3歳上2勝クラス直後
道中は15番手とほぼ最後方からの追走となったロードレガリス。逃げたダイシンインディーがスローペースを形成し、完全に前残りとなった展開不向きの流れで向こう正面へ。それを嫌ってか3コーナーから4コーナーにかけてロードレガリスが一気に先行集団へ取り付いて行くと、直線では2番手から抜け出したテイエムチェロキーもあっさりとかわして圧巻の内容で中央復帰2連勝となった。まだまだダートでは底を見せておらず、この勢いが上のクラスでも続けば自ずと重賞タイトルも視野に入って来るだろう。
3歳上2勝クラス直前
前走の1戦は重馬場だった事を考えたとしても、1勝クラスでは相当に優秀なタイム。その上、まだまだ走り自体に余裕がありラストは流していたロードレガリス。相手と接戦で本気で走っていたなら1分49秒台もあった1戦だっただろう。それだけダートではまだ底を見せておらず、普通に回ってくれば上位争いの可能性は高い筈。鞍上が武豊騎手に変わるも、基本的には早めの仕掛けから押し切る競馬をしてくるだろう。ロード軍団からまたもダートのニューヒーロー誕生を見てみたい。
3歳上1勝クラス直後
道中は5番手から前を常に射程圏に入れながらレースを運んで行ったロードレガリス。逃げたサウンドテーブルが単騎逃げでスローペースに落とし込む展開で重馬場含めても完全に前残りが濃厚な1戦。その中で、1頭だけ別次元の末脚を駆使して直線早々に先頭へ立ったロードレガリス。追えば追うだけ伸びて行き、最後は2着に粘ったサウンドテーブルを楽に5馬身差を付けて地方からの復帰戦を快勝し中央初勝利を飾った。上がり35秒5を現級クラスで使える馬もそうそうおらず、昇級戦でもまだお釣りが来そうな内容だったのでは無いだろうか。
ロードレガリス
Sadler's Wells肌の海外重賞馬Mother of PearlにFusaichi Pegasusを付けたレディマーメイドが母。例えその母が現役時代に走ってなかろうとも正真正銘の良血ファミリーである。底力を重ね合わせた上に、ハマれば大きいハーツクライを配合したのがロードレガリス。新馬戦ではセンテリュオに迫る最速上がりを叩き出している様にポテンシャル自体は相当高い筈。歯車が噛み合って来れば古馬になり一気に本格化するタイプだろう。
血統構成
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
アイリッシュダンス | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ビューパーダンス | Lyphard | ||
My Bupers | |||
レディマーメイド | Fusaichi Pegasus | Mr.Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Angel Fever | Danzig | ||
Rowdy Angel | |||
Mother of Pearl | Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | |||
Sisania | High Top | ||
Targos Delight |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
祖母は血統構成同じ半兄に欧州G1馬がいるサドラーズウェルズ産駒でそこにフサイチペガサスと血統構成は優秀、そこにハーツクライなので構成自体は良いが当馬の兄弟はほぼ走っていないので血統背景からの強調材料としては弱い。
前評判
ロードホースクラブでハーツクライの牡馬とは言え、2700万円募集なら強気の値段設定に思える。逆を言えばそれだけの血統的裏付けがあり、馬自体のデキも良ければ納得の範囲とも。デビュー戦で見せた脚は間違いなく本物のパフォーマンスであったし、地方へ転籍しダート替わりで能力を発揮出来たのであればそれは不幸中の幸いだったのではないだろうか。ハーツクライ産駒のダート適性も近年は顕著に活躍馬が出ているだけに勢いも後押しして来るだろう。
馬名の意味
冠名+王者の(ラテン語)
名前通り、王者の様な走りと成績を期待してのネーミングだろう。
2着:テイエムチェロキー 牡5 (岩田康誠)
3着:タイサイ 牡3 (中井裕二)
レースタイム:1:51.1(良)
レース上がり3ハロン:37.1
勝ち馬上がり3ハロン:36.3