馬体診断
牝馬とは思えない程の逞しい体付きが魅力。胸前、トモ辺りの筋肉量は相当なもので首さしも太くかなりパワー型の走りとなるだろう。それらに比べて胴回りがややさみしく感じるが、その内バランス良く見えて来るもの。いずれにせよ、馬自体の雰囲気がかなりドッシリとしていて大物感の風格さえ漂っている。馬体重は春の取材時点で486kg。
血統背景
キングカメハメハ | Kingmambo | Mr. Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Miesque | Nureyev | ||
Pasadoble | |||
マンファス | ラストタイクーン | トライマイベスト | |
Mill Princess | |||
Pilot Bird | Blakeney | ||
The Dancer | |||
ライフフォーセール | Not For Sale | Parade Marshal | Caro |
Stepping High | |||
Love for Sale | Laramie Trail | ||
Museliere | |||
Doubt Fire | Ski Champ | Icecapade | |
Ski Goggle | |||
My Little Life | Ghadeer | ||
Dimane |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母は、亜GⅠホースだが産駒の姉は、未だ未勝利。父をかえるのは良いとして現時点での血統背景からの強調材料は全くない。
前評判
『調整は馬の成長に合わせているのですが、徐々にペースは上げていけそうです。乗った時の背中が良い感じでキングカメハメハの長所をよく受け継いでますね。これからまだ成長するので将来が非常に楽しみです』との事。母はアルゼンチンのGⅠ2勝馬。能力的なDNAは一流の部類に入るだろう。
馬名の意味
人名より
近藤英子氏おなじみの人名シリーズ。今回はオスマン帝国スレイマン1世の皇后というマニアックなところを突いて来たが、このシリーズの時は走るイメージがある。
編集部の評価
アルゼンチンは高速馬場なので日本の馬場との相性は良いのはわかるがただだったら日本の名牝でいいかなという印象で特に魅力は感じないので迷わずスルー。(大川)
アルゼンチンの名牝クラスに日本のS級種牡馬を付けるのは今トレンドとも言える流れ。但し、その例で成功しているのはディープインパクト産駒のみとなっているので、今回のキングカメハメハでどうなるかがポイントか。見た目は走って来ておかしくない好馬体なので、後は角居勝彦調教師が如何に料理してくれよう。(田中)
父馬:キングカメハメハ
母馬:ライフフォーセール
母父:Not For Sale
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:近藤英子