函館2歳ステークス直後
2019年7月21日 函館2歳S 芝1200m 函館競馬場
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スタートで致命的な遅れを取ったレッドヴェイパー。そこからインコースをロス無く追走し徐々に上がって行くものの、馬自身も初戦より気難しく走っている様でコントロールが効いていなかったのだろう。4コーナーで外へ出して行ったが、真っ直ぐ走れておらず全体的に走りがぎこちなく完全燃焼というレースではなかった。今回の内容は今後の参考にしなくて良いだろう、次の1戦で見直したい。
函館2歳ステークス直前
レッド軍団のトップバッターとしていきなり重賞を狙える素材がレッドヴェイパーだ。グリーンカル騒動で除外となった翌週、改めて新馬に出て来たがそこで圧巻の走りを見せ快勝。走破時計、勝負根性含めて素質は相当に高いと判断する。強いてあげれば牝馬で410kg台というのが少し寂しい気もするが、この時期は小さい方が仕上がりも早く機動力に富むという点では函館向きだろう。時計通りに走って来れば恐らく勝ち負けは必須の存在と思われる。
レッドヴェイパー
シンコウラブリイを産んだハッピートレイルズや、タイキ軍団の強豪を輩出したロイヤルブライドなどがいるロイコン一族の末裔レッドヴェイパー。母レジェンドトレイルも複数勝利馬を何頭も出しており、やはり繁栄ファミリーらしい遺伝力の高さ。そこに仕上がり早でスピードが身上のキンシャサノキセキを配合すれば、自ずと2歳戦から活躍する馬が産まれて当然の結果だろう。後は成長力の問題だが、この両親の掛け合わせなら十分伸びシロもあるのではないだろうか。
血統背景
キンシャサノキセキ | フジキセキ | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ミルレーサー | Le Fabuleux | ||
Marston's Mill | |||
ケルトシャーン | Pleasant Colony | His Majesty | |
Sun Colony | |||
Featherhill | Lyphard | ||
Lady Berry | |||
レジェンドトレイル | フレンチデピュティ | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
ハッピートレイルズ | ポッセ | Forli | |
In Hot Pursuit | |||
ロイコン | High Top | ||
Madelon |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.0pt
ハッピートレイルズのファミリーでキンシャサ産駒だがこのファミリーはパワー系の種牡馬で結果出ているケースが多いので種牡馬的には未知数も母の産駒は6頭が2勝以上と安定しており当馬で7頭目も確実だろう。種牡馬のクラスをもう少しあげてあげたい母の1頭だろう。
前評判
東京サラブレッドクラブで一口3万円という超お値打ち価格の募集馬レッドヴェイパー。血統、配合、厩舎を考えれば優に2歳時点で回収できるのが明確に読み取れる1頭だったのではないだろうか。デビュー戦のレースぶりを見るとマイルはどうかという感じだけに、出来る限り早い内からスプリント路線で賞金を稼いでおきたいというのが本音だろう。
馬名の意味
冠名+高機動飛行を行う際に発生する飛行機雲
馬名のイメージ通り、速くターフを駆け抜けて欲しいという思いからネーミング。
2着:タイセイビジョン 牡2 (C.ルメール)
3着:プリンスリターン 牡2 (原田和真)
レースタイム:1:09.2(良)
レース上がり3ハロン:35.6
勝ち馬上がり3ハロン:35.6