関屋記念直後
2019年8月11日 関屋記念 芝1600m 新潟競馬場
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やや立ち遅れ気味のスタートから、押して前に取り付けて行ったロシュフォール。流れに乗せる事を心がけた様で、中団の位置から前をいつでも捉えられる様なポジションには位置取れた道中となった。本来の脚なら直線でもあっさり突き抜けておかしくない能力の持ち主だが、今回は追い出しても反応が薄くそのままダラダラと脚を使って9着に終わった。久々のマイルで馬が戸惑ったのかは分からないが、こんな結果に終わる馬では無い。
関屋記念直前
結果論になるが、新馬戦での中山、前走の七夕賞と全キャリア中で掲示板を外した2戦はいずれも右回り。ロシュフォールは典型的なサウスポーと捉えて良く、新潟大賞典ではメールドグラースとミッキースワロー相手に互角の走りを見せている。そして、今回は何と言っても現在騎乗機会で重賞を4連続制覇している田辺裕信騎手が鞍上というのも心強い。あっさりと勝ち切る能力はあるだけに、人馬一体となって外から怒涛の追い込みなるか。
七夕賞直後
2019年7月7日 七夕賞 芝2000m 福島競馬場
1着:ミッキースワロー 牡5 (菊沢一樹)
2着:クレッシェンドラヴ 牡5 (内田博幸)
3着:ロードヴァンドール 牡6 (横山典弘)
レースタイム:1:59.6(稍重)
レース上がり3ハロン:37.5
勝ち馬上がり3ハロン:36.7
2着:クレッシェンドラヴ 牡5 (内田博幸)
3着:ロードヴァンドール 牡6 (横山典弘)
レースタイム:1:59.6(稍重)
レース上がり3ハロン:37.5
勝ち馬上がり3ハロン:36.7
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スタートから脚取りもぎこちなく明らかに馬場を気にしていた様子のロシュフォール。福島独特の緩急が激しいコースにも対応できず、直線では後方の馬にかわされて行ってしまう。レースの上がり自体が37秒台というタフな1戦では、切れ味勝負の本馬にとっては真逆のレースとなるだけに好走の余地は一つもなかったのではないだろうか。元より、同レースを選んで来た陣営側に問題があったと言っても過言ではない。
七夕賞直前
木村哲也厩舎期待のエース候補がいよいよ覚醒の時か。調教では時計の出にくい馬場状態にも関わらずしっかりとした脚取りで好タイムを叩き出したロシュフォール。素質馬で本来なら夏は休ませたい所だが、これだけ動けるのだからむしろ暑い時期の方が良いタイプなのだろう。夏の福島はそう簡単なコースではない事も承知の上。それすらも一掃するレベルのパフォーマンスで初重賞制覇の瞬間を見せて欲しい。
新潟大賞典直後
2019年4月29日 新潟大賞典 芝2000m 新潟競馬場
1着:メールドグラース 牡4 (D.レーン)
2着:ミッキースワロー 牡5 (横山典弘)
3着:ロシュフォール 牡4 (C.ルメール)
レースタイム:1:58.6(良)
レース上がり3ハロン:33.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.0
2着:ミッキースワロー 牡5 (横山典弘)
3着:ロシュフォール 牡4 (C.ルメール)
レースタイム:1:58.6(良)
レース上がり3ハロン:33.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.0
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道中、ほぼ最後方から競馬を進めたロシュフォール。ペースに関係なく最後の決め脚に賭ける競馬が合っているのだろう。手応え抜群の状態で直線コースへ入ると、前半少し進路を確保するのに手こずったが、前が開くとそこからグンと加速し一気に前のメールドグラースに迫る脚色。内からミッキースワローも加わって3頭による上位争いとなったが、ラストで二歩及ばず3着に敗れてしまった。とは言え、初重賞でこれだけ走れれば及第点以上の評価だろう。何と言っても接戦の2着はあのミッキースワローなのだから。
新潟大賞典直前
まだキャリア6戦のロシュフォール。今回が重賞初挑戦となるが、ポテンシャルは既にこのメンバーでも上位クラスの1頭だろう。特に新潟コースで行われた500万下戦では上がり32秒6の末脚で後方一気、最後は2着に2馬身半差を付ける大楽勝だった。東京含めて未だ左回りでは4戦4勝と無類の強さを誇っている。荒れるハンデ戦、1番人気想定のミッキースワローは57.5kgなだけに付け入る隙は十分にあるだろう。鞍上は引き続きC.ルメール騎手がスタンバイ。
アメジストステークス直後
2019年2月17日 アメジストステークス 芝2000m 東京競馬場
1着:ロシュフォール 牡4 (C.ルメール)
2着:ダノンキングダム 牡5 (津村明秀)
3着:ブレステイキング 牡4 (M.デムーロ)
レースタイム:1:58.3(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
2着:ダノンキングダム 牡5 (津村明秀)
3着:ブレステイキング 牡4 (M.デムーロ)
レースタイム:1:58.3(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
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最内枠から慌てず自分のリズムでレースを進めたロシュフォール。前にいたブレステイキングを相手に定め、直線ではその後ろにポジショニングを取って追い出しを待つ。進路が開いてから徐々にエンジンをふかして行くと、半ば過ぎから一気にトップギアへ入れて加速。すると一瞬の内に後続を突き放し、最後は抑える余裕を見せ1着でゴールし勝利を飾った。鞍上のルメール騎手も同馬の素質に惚れ込んでいる様子で、今後は重賞戦線でも活躍を見せてくれるのではないだろうか。
アメジストステークス直前
2戦目から4レース続けて上がり最速を叩き出しているロシュフォール。その平均が33秒1という驚異的な数字なのだから、同馬のキレ味は相当なものだろう。今回のアメジストステークスは少頭数でスローペースになりそうなメンバー構成だけに、展開が向けば上位陣の末脚を上回って差し切る形も想像出来る。ルメール騎手鞍上だが、ある程度前に付けて行った時にどこまでキレるかに注目したい。
tvk賞直後
2018年11月11日 tvk賞 芝1800m 東京競馬場
1着:ロシュフォール 牡3 (C.オドノヒュー)
2着:プラチナヴォイス 牡4 (内田博幸)
3着:レノヴァール 牡3 (北村友一)
レースタイム:1:46.1(良)
レース上がり3ハロン:33.7
勝ち馬上がり3ハロン:32.8
2着:プラチナヴォイス 牡4 (内田博幸)
3着:レノヴァール 牡3 (北村友一)
レースタイム:1:46.1(良)
レース上がり3ハロン:33.7
勝ち馬上がり3ハロン:32.8
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やや出遅れ気味で後方からの競馬となったロシュフォール。少頭数という事もあり慌てず4コーナーまでじっくりと脚を溜める作戦に出た。最後の直線に入ると馬場の真ん中を選んで一気に加速、先に抜け出したプラチナヴォイスをあっさり捉えると最後は流す余裕の脚色でゴール。これで上がり最速は4度目、内2度が32秒台と驚異的なキレ味で他馬を圧倒している。オープンまで楽に勝ち上がって行く素材だろう。
三年坂特別直前
今回の三年坂特別は8頭立ての1戦。外回りコースで直線も長く、ロシュフォールの末脚を思う存分発揮出来る舞台設定となった。ここで勝ち切れればまさにそのポテンシャルは証明され、今後の出世街道に突き進むターニングポイントとなるだろう。鞍上は引き続き、C.ルメール騎手がスタンバイ。前売りオッズでは単勝1倍台の支持を受けており、ここは見どころタップリのレースとなりそうだ。
3歳上500万下直後
2018年08月04日 3歳上500万下 芝1800m 新潟競馬場
1着:ロシュフォール 牡3 (C.ルメール)
2着:ヒシヴィクトリー 牡3 (石橋脩)
3着:ゼンノタヂカラオ セ5 (田辺裕信)
レースタイム:1:46.0(良)
レース上がり3ハロン:33.6
勝ち馬上がり3ハロン:32.6
2着:ヒシヴィクトリー 牡3 (石橋脩)
3着:ゼンノタヂカラオ セ5 (田辺裕信)
レースタイム:1:46.0(良)
レース上がり3ハロン:33.6
勝ち馬上がり3ハロン:32.6
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スタートで立ち遅れてしまい後方からの競馬となったロシュフォール。出遅れ癖は付き物で、鞍上のC.ルメール騎手も慌てず馬の力を信頼してほぼ最後方で脚を溜めた。平均ペースで流れ、馬群は一団のまま直線コースへ。大外に持ち出したロシュフォールは1頭だけ次元の違う脚色でグングン加速すると、ほぼ馬なりの状態で先頭に並びかけ軽く追われると2着ヒシヴィクトリーを一瞬で突き放すまさに怪物級の競馬を見せた。レースの上がりを丸1秒上回る32秒6の脚を軽々と使い、今後の重賞戦線でも活躍が期待出来る1頭だろう。
プロフィール
遡れば日本でもGⅠ馬を多数輩出するバレークイーン一族出身のロシュフォール。近親にフサイチコンコルドやヴィクトリー、リンカーンなどがあり繁栄族のエリートと言っても過言ではない。母アンブロワーズも重賞馬で、兄弟にはコナブリュワーズやテオドールなどの活躍馬もおりこの血統で走らない方がおかしいくらい。デビューは遅れたものの、有り余る素質で連勝街道を突き進む大物候補の1頭となりそう。
血統背景
キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Miesque | Nureyev | ||
Pasadoble | |||
マンファス | ラストタイクーン | トライマイベスト | |
Mill Princess | |||
Pilot Bird | Blakeney | ||
The Dancer | |||
アンブロワーズ | フレンチデピュティ | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
フサイチミニヨン | サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | |||
バレークイーン | Sadler's Wells | ||
Sun Princess |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.3pt
バレークイーン一族の中で、母父SSで隔世で結果を出した母だがファミリーはよく自身の血統も父フレンチデピュティで悪くなく、そこにキングカメハメハなので十分良血だろう。産駒も2頭が4勝以上だが重賞にはあと一歩たりないレベルが現時点では限界でそのあたりがベストかと想定される。
前評判
サンデーレーシングにおいて5000万円の額で募集されたロシュフォール。同クラブ内では可もなく不可もなく、といったレベルの評価と言えるが、確かにこれまでアンブロワーズ産駒からは重賞馬が出ていない事を考えると妥当なラインか。それでも母系を鑑みればいつ大物が出てもおかしくない血統構成であり、ロシュフォールがその第一号に成り得る素材というのは間違い無さそう。今後の走りが楽しみである。
馬名の意味
ミュージカルの名作の名より
兄テオドールからの流れと、母自体が歌劇からの命名という連想でのネーミングだろう。
2着:ミエノサクシード 牝6 (川島信二)
3着:ソーグリッタリング 牡5 (浜中俊)
レースタイム:1:32.1(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:32.2