既に重賞でも戦えそうなレベル
前走のレースを見る限り、あのパフォーマンスが安定して出せるなら同世代のダート短距離戦線で敵はほぼいないと言っても過言ではない。ましてや昇級戦の500万下クラスはただの通過点にしかならないだろう。グリグリの1倍台で納得、2倍付くようならむしろお買い得くらいのレベルにある。負けるとすれば、出遅れて後方から揉まれる競馬をした時のみ。重賞の舞台で早くその雄姿を見せて欲しいものである。
2着に約2秒差をつける大勝
2018年11月17日 2歳未勝利 ダート1400m 京都競馬場
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スピードのノリの違いが分かる様なスタートからの走りを見せたレッドルゼル。ダートでの推進力がかなりのもので、そのまま直線では馬なりで後続以下をグングン突き放す一人旅のレースとなった。結果、2着ピースプレイヤーに約2秒もの差を付ける楽勝の内容で砂適正の高さをまざまざと見せつけた。が、新馬戦でも芝で3着と好走している様に芝・ダート兼用タイプの1頭か。マイルまでなら問題なさそうだ。
レッドルゼル
堅実な産駒実績を残す祖母パープルホワイトからなる母系で、母フレンチノワール自体も着実にクラスを勝ち上がり3勝した活躍馬。上の兄弟2頭もそれなりの種牡馬でしっかりと勝ち上がりを見せている事から、今回ロードカナロアに種牡馬が上位互換された事で期待値はかなり上がったと言える。母父フレンチデピュティの肌は基本的に安定したイメージ。芝・ダート問わず大崩れする事無く活躍を続けそうだ。
血統背景
ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr. Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
レディブラッサム | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
サラトガデュー | Cormorant | ||
Super Luna | |||
フレンチノワール | フレンチデピュティ | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
パープルホワイト | フジキセキ | サンデーサイレンス | |
ミルレーサー | |||
カノープス | Theatrical | ||
Heather Bee |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
ファミリー、兄弟に実績馬はいないのでフレンテデピュティ×ロードカナロア産駒という評価のみで強調材料はない。
前評判
デビュー前から稽古での動きに評判が集まり、数々の名スプリンターを育て上げた安田隆行調教師も納得の1頭。『動きが良く調教通り走ってくれれば』とコメントしていた様に、後は実戦でのスピード感がどうかだろう。初戦の新馬では最後の直線でタレた様に、2歳時点ではダートの方がその能力が遺憾なく発揮される様である。体がパンとしてくれば芝でも同様の走りが期待出来る筈だ。
馬名の意味
冠名+熱望(フランス語)
レッドの冠名には何を組み合わせてもそれなりに聞こえるネーミングだ。
2着:ピースプレイヤー 牡2 (岩田康誠)
3着:オウケンラブルナ 牝2 (松田大作)
レースタイム:1:25.0(良)
レース上がり3ハロン:37.5
勝ち馬上がり3ハロン:37.5