乗り替わりで心機一転

 
稽古から呼吸を合わせる池添謙一騎手とロックディスタウン

稽古から呼吸を合わせる池添謙一騎手とロックディスタウン

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女王候補から落選したロックディスタウンが再起をかけて復帰戦のフラワーカップに挑む。デビューから3戦手綱を取ったルメール騎手はアーモンドアイに乗る事が暫定的に決まっている為、今回から牝馬の扱いに定評のある池添謙一騎手が騎乗する。昨週も中山牝馬ステークスで乗り替わりのカワキタエンカを見事優勝に導いている名手が、2週連続で中山芝1800mの舞台を席巻するかどうかに注目が集まる。前情報では桜花賞には進まずオークス一本に照準を絞っているらしいが果たして。
 

長期休み明けが原因か?

 

2017年12月10日 阪神ジュベナイルフィリーズ 芝1600m 阪神競馬場

1着:ラッキーライラック 牝2 (石橋脩)
2着:リリーノーブル 牝2 (川田将雅)
3着:マウレア 牝2 (戸崎圭太)

レースタイム:1:34.3(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
 
18番枠からスタートをし、少し掛かり気味の前のめりな走りでポジションを取りに行ったロックディスタウン。意識して位置を上げて行ったのだろうが、やはり9月からの休み明けでテンション含めて目減りの激しい走りだったと言える。そもそもが札幌2歳ステークスのレベルを疑問視しなければいけないとも言え、今後は同馬自身の走り次第で来年の勢力図が変わって来るだろう。現時点でラッキーライラックよりは下の評価だ。
 

札幌2歳Sは牡馬相手に完勝

 

2017年09月02日 札幌2歳ステークス 芝1800m 札幌競馬場

1着:ロックディスタウン 牝2 (C.ルメール)
2着:ファストアプローチ 牡2 (蛯名正義)
3着:[地]ダブルシャープ 牡2 (石川倭)

レースタイム:1:51.4(良)
レース上がり3ハロン:36.6
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
 
スタートは一息も、道中のリカバリーですぐに中団にポジションを取って前を射程圏内へ。そこから徐々に押し上げて行くと直線入り口では前を行くファストアプローチを捉えにかかるレースセンスの高さが素晴らしい。そこからは外のダブルシャープが加わり3頭の争いとなるも、着差以上に強い内容でロックディスタウンが完勝。折合いや操縦性の高さも武器となり、どんなレースでも対応出来そうな1頭と言える。これで一気に2歳チャンピオンの最有力候補に浮上。
 

猛烈リハで好調さをアピール

 
併走馬を7馬身ちぎったロックディスタウン

併走馬を7馬身ちぎったロックディスタウン

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新潟の新馬戦を楽勝で勝ち上がったロックディスタウン。舞台を札幌に変えて重賞の舞台に挑戦するが、レース前追い切りの内容がとにかく強烈だった。札幌の芝コースで新馬を相手に1馬身追走する形で直線コースに入ると、仕掛けられてから一気に併走馬をかわす。軽く追われただけで能力の違いを見せ付け、気が付けば7馬身も後方に置き去りにし周囲の視線を釘付けにする動きを披露。上位2頭(クリノクーニング&カレンシリエージョ)を脅かす存在になるのはこの馬だろう。オルフェーヴルに初の重賞タイトルをプレゼントするのは本馬かもしれない。
 

噂に違わぬ内容で将来性をアピール

 
最後に軽くしごかれた程度のアクションで完封

最後に軽くしごかれた程度のアクションで完封

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2017年08月06日 2歳新馬 芝1800m 新潟競馬場

1着:ロックディスタウン 牝2 (C.ルメール)
2着:タイムフライヤー 牡2 (北村宏司)
3着:シャルドネゴールド 牡2 (岩田康誠)

レースタイム:1:50.4(良)
レース上がり3ハロン:32.8
勝ち馬上がり3ハロン:32.5
 
道中は先行集団の直後をインで追走。折り合いに専念し直線勝負に賭ける教育的なレースを心掛けた。最後のストレートではなかなか前が開かずヒヤッとするシーンも見せたが、進路を確保すると一気の伸びを見せてあっという間に先頭へ。内からタイムフライヤーが迫ると軽く追われてまた突き放す圧巻の競馬で新馬戦を見事に勝利。牝馬とは思えぬ馬体で如何にも大物感たっぷりの1頭だ。
 

牝馬らしからぬ雄大な馬体

 
500kg近い馬格で他の新馬を圧倒するロックディスタウン

500kg近い馬格で他の新馬を圧倒するロックディスタウン

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調教の動きも優秀だがそれ以上に見た目が素晴らしい。姉のキャットコインは400前半の馬体重だったが、ロックディスタウンは500kg前後もあり古馬に混じっても何ら遜色の無い雰囲気で堂々としている。早くもデビュー前から大物感漂う1頭として注目を浴びているが、何より牝馬で1800mの中距離戦におろす事が異例とも言える。陣営の目指す先はクラシックも勿論、それ以上のタイトルが視野にあるのかもしれない。
 

ロックディスタウン

 
ロックディスタウン(ストレイキャット2015)

ロックディスタウン(ストレイキャット2015)

牝馬

父馬:オルフェーヴル
母馬:ストレイキャット
母父:Storm Cat
所属:二ノ宮敬宇厩舎(美浦)
生産:社台コーポレーション白老ファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:3戦2勝(2-0-0-1)
主な戦績:札幌2歳ステークスなど
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全体的に重厚な馬体で如何にもパワーがありそうな雰囲気。骨格が先ずしっかりとして各部に程よく筋肉を纏っているが、それでいてバランスはなかなか良い。オルフェーヴルの繁殖力が未知数なものの、半姉キャットコインがステイゴールドで結果を出している事からもこの父系との相性は既に証明済みだ。叔父にゼンノロブロイがいて、やはり一族的にもキレよりパワーで押し切る競馬が得意となるだろう。馬体重は春の取材時点で500kg。
 

血統背景

 
オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ ディクタス
ダイナサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン メジロティターン
メジロオーロラ
エレクトロアート ノーザンテースト
グランマスティーヴンス
ストレイキャット Storm Cat Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Terlingua Secretariat
Crimson Saint
ローミンレイチェル マイニング Mr. Prospector
I Pass
One Smart Lady Clever Trick
Pia's Lady


 

兄弟馬

 
タガノエリザベート

タガノエリザベート

牝馬

父馬:スペシャルウィーク
母馬:ストレイキャット
母父:Storm Cat
所属:松田博史厩舎(栗東)
生産:社台コーポレーション白老ファーム
馬主:八木昌司

通算成績:13戦2勝 (2-0-0-11)
主な戦績:ファンタジーステークスなど
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キャットコイン

キャットコイン

牝馬

父馬:ステイゴールド
母馬:ストレイキャット
母父:Storm Cat
所属:二ノ宮敬宇厩舎(美浦)
生産:社台コーポレーション白老ファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:13戦3勝 (3-0-0-10)
主な戦績:クイーンカップなど
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近親馬

 
ゼンノロブロイ

ゼンノロブロイ

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:ローミンレイチェル
母父:マイニング
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:白老ファーム
馬主:大迫久美子

通算成績:20戦7勝(7-6-4-3)
主な戦績:天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念など
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血統評価:1.9pt

 
ファミリーとしては、ゼンノロブロイがいるものの全体としては弱い。ただし兄弟に2頭の重賞馬がいるので悪くはないですが、未勝利馬も3頭いるので相殺というところか。
 

前評判

 
半姉キャットコインも担当した二ノ宮調教師は『ふっくらとしているのは良い』と、その姉の小柄な馬体と比較して語る。やはり順調に調教をこなせるしっかりとした体があってこそ、馬の身体能力が伸びるというもの。幾多の名馬を育て上げて来た師も納得の表情で本馬のデビューを心待ちにしている様だ。
 

馬名の意味

 

曲名

 
母名の元となったアメリカのロカビリーバンド『ストレイキャッツ』の曲名から連想。一見、牡馬の様な響きに聞こえるが牝馬なのでお間違えなく。

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