現状ではこれが限界の走りか

 

2018年08月04日 信濃川特別 芝2000m 新潟競馬場

1着:グロンディオーズ 牡3 (C.ルメール)
2着:メルヴィンカズマ 牡4 (M.デムーロ)
3着:グレートウォリアー 牡3 (福永祐一)

レースタイム:1:58.3(良)
レース上がり3ハロン:33.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
 
好スタートから控えて5番手追走のポジションを取ったレーヴドリーブ。前にグロンディオーズ、後ろにグレートウォリアーを見る形でレースを進め順調な運びで直線コースへ。いざ、そこから追われると手応えほど案外に伸びずグロンディオーズには引き離され、グレートウォリアーには差し切られての4着敗退を喫してしまった。走り自体に不利などは無く、この内容は完全に力負けといった印象だ。とは言え、今回の上位陣はレベルが高く今後は勝機も見えて来るだろう。
 

出遅れも余裕の立ち回りで快勝

 

2018年05月05日 3歳500万下 芝1800m 東京競馬場

1着:レーヴドリーブ 牝3 (戸崎圭太)
2着:クイーングラス 牝3 (田辺裕信)
3着:ダイワメモリー 牝3 (内田博幸)

レースタイム:1:45.6(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
発馬でやや立ち遅れたレーヴドリーブだが、そのままスッと先行集団に取り付き楽な形で追走となった1戦。前の2頭がやり合う形でペースも速くなり絶好の展開と言える。余力タップリの手応えで直線に入ると、楽々と先頭に立ち後続の進出を待って追い出し開始。大外のクイーングラスが一瞬差を詰めるも、それもあっさりと振り切って2連勝達成。遂にレーヴドスカー一族の血が騒ぎ始めた。今回の信濃川特別ではグレートウォリアーとの一騎打ちが予想されるが、勝てば秋華賞獲りへ大きく前進。
 

乗り替わりの川田騎手の手腕に期待

 
前走は2着に終わったレーヴドリーブ

前走は2着に終わったレーヴドリーブ

via google imghp
 
前走を終え戸崎騎手が「スタートしてからなかなかスピードに乗って行けなかった」とコメントを残しているが、最後の直線での追い込みっぷりは素晴らしく、エンジンがかかるのが少々遅いズブいタイプの馬だと判断できる。今回は川田騎手に乗り替わることもあり、その腕っぷしの強い騎乗でさらなる前進が見込めるはずだ。
 

外から強烈な追い込みを披露し2着惜敗

 

2017年12月10日 2歳未勝利(牝) 芝1800m 阪神競馬場

1着:ノーブルカリナン 牝2 (C.デムーロ)
2着:レーヴドリーブ 牝2 (戸崎圭太)
3着:クリノアリエル 牝2 (川田将雅)

レースタイム:1:48.6(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
新馬戦と同じく道中は進んで行かずに後方からの競馬を強いられる事となったレーヴドリーブ。直線入り口ではごった返しの馬群を強引に外へ持ち出すと、そこから目の覚める様な伸びを見せ前を猛追。勝ったノーブルカリナンには届かなかったがクリノアリエルとの争いを制して際どい2着入線を果たした。レースを重ねる毎に動きが良くなって来ており、次は更に高いパフォーマンスを出せるだろう。未勝利脱出も間近だ。
 

新馬戦は4着と及第点の内容

 

2017年11月12日 2歳新馬 芝1800m 京都競馬場

1着:ダノンフォーチュン 牡2 (浜中俊)
2着:シーリア 牝2 (C.デムーロ)
3着:レッドルーク 牡2 (四位洋文)
4着:レーヴドリーブ 牡2 (戸崎圭太)

レースタイム:1:50.7(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.9
 
スタートは普通に出るも道中は前に進まず後方からの展開を余儀なくされたレーヴドリーブ。直線入り口でようやく走る気が出て来たのか、最後は外に出すと2着争いに加わる上々の伸びを見せて4着に入線した。とは言え、エンジンの掛かりが遅くどちらかと言えば長く良い脚を使うタイプなのだろう。継続騎乗となる戸崎圭太騎手が今度は上手く乗りこなして勝利に導く筈だ。ライバルはシーリアただ1頭。
 

オルフェーヴル×レーヴドスカー=??

 
順調に調整が進んでいるレーヴドリーブ

順調に調整が進んでいるレーヴドリーブ

via google imghp
 
レーヴ一族期待の1頭レーヴドリーブ。母レーヴドスカーは現在の繁殖牝馬で最も実績のある1頭で、これまで8頭がデビューし全て勝ち上がり。GⅠ馬や重賞馬も数頭いる異常なまでにアベレージの高いファミリーである。しかも、そのいずれもが違う種牡馬という点に驚きを隠せない。そして今回は新種牡馬オルフェーヴル。既に結果を出している事を考えれば、同馬が走らない可能性の方が極めて少ないのである。唯一不安点があるとすれば一族特有の故障発生だけ。
 

レーヴドリーブ

 
レーヴドリーブ(レーヴドスカー2015)

レーヴドリーブ(レーヴドスカー2015)

牝馬

父馬:オルフェーヴル
母馬:レーヴドスカー
母父:Highest Honor
所属:高野友和厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:7戦2勝(2-3-0-2)
主な戦績:3歳500万下など
via google imghp
 
まさに理想的な馬体と雰囲気。さすがにレーヴドスカーの子供といったところか。オルフェーヴル産駒は全体的に見栄えも良く走って来そうな産駒が目立つが、その中でも一際存在感を放っているのが同馬。問題は一族特有の脚元の弱さだが、そこは健康優良児だったオルフェーヴルのDNAが補填してくれていると信じたい。馬体重は不明。
 

血統背景

 
オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ ディクタス
ダイナサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン メジロティターン
メジロオーロラ
エレクトロアート ノーザンテースト
グランマスティーヴンス
レーヴドスカー Highest Honor Kenmare Kalamoun
Belle of Ireland
High River Riverman
Hairbrush
Numidie バイアモン Blushing Groom
Lodeve
Yamuna Green Dancer
Yeovil


 

兄弟馬

 
アプレザンレーヴ

アプレザンレーヴ

牡馬

父馬:シンボリクリスエス
母馬:レーヴドスカー
母父:Highest Honor
所属:池江泰郎厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:7戦3勝 (3-0-1-3)
主な戦績:青葉賞など
via google imghp
 
レーヴディソール

レーヴディソール

牝馬

父馬:アグネスタキオン
母馬:レーヴドスカー
母父:Highest Honor
所属:松田博資厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:6戦4勝(4-0-0-2)
主な戦績:阪神ジュベナイルフィリーズなど
via google imghp
 
レーヴミストラル

レーヴミストラル

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:レーヴドスカー
母父:Highest Honor
所属:松田博資厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:13戦4勝(4-1-1-7)
主な戦績:青葉賞、日経新春杯など
via google imghp
 

近親馬

 
ベスラー

ベスラー

牝馬

父馬:Marju
母馬:レーヴディマン
母父:Highest Honor
所属:Dermot K.Weld厩舎(愛)
生産:Tullpark Limited(愛)
馬主:Hamdam Al Maktoum

通算成績:5戦3勝(3-0-0-2)
主な戦績:愛1000ギニーなど
via google imghp
 

血統評価:3.8pt

 
母は一応GⅠ馬だが繁殖パフォーマンスの方が優秀で別々の種牡馬で8頭で全馬1勝以上、1勝馬のレーヴダムールもGⅠ2着の2戦しかしていないという超優秀な繁殖牝馬。歴代でも最上位の繁殖牝馬だろう。1頭のGⅠ馬と3頭の重賞馬、8頭全馬クラシック出走レベルの重賞勝利格というとんでもない繁殖力の母の次の産駒はオルフェーヴルである。期待しかないだろう。
 

前評判

 
良血馬にしては余り情報が少ない。某POG特集本では、記事の中で『関節の可動域が広く、動きはしなやかで柔らかい。オルフェーヴル産駒の中でもトップクラスの素質馬と言って良い』と紹介されている。いずれにせよ、これまで8頭全て違う種牡馬でオープン級の馬を輩出した母からクズ馬が出る事はあり得ない。
 

馬名の意味

 

夢(フランス語)+オリーブ(フランス語)

 
オリーブの花言葉より『勝利』を連想。レーヴ(ド)+オリーブ=レーヴドリーブと略称。

関連記事

関連タグ

著者