしているカワキタエンカ。ディープインパクト産駒ながら、水を得た魚の様にスイスイと走り抜けるイメージがある。母父クロフネの影響かもしれないが、前に行って主導権を握れる脚質含めてプラスに働くのは間違いない。今回の高配当使者、最有力候補は同馬としたい。
まとめ
以上、ヴィクトリアマイル出走予定の有力馬(上位10番人気まで)の重馬場適性診断でした。
何度も申し上げますが、あくまでこれらは筆者の個人的見解によるものです。断定した要素ではありませんので、その点は予めご了承下さい。
金曜時点で日曜日は傘マークの天気。ただ、大切なのは当日の馬場状態の見極めなので、降っていた場合は芝レースの流れや結果などを参考にして頂き、それぞれの感覚で馬場の判断をなさって下さい。それでは今週末も万馬券をゲットしましょう!!
何度も申し上げますが、あくまでこれらは筆者の個人的見解によるものです。断定した要素ではありませんので、その点は予めご了承下さい。
金曜時点で日曜日は傘マークの天気。ただ、大切なのは当日の馬場状態の見極めなので、降っていた場合は芝レースの流れや結果などを参考にして頂き、それぞれの感覚で馬場の判断をなさって下さい。それでは今週末も万馬券をゲットしましょう!!
父馬:ハーツクライ
母馬:リリサイド
母父:American Post
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム
通算成績:12戦3勝(3-4-3-2)
主な戦績:東京新聞杯など