これしかないという騎乗
2019年1月27日 愛知杯 芝2000m 中京競馬場
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好スタートから前にポジションを取りに行ったワンブレスアウェイ。ランドネが作ったスローペースに見事ハマり、前残りのペースを読んで3番手追走となった。抜群の手応えで直線を迎えると、楽々と抜け出し単騎先頭。最後まで脚色は鈍らず、最後に大外から迫ったノームコアの追撃を振り切って見事に重賞初制覇を飾った。前走の出遅れを糧に、しっかりと意識して乗った津村明秀騎手のファインプレーがもたらした勝利と言えるだろう。
ワンブレスアウェイ
上にタガノエリザベート、キャットコイン、下にロックディスタウンと重賞馬が3頭もいるという優秀な牝系出身のワンブレスアウェイ。しかも全て牝馬という性別に偏りのある活躍が面白い。ステイゴールド産駒で成長曲線も緩やかなカーブを描き、6歳の引退間近で愛知杯を制するという実に馬主孝行な1頭だろう。本馬も当然ながら繁殖牝馬としての活躍が大いに期待出来る。
血統背景
ステイゴールド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ダイナサッシュ | ノーザンテースト | ||
ロイヤルサッシュ | |||
ストレイキャット | Storm Cat | Storm Bird | Northern Dancer |
South Ocean | |||
Terlingua | Secretariat | ||
Crimson Saint | |||
ローミンレイチェル | マイニング | Mr. Prospector | |
I Pass | |||
One Smart Lady | Clever Trick | ||
Pia's Lady |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.8pt
ディアブロを出している一族のローミンレイチェルを輸入する際に受胎していた母で現役成績は全くだがこの牝系とSS系種牡馬との相性は、母の半弟ゼンノロブロイが証明していたが母は繁殖牝馬として覚醒、当馬含め4頭の重賞馬を出しているが母父ストームキャットだが父ディープインパクト産駒では奮っていないという不思議な血統。兄弟にも注目。
前評判
デビュー時からの活躍を考えると、本馬以外の姉妹は全て2~3歳時に早期活躍をした後、成績が伸びずに現役生活を終えている馬ばかり。唯一、徐々に馬が完成して古馬になってから花が開いたのはこのワンブレスアウェイのみなのである。そういう意味でも同牝系で特殊なタイプの1頭なのだろう。これが得てして繁殖牝馬にあがってどう影響するかは未知数でもある。
馬名の意味
一瞬のうちに
どういう意図で命名されたか分からないが、センスも良く儚いネーミングである。
2着:ノームコア 牝4 (C.ルメール)
3着:ランドネ 牝4 (戸崎圭太)
レースタイム:2:00.0(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.9