2歳新馬直前
全兄は生粋のスプリンターに対してロードシャムロックは中距離向きの体型をしていると言う。調教VTRを見てもスラッとした長い脚を雄大なフットワークで駆け抜けており、明らかに距離適性は違って来るだろう。とは言え、ロードカナロア産駒らしい筋骨量の豊富さも受け継いでおり、年齢を重ねるにつれて次第に短めの舞台にシフトして行く可能性は高い。クラシックの常連となりつつある中内田充正厩舎に任せておけばこの手の馬はしっかりと管理してくれるだろう。初戦の鞍上は当然ながら川田将雅騎手。
ロードシャムロック
確かに見た目は短距離仕様ではなく、中距離で使って行きたい雰囲気のロードシャムロック。脚長でスラッとした立ち姿は如何にも完歩の大きな歩様を連想させる。それでいても、祖父→父から来る筋肉の付き方もしっかりと受け継いでおり、馬のデキとしては十分合格点に値する。動きもしなやかでまだ本格化は先だろうが、いきなり動ける態勢にはあるだろう。ダノンスマッシュに続く重賞制覇と行きたい。
血統構成
ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr. Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
レディブラッサム | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
サラトガデュー | Cormorant | ||
Super Luna | |||
スピニングワイルドキャット | ハードスパン | Danzig | Northern Dancer |
Pas de Nom | |||
Turkish Tryst | Turkoman | ||
Darbyvail | |||
Hollywood Wildcat | Kris S. | Roberto | |
Sharp Queen | |||
Miss Wildcatter | Mr. Prospector | ||
Elizabeth K. |
兄弟馬
近親馬
血統評価:3.5pt
祖母、米名牝G1馬ハリウッドワイルドキャットはミスプロ×クリスエスの良血馬、繁殖としてもG1馬ウォーチャントをだしており半妹の母は父ハードスパンと、半兄より血統構成は見劣るもののやはり期待出来る良血といえ当馬全兄ロードカナロア産駒のダノンスマッシュが出たのも自然だろう。日本出走3頭の兄弟は全馬勝ち上がっており当馬もある程度の水準以上は期待していいだろう。
前評判
ロードホースクラブで一口10万円を超える高額募集馬。その父ロードカナロアが約2600万円募集だった事を考えればダブルスコアの価格帯となる。時代も違えば兄弟構成も違うので比較対象にはならないが、同クラブにおけるトップクラスの期待値という事だけは間違いない。距離にも融通性が効くとなれば、創設初のクラシックタイトルを目標に掲げられるだけの器を期待したいところ。
馬名の意味
冠名+植物名
響きから来るネーミングだろう。
父馬:ロードカナロア
母馬:スピニングワイルドキャット
母父:ハードスパン
所属:中内田充正厩舎(栗東)
生産:ケイアイファーム
馬主:ダノックス
通算成績:0戦0勝 (0-0-0-0)
主な戦績:特になし