ルスツ特別直後
2019年8月24日 ルスツ特別 芝1800m 札幌競馬場
via www.youtube.com
4月の桜花賞以来となったレッドアステルだが、何と馬体重はそこから+32kgという大幅増。ルスツ特別での走りに一瞬の懸念が生じたものの、レースぶりを見る限りは完全な成長分と見て良いだろう。それだけスムーズな競馬でもたつきも無く、自身の走りが出来ていたという事。スタートから先行集団の一角に付け、直線先頭の押し切り勝ちという何度やっても同じ結果となりそうなパフォーマンスで、このクラスにいる存在では無いという事を証明している。昇級戦の次走も引き続き注目したいところだ。
ルスツ特別直前
新馬戦勝利時にはあのO.マーフィー騎手が『大きい所を狙える馬』とコメントしていた様に、その素質はまだ計り知れないレッドアステル。2戦目のアネモネステークスも最速の上がりで2着と健闘した様に、完成していない中でしっかりとパフォーマンスを出していたのは立派だった。さすがに遠征やいきなりのGⅠという舞台でポテンシャルはかき消されてしまったが、そこからじっくりと成長期間に充て、ようやく北海道シリーズの後半で始動して来たのは非常に好感の持てるローテーション。ここを楽勝する様なら、まだ秋華賞への道も残されて来るだろう。
アネモネステークス直後
2018年3月10日 アネモネステークス(L) 芝1600m 中山競馬場
1着:ルガールカルム 牝3 (三浦皇成)
2着:レッドアステル 牝3 (戸崎圭太)
3着:ユナカイト 牝3 (津村明秀)
レースタイム:1:34.4(良)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
2着:レッドアステル 牝3 (戸崎圭太)
3着:ユナカイト 牝3 (津村明秀)
レースタイム:1:34.4(良)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
via www.youtube.com
最も優等生的なレース運びだったレッドアステル。前のルガールカルムを見る形で道中は中団の外目を追走。ペースも流れ、4コーナーでは抜群の手応えで直線弾けそうな勢いだった。そこから期待通りにしっかりと追い込みはしたものの、先に抜け出したルガールカルムが一枚上。僅かに1着には届かなかったが、桜花賞への優先出走権はきっちりと手にして見せた。鞍上の戸崎圭太騎手も同馬の将来性を高く評価していた。
アネモネステークス直前
『ガス欠のアーモンドアイ』…響きは良くないが、逆を言えばガソリンを満たせばそれだけ走るという事。その理由として、とにかくカイ食いが細く馬体が大きくなって来ないという点だろう。新馬戦も428kgとかなり小さく、それでも抜群の内容で勝っており素質は超一流。馬体に実が入って来さえすれば、少なくとも重賞クラスまで上がれる逸材だ。アネモネステークスでその評価を証明して欲しい。
2歳新馬直後
2018年12月16日 2歳新馬 芝1600m 中山競馬場
1着:レッドアステル 牝2 (O.マーフィー)
2着:ライトアップゼア 牝2 (江田照男)
3着:キタサンブラウン 牡2 (北村宏司)
レースタイム:1:36.8(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
2着:ライトアップゼア 牝2 (江田照男)
3着:キタサンブラウン 牡2 (北村宏司)
レースタイム:1:36.8(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
via www.youtube.com
ロケットスタートを決めるものの、前にライトアップゼアなどを行かせて番手に控えるレース運びを見せたレッドアステル。逃げ馬の直後で壁を作りしっかりと競馬を教える1戦という位置付けだろう。それだけ先を見据えた実力の持ち主であり、直線の抜け出し方もさすがのひと言。狭い所を強引に割って出、後は軽く追われるだけにあっという間に後続を引き離した。鞍上のO.マーフィー騎手も『ムチを使うまでもなく強い競馬だった。来年が楽しみだね』とコメントを残している。
レッドアステル
母レッドエルザは現役時代未勝利ながらも、非常に垢抜けた馬体で見栄えのする牝馬だった。血統構成も良く、確かにディープインパクトなどを付ければ走る産駒がどんどん出て来そうなイメージである。全兄レッドレオンも2勝をあげており、ここから勢いが付いて来る一族だろう。ノーザンファーム産駒で東京ホースレーシングの募集がかけられている例も珍しく、色んな意味で注目の1頭。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
レッドエルザ | Smart Strike | Mr.Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Classy'n Smart | Smarten | ||
No Class | |||
Belva | Theatrical | Nureyev | |
ツリーオブノレッジ | |||
Committed | Hagley | ||
Minstinguette |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
母レッドエルザの全兄には米G1馬English Channelがおり当馬の全兄も現時点で素質の片鱗をみせているので当馬含めて兄弟全馬注目して良い血統だろう。
前評判
デビュー前の動きとしては照準以上で、それも楽にこなしているというのだから相当なポテンシャルがあるのだろう。国枝栄師も『余力を残しての良い動き、心肺機能が強くて走りそう』とコメント。全兄レッドレオンも地味ながら勝ち星を積み重ねており、この血統は少なくとも駄馬で終わるという事は無さそうである。欲を言えば、もう少し馬格が欲しいところだがそれも時間次第か。
馬名の意味
冠名+星(ギリシャ語)
星のように光り輝く存在となる様にとの想いを込めてネーミング。
2着:アドマイヤアルパマ 牝5 (C.ルメール)
3着:マイネルウィルトス 牡3 (丹内祐次)
レースタイム:1:50.5(良)
レース上がり3ハロン:35.4
勝ち馬上がり3ハロン:35.0