ただ回って来ただけの1戦
2019年4月6日 阪神牝馬ステークス 芝1600m 阪神競馬場
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内枠から大きく出遅れていきなりのビハインドを背負ったワントゥワン。道中は相も変わらず後方からの追走となったが、レースが想像以上に流れず前残り濃厚なペースで展開された。それでもインの経済コースを選択し徐々にポジションを上げて行く同馬。直線に入りいざ追い出すものの、前が詰まってまともに追えないままダラダラと脚を使って先行集団に詰め寄る程度でフィニッシュ。不完全燃焼で最下位大敗と、全く論外の1戦だろう。
マイルなら展開不問で出番あり
前走、前々走と短い1400mに加えて共に出遅れとまともなレースができていないワントゥワン。それでも上がりは最速か2位で走破しており、能力の衰えは見られない。多少のビハインドなら取り戻せるという意味でも、やはりマイルの方が適正は高い様に思える。今回は阪神外回りコース、思う存分にその末脚を爆発させて欲しいところだ。
阪神Cはスタートと展開のアヤ
2018年12月22日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場
1着:ダイアナヘイロー 牝5 (菱田裕二)
2着:ミスターメロディ 牡3 (C.デムーロ)
3着:スターオブペルシャ セ5 (杉原誠人)
レースタイム:1:21.1(良)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
2着:ミスターメロディ 牡3 (C.デムーロ)
3着:スターオブペルシャ セ5 (杉原誠人)
レースタイム:1:21.1(良)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
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前走の阪神カップは立ち遅れたスタートから行き脚が付かず最後方まで下がったワントゥワン。直線でも外を回して一応上がり2位の脚は使うものの、行った行ったの競馬で全く上位争いには加われずの7着敗退となってしまった。二重苦が重なってしまい見せ場も作れず終いだったが、さすがに牝馬限定戦の今回は内容も良くなって来るだろう。特に鞍上強化のM.デムーロ騎手がスタンバイ、間違いなく直線外から勢い良く上がって来るのが目に見える。ミスパンテールを差し切るとすればこの馬か。
25戦全レースで上がり3位以内
何と言ってもワントゥワン最大の魅力はその末脚だ。牡馬にも負けない決め手でここまで勝ち上がって来たが、見返してみるとここまでの全キャリアで上がり3位以内を記録している。ほぼ最後方からの競馬をしても安定して成績を残せているのは凄いとしか言い様が無いが、では道中ある程度の位置に付けれればもっと良くなるのではないだろうか。そういう意味でスタートに定評のある福永祐一騎手への乗り替わりはある意味で生まれ変われるチャンスかもしれない。好位差しを覚えれれば大きなタイトルも狙える1頭だ。
33秒2はダントツの上がり最速
2018年10月20日 富士ステークス 芝1600m 東京競馬場
1着:ロジクライ 牡5 (C.ルメール)
2着:ワントゥワン 牝5 (J.モレイラ)
3着:レッドアヴァンセ 牝5 (北村友一)
レースタイム:1:31.7(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
2着:ワントゥワン 牝5 (J.モレイラ)
3着:レッドアヴァンセ 牝5 (北村友一)
レースタイム:1:31.7(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
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例によってワントゥワンは最後方近い位置からの追い込み勝負となった。しかし、ペースが遅く前有利の流れで完全に末脚不発のフラグが立っていた道中。それでも出来るだけ脚を溜め最後の直線で大外に持ち出すと、そこから目の覚める様な脚で前の集団をかわして行くとゴール前で粘るレッドアヴァンセをハナ差捉え2着に入線。上位入線組がほぼ先行勢という事を考えると、負けて尚強しの1戦だった。展開さえハマれば上の舞台でもやれるだけの素質を感じる。
ワントゥワン
新馬戦快勝後からここまでのキャリア25戦、実に全てのレースで上がり3位以内を記録するという生粋のキレ者。先行抜け出しタイプの母の脚質とは正反対で、道中は基本死んだふりの最後方待機。そこから大外に持ち出して伸びる所まで、というのが主な戦い方だ。つまり展開に左右される面が多く、重賞でも2着が多いのはその証拠だろう。勝ち切るには他力も必要という事、馬券の軸には少々しづらい1頭だ。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ワンカラット | ファルブラヴ | Fairy King | Northern Dancer |
Fairy Bridge | |||
Gift of the Night | Slewpy | ||
Little Nana | |||
バルドウィナ | Pistolet Bleu | Top Ville | |
Pampa Bella | |||
Balioka | Tourangeau | ||
Bangalore |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
祖母バルドウィナは、母以外にもG1馬ジュエラーなど安定して結果を出しているだけに一流種牡馬産駒の後継牝馬がいないのが残念であるがファルブラヴ産駒の母ワンカラットがディープインパクト産駒で結果をだしたのはせめてもの救いだろう。今後の活躍以上に繁殖成績に期待したい血統である。
前評判
ワンカラットの初年度産駒でどこまでそのスピード力が遺伝しているかに注目が集まっていたが、それが末脚に互換されてかなりキレ味鋭い産駒に仕上がった様だ。父ディープインパクトの特徴も含めて、上がり33秒台は当たり前。時に32秒台まで連発出来る程の爆発力で牡馬相手でも互角に渡り合える脅威の存在と言える。
馬名の意味
1番から1番へ
母名からの連想でネーミング。
2着:アマルフィコースト 牝4 (坂井瑠星)
3着:ミエノサクシード 牝6 (川島信二)
レースタイム:1:33.6(良)
レース上がり3ハロン:33.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.4