1800mでもまだ短い長距離砲
2018年07月29日 2歳新馬 芝1800m 札幌競馬場
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レース動画を見ても分かる様に、勝負どころで前に進んで行かないレッドエンヴィー。ゴール前は伸びて来ている様に手応えが無くなった訳では無かった。鞍上のC.ルメール騎手も『反応が遅くてまだ距離が短い。もっとあって良いタイプ』とコメントしていただけに、2戦目に選んで来たのが2000m戦だ。ひと叩きされて幾分反応も良くなるだろう、ここは上位争いに加わって来て欲しい。
レッドエンヴィー
兄レッドアンシェルよりは間違いなく距離適性のレンジが広い馬体。父がジャスタウェイに変わり新味が出たのか、筋骨量よりもしなやかなバネで弾けるフットワークをしそうな造りである。まだ全体的に緩さは残るが、それは父の成長曲線と同様で本格化は古馬になってからか。しかし、母父ストームキャットの前向きさとスピード感を受け継いでいれば早い時期からの活躍も可能だろう。馬体重は春の段階で480kg。
血統背景
ジャスタウェイ | ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
アイリッシュダンス | トニービン | ||
ビューパーダンス | |||
シビル | Wild Again | Icecapade | |
Bushel-n-Peck | |||
シャロン | Mo Exception | ||
Double Wiggle | |||
スタイルリスティック | Storm Cat | Storm Bird | Northern Dancer |
South Ocean | |||
Terlingua | Secretariat | ||
Crimson Saint | |||
Magnificient Style | Silver Hawk | Roberto | |
Gris Vitesse | |||
Mia Karina | Icecapade | ||
Basin |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.3pt
母の兄弟にはNathanielやGreat HeavensとG1馬が複数おり母自身もストームキャット産駒でなぜディープインパクトを試してみないのかという血統だろう。兄弟に3勝馬が3頭いるので安定して結果は出してくるだろう。父ジャスタウェイが未知数だが当たれば世界レベルの超良血馬という表現も間違いではないだろう。
前評判
同馬の育成に携わるスタッフの中で評価はかなり高く、『調整は最も順調に進んでいますね。スピード感タップリの走りで前進気鋭があるんですが、折り合いを欠くという事はありません。強い負荷をかけても飼い葉もしっかり食べてくれますし体質面の不安が無いのは素晴らしい。まだ物足りない面もありますが、これからどんどん成長して行ってくれるでしょう』との事。余り使い詰め出来ない兄よりもレース数はこなしてくれそうだ。
馬名の意味
冠名+羨望
アンシェルよりもしっくりは来ないが、レッド自体がほぼ何を付けてもハマらないので後は実績を積み重ねるだけ。
2着:レッドヴィータ 牝2 (横山典弘)
3着:ハギノアップロード 牡2 (池添謙一)
レースタイム:1:54.2(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.0