ウェルカムステークス直後
2019年11月24日 ウェルカムステークス 芝1800m 東京競馬場
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まずまずのスタートから道中は外目の馬場が良いところを選んでレースの流れに乗ったヴァンドギャルド。プレミオテーラーがマイペースで後続を引き離し気味に逃げた1戦、自ら4コーナーで上がって行き単独で前を捕まえに行く強気の競馬を見せた。直線では外から1頭だけ脚を伸ばし、逃げ粘るプレミオテーラーを残り1Fで捉えるとそのまま1着でゴール。休養明けから一気の3連勝で鮮やかにオープン入りを決めた。
ウェルカムステークス直前
2歳時点ではクラシック戦線の有力候補だったヴァンドギャルド。折り合い難もあってか3歳春のレースでは上手く能力を出し切れないレースが続いていた。その中で陣営は秋の復帰からマイル路線に集中する事で覚醒をさせる事に成功。1勝クラス、三年坂特別と単勝1倍台の支持に応えて一気の差し切り勝ちを見せて見事に2連勝を飾っている。今回のウェルカムステークスで3連勝となれば、来春の大舞台もいよいよ視野に入って来るのではないだろうか。
三年坂特別直後
2019年10月13日 三年坂特別 芝1600m 京都競馬場
1着:ヴァンドギャルド 牡3 (福永祐一)
2着:シベリアンタイガー セ8 (西村淳也)
3着:ミッキーバディーラ 牝3 (松若風馬)
レースタイム:1:33.7(稍重)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
2着:シベリアンタイガー セ8 (西村淳也)
3着:ミッキーバディーラ 牝3 (松若風馬)
レースタイム:1:33.7(稍重)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
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行こうと思えばいつでも行ける様な前進気勢のヴァンドギャルド。前を行くロケットやフォークテイルを見ながらしっかりと抑え込み、道中は逃げる集団の一列後ろで我慢をさせながら回って行った。平均ペースに近い流れで直線を迎えると、ぽっかりと開いたスペースからあっという間に突き抜ける末脚で独走態勢に。後続を寄せ付けない完勝と言える内容で三年坂特別を勝利。来年は重賞戦線に返り咲く事が出来るだろう。
3歳上1勝クラス直後
2019年9月7日 3歳上1勝クラス 芝1600m 阪神競馬場
1着:ヴァンドギャルド 牡3 (福永祐一)
2着:キングオブコージ 牡3 (岩田康誠)
3着:ハッピーゴーラッキー 牝3 (川田将雅)
レースタイム:1:33.2(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
2着:キングオブコージ 牡3 (岩田康誠)
3着:ハッピーゴーラッキー 牝3 (川田将雅)
レースタイム:1:33.2(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
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福永祐一騎手騎乗で想定通りの好スタートを切ったヴァンドギャルド。それでも馬の行く気に任せず、しっかりと抑えを効かして中団まで下げて教育を行いながらの追走となった1戦。ペースが落ち着き持って行かれる様な形で4コーナーから徐々に外々を回り前を射程圏内に入れて行く。抜群の手応えのまま大外へ持ち出すと、ほぼ追う所無しの脚色で先頭に立つ圧巻の走り。そのまま楽に突き抜けて、マイル=1分33秒台前半の好時計で快勝して見せた。このまま順調に重賞戦線へ戻って行って欲しい。
アーリントンカップ直後
2019年4月13日 アーリントンカップ 芝1600m 阪神競馬場
1着:イベリス 牝3 (浜中俊)
2着:カテドラル 牡3 (A.シュタルケ)
3着:トオヤリトセイト 牡3 (福永祐一)
レースタイム:1:34.2(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
2着:カテドラル 牡3 (A.シュタルケ)
3着:トオヤリトセイト 牡3 (福永祐一)
レースタイム:1:34.2(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:34.4
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道中はずっと鞍上と喧嘩をしっ放しのヴァンドギャルド。スローペースでこの流れでは脚も溜まらず、直線に入ってもいつものキレ味は全く見せ場無し。ダラダラと脚を小出しにしては馬群に飲み込まれて行ってしまい、最後はデムーロ騎手も追うのを止めてしまう始末。重賞を年末から連戦し続け、馬の消耗が目に見えて明らかだった。春は全休してまた秋以降の飛躍に繋げてもらいたい。
アーリントンカップ直前
新馬戦以来、勝利から遠ざかっているヴァンドギャルド。とは言え、東スポ杯2歳ステークス、ホープフルステークス、きさらぎ賞、毎日杯とレベルの高い重賞を4戦潜り抜けて来たキャリアはNo.1の存在だ。道中、もっと楽にレース運びができそうなマイル戦なら、更に終いが切れる事は容易に想像できる。フォッサマグナが強敵とはなるが、これまでの経験を活かしてここは2勝目を是が非でも飾りたい。
毎日杯直後
2019年3月23日 毎日杯 芝2000m 阪神競馬場
1着:ランスオブプラーナ 牡3 (松山弘平)
2着:ウーリリ 牡3 (福永祐一)
3着:ヴァンドギャルド 牡3 (C.ルメール)
レースタイム:1:47.2(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
2着:ウーリリ 牡3 (福永祐一)
3着:ヴァンドギャルド 牡3 (C.ルメール)
レースタイム:1:47.2(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
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大外枠からよもやの出遅れで最後方からの競馬を余儀なくされたヴァンドギャルド。一方、前を行くランスオブプラーナがスローペースに落とし込んで完全な逃げ切り態勢を取った道中。人気を背負っているだけに、ヴァンドギャルド自身も少しずつポジションを上げ、直線でも外を回して脚を伸ばして行った。ある程度の脚は使って追い込んではいるが、さすがに先行勢有利の展開では3着が精一杯の内容。ルメール騎手もペースが敗因と語っていた。
毎日杯直前
2戦目のキャリアながら、最もインパクトを残した東京スポーツ杯2歳Sの走りは疑い様の無いヴァンドギャルド。接戦を繰り広げたニシノデイジー、ヴェロックスのその後の走りを見てもお分かりだろう。ホープフルステークスでは不利、きさらぎ賞では馬場の影響で力を出しきれなかっただけ。今回も週末の天気が微妙なところだが、良馬場なら間違いなく上位争いは確実。陣営も晴れる事を切に願うのみだ。
きさらぎ賞直前
レース前の追い切りを見る限り、前走の後遺症や疲れなどは全く無いと判断して良いだろう。M.デムーロ騎手という強力なパートナーを経て、初タイトル獲得へ邁進するのみだ。間隔が詰まっての参戦だが、藤原英調教師の直感で出走が決まったとされる。想定は7頭立て、ライバルは東京スポーツ杯2歳ステークスで敗れたアガラスになるだろう。
ホープフルステークス直前
前走はパドックから馬場入りまでのうるささを見て好走は難しいと思われたヴァンドギャルド。しかし、レースではすんなりと折り合って直線も一度は先頭に立つ競馬。最後まで勝ち馬ニシノデイジーに食い下がって3着と驚きの走りを見せたと言っても過言では無い。3戦目で落ち着いて来ればレース前の無駄な消費も無く、更にパフォーマンスが上がって来るのではないだろうか。昨年タイムフライヤーでホープフルステークスを制したC.デムーロ騎手が勝ち方を知っているだけに、後はエスコートに任せておくのみ。
東京スポーツ杯2歳ステークス直後
2018年11月17日 東京スポーツ杯2歳ステークス 芝1800m 東京競馬場
1着:ニシノデイジー 牡2 (勝浦正樹)
2着:アガラス 牡2 (W.ビュイック)
3着:ヴァンドギャルド 牡2 (C.デムーロ)
レースタイム:1:46.6(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
2着:アガラス 牡2 (W.ビュイック)
3着:ヴァンドギャルド 牡2 (C.デムーロ)
レースタイム:1:46.6(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
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道中は中団後方から競馬を進めたヴァンドギャルド。徐々に上がって行くと、直線コースは上手く馬群の間を割って鮮やかに先頭へ。そのまま押し切るかに見えたが、内からニシノデイジー、外からはアガラスやヴェロックスと並びかけられ4頭の叩き合いの末ゴール。結果3着に敗退したものの、見どころ十分のレース内容で今後の活躍が楽しみな存在だ。ディープインパクト産駒の有力な1頭だろう。
東京スポーツ杯2歳ステークス直前
新馬戦の内容は着差こそ地味だが圧倒的なパフォーマンスで完勝している姿がしっかりと確認出来る。しかも、その時3着に負かしたメイショウショウブが後のデイリー杯2歳ステークスで2着と重賞で活躍している。それを物差しに考えても、今回の重賞挑戦で壁にぶち当たる事は無いだろう。むしろ、ひと叩きの効果で動きは更に良化。名トレーナーの藤原英昭調教師もその調整方法に抜かりは無い。C.デムーロを確保し何が何でも賞金を加算したいところだ。
2歳新馬直後
2018年09月22日 2歳新馬 芝1600m 阪神競馬場
1着:ヴァンドギャルド 牡2 (北村友一)
2着:オメガハートクィン 牝2 (鮫島克駿)
3着:メイショウショウブ 牝2 (池添謙一)
レースタイム:1:36.8(重)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
2着:オメガハートクィン 牝2 (鮫島克駿)
3着:メイショウショウブ 牝2 (池添謙一)
レースタイム:1:36.8(重)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
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スタート自体は余り良くなかったが、そこからのレース運びが秀逸のヴァンドギャルド。馬群の中団をジッと鞍上の指示に従い我慢、ジワジワとポジションを押し上げて4コーナーを回った。それでもまだ先行集団が壁となっていたが、前に若干のスペースが空いた瞬間にスッと割り込み鮮やかに抜け出すと最後は楽な手応えでゴールし快勝。重馬場ながら上がり33秒台の脚を使いキレ味も十分。全体的に相当頭の良い走りで優等生タイプの1頭だろう。これは走って来そうな予感だ。
2歳新馬直前
藤原英昭調教師の期待の表れか。偉大な先輩であるエポカドーロと芝コースで併せ馬を行い、さすがに手応えで見劣りはしたものの併入して根性を見せたヴァンドギャルド。母スキアはフランスの重賞馬で、ハーツクライ産駒の弟もセレクトセールで高評価を受けていた一族である。馬の見映えは良く、後は潜在能力次第というところ。元々は福永祐一騎手が乗る予定だっただけに厩舎としてもエース級の扱いだという事が分かる。代打の北村友一騎手を背に、シルクホースクラブのリアオリヴィアと対戦する。
プロフィール
母スキアはフランスの重賞馬だが、取り立てて飾れるトピックは無い。1つ上の半姉アルベルティーヌも結果が出ておらず、単に海外牝馬にディープインパクトを付けた社台ファーム生産馬というブランドだけで8000万円もの高額募集となっている様である。しかしながら、関係者や牧場での評判は高く稽古での動きも秀逸で実際にレースで走ってみないとこればかりは分からない。馬体重は春の段階で462kg。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
スキア | Motivator | モンジュー | sadler's Wells |
Floripedes | |||
Out West | Gone West | ||
Chellingoua | |||
Light Quest | クエストフォーフェイム | Rainbow Quest | |
Aryenne | |||
Gleam of Light | デインヒル | ||
Gold Runner |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
ファミリーに日本実績馬はおらず、一族もさして結果をだしていないので血統構成からの強調材料はない。
前評判
徐々に体がしっかりとして来た事もあり見映えする様になり存在感が出て来ましたね。成長曲線が軌道に乗って来たんだと思います。調教を強めて行けば更に成長して、動きにも力強さが出て来るでしょう』とコメント。評価的には悪くなく、後は藤原英昭厩舎の腕の見せ所という事だろう。
馬名の意味
長期熟成しておいしくなるワイン(フランス語)
成長への期待を込めてネーミング。
2着:プレミオテーラー 牝7 (柴田大知)
3着:リンディーホップ 牝4 (C.ルメール)
レースタイム:1:48.3(重)
レース上がり3ハロン:36.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.7