ききょうステークス直後

 
前走の走りが出来ればオープンでも面白いワンスカイ

前走の走りが出来ればオープンでも面白いワンスカイ

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前走は直線どこから抜けようかというくらいに手応えがまるで違ったワンスカイ。陣営曰く、『気性的にはおっとりしているので折り合いも付くし距離は長くなっても問題無い』との事。融通性の高い走りをしていたのは確かで、馬込みでも平気な分2走目のポカは無いだろう。後はカーフライタークやシャレードと言った良血の有力馬とあたって能力的にどうかという事が焦点になる。意欲の遠征を評価したい。
 

2歳新馬直後

 

2019年8月24日 2歳新馬 芝1200m 新潟競馬場

1着:ワンスカイ 牡2 (田辺裕信)
2着:セルレア 牝2 (菊沢一樹)
3着:エクメディクイーン 牝2 (内田博幸)

レースタイム:1:11.6(良)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
 
まずまずのスタートから、道中は先行馬を行かせて自身はその直後をインベタで追走したワンスカイ。常に引っ張りきりの手応えでいつでもGOサインが出せる様な走りは如何にもスピードがありそうな1頭だ。直線に入ると、併走していた馬を押し退けて強引に外へ持ち出し、そこから鞍上が軽く追っただけでグンッと加速し単独先頭へ。楽に後続を突き放して搭載エンジンの違いをまざまざと見せ付ける内容のゴール。脚色的にもまだまだ余裕はあるだけにもうひと段階ギアが上がった走りを見てみたい。
 

ワンスカイ

 
ワンスカイ(ナリタシークレット2017)

ワンスカイ(ナリタシークレット2017)

牡馬

父馬:スウェプトオーヴァーボード
母馬:ナリタシークレット
母父:フジキセキ
所属:斎藤誠厩舎(美浦)
生産:白井牧場
馬主:平井裕

通算成績:1戦1勝(1-0-0-0)
主な戦績:2歳新馬
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母系を遡れば、日本でも馴染みのあるCape Crossやドゥマーニ、ディクタットなどの強豪短距離馬を輩出したBalidaressファミリーの系譜。その優秀なラインにBlushing Groom→Caerleon→フジキセキという、無駄のないハイレベルな代重ねで構成された母ナリタシークレットはいつでも大物候補を輩出できる下地が揃っていると言えよう。スピード型に特化したスウェプトオーヴァーボード産駒のワンスカイが、マイル以下で無双の活躍をする可能性は十分。
 

血統構成

 
スウェプトオーヴァーボード エンドスウィープ フォーティナイナー Mr.Prospector
File
Broom Dance Dance Spell
Witching Hour
Sheer Ice Cutlass Damascus
Aphonia
Hey Dolly A. Ambehaving
Swift Deal
ナリタシークレット フジキセキ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ミルレーサー Le Fabuleux
Marston's Mill
フラワースカイ Caerleon Nijinsky
Foreseer
フレイムオブパリ Blushing Groom
Balidaress


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
Cape Cross(Park Appeal1994)

Cape Cross(Park Appeal1994)

牡馬

父馬:Green Desert
母馬:Park Appeal
母父:Ahonoora
所属:John H.M.Gosden厩舎(英)
生産:Sheikh Mohammed bin Rashid Al Maktoum(愛)
馬主:Godolphin

通算成績:19戦5勝(5-3-3-8)
主な戦績:ロッキンジステークスなど
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血統評価:1.0pt

 
一族にはケープクロスという成功種牡馬がいるがファミリーとしては日本実績はなく、それでもブラッシンググルーム、カーリアンと超良血の配合の祖母にSS系の種牡馬と重ねた母、最後にスウェプトオーヴァーボードなので総合的に判断すると特段強調材料のない血統である。
 

前評判

 
デビュー前の追い切りでは僚馬で重賞戦線でも活躍しているシャドウディーヴァと併せて先着したワンスカイ。そのスピード力は若駒らしからぬモノがあり、既に完成度含めてかなりの高いレベルで安定していると言っても良い産駒だろう。父がスウェプトオーヴァーボードという事を考えると、芝で頭打ちになった場合にダート替わりでもパフォーマンスは期待出来そう。
 

馬名の意味

 

世界は一つ

 
響きから来るネーミングだろう。

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