阪神カップ直後
2019年12月21日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場
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スタートを決めたものの、他馬が行く気を見せてスッと後方にポジションを下げたレッツゴードンキ。道中はインコースの10番手以降を追走し、コースロスのない立ち回りでグランアレグリアの後方からレースを進めた。勝負所でややモタつきはしたが、直線に入って内目からグングン加速してゴール前では2着争いに加わる走りでフィニッシュ。僅差の4着に敗れてはいるが、脚色は目立っておりまだまだ走れる印象だった。12Rが終了後には初GⅠ制覇を達成した阪神競馬場で記念の引退式が行われた。
阪神カップ直前
桜花賞の勲章もさる事ながら、その他のGⅠで2着が5回と芝・ダート問わず縦横無尽の活躍を見せてくれたレッツゴードンキ。そのタフネスウーマンがいよいよ引退の時を迎えるのだから非常に感慨深いものがある。常にインパクトのある走りを見せたものの、重賞タイトルは桜花賞と京都牝馬ステークスの2勝止まり。せめて阪神カップを勝利で飾り、GⅠ~GⅢをコンプリートして繁殖に上がりたいところ。
JBCレディスクラシック直前
長く中央の一線級で活躍するレッツゴードンキ、7歳になってもまだまだ衰え知らずで前走のスプリンターズステークスでは最速上がりを叩き出すなど本当に頭が下がる。しかし、勝ち星にはなかなか恵まれず最後に勝ったのは2017年の京都牝馬ステークス。今回は矛先を変えてまたダート戦線に参戦して来たが、キャリア3戦は全てGⅠで5着以下なしとこちらもまさに堅実無比。浦和開催となるも、地方を知り尽くす岩田康誠騎手が鞍上ならどんと任せて良いだろう。勝てば芝とダートでG1を制した名牝として永久に語り継がれる筈だ。
スプリンターズステークス直後
2019年9月29日 スプリンターズステークス 芝1200m 中山競馬場
1着:タワーオブロンドン 牡4 (C.ルメール)
2着:モズスーパーフレア 牝4 (和田竜二)
3着:ダノンスマッシュ 牡4 (川田将雅)
レースタイム:1:07.1(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
2着:モズスーパーフレア 牝4 (和田竜二)
3着:ダノンスマッシュ 牡4 (川田将雅)
レースタイム:1:07.1(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
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やや立ち遅れ気味の発馬となったレッツゴードンキ。前が速くなるのは分かっていたから、無理に好位を取りに行く必要もないと判断しての後方待機だったのだろう。しかしながら、今回の馬場は前が止まらず32秒台のペースでも逃げたモズスーパーフレアの勢いは留まらなかった。レッツゴードンキ自身も、外から上がり2位の脚を繰り出して懸命に上がって来るものの、さすがに捉え切る事は出来ず。それでも7歳の牝馬がここまで迫力あるパフォーマンスを見せている事自体に尊敬の眼差しを向けてしまう。
スプリンターズステークス直前
ヴィクトリアマイルは10着と数字だけ見れば大敗しているが、ノームコアとは0秒7差。自身もマイルを1分31秒2という驚異的な時計で走破している事から、まだまだ馬自体は若い。そうでもなければスプリンターズステークスに4年連続参戦という実績も出来ないだろう。昨年は出遅れながらファインニードルの5着と奮闘しており、今回も好発を決めて展開がハマれば上位争いも不可能ではない。
ヴィクトリアマイル直前
高松宮記念はいつものイン突きが不発、進路で一旦止まってしまうシーンもありまともな競馬ではなかった。陣営的にもかなり悔しい敗戦だっただろう。今年もヴィクトリアマイルに参戦となったが、何故かこのレースとは相性が悪い。とは言え、マイルが長いという訳ではなく、単純に毎年のめぐり合わせが良くないのだろう。今年、人気が全く無さそうだけにそういう時こそ警戒しておきたい1頭。
高松宮記念直後
2019年3月24日 高松宮記念 芝1200m 中央競馬場
1着:ミスターメロディ 牡4 (福永祐一)
2着:セイウンコウセイ 牡6 (幸英明)
3着:ショウナンアンセム 牡6 (藤岡康太)
レースタイム:1:07.3(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
2着:セイウンコウセイ 牡6 (幸英明)
3着:ショウナンアンセム 牡6 (藤岡康太)
レースタイム:1:07.3(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
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スタート自体は普通だったが、前のスピードについて行けず道中は最後方組の一角でレースを進めた。岩田康誠騎手お得意のイン突きを敢行するべく、直線コースでは思い切って馬群の間へ。そこからグングン加速し最速33秒3の上がりを繰り出すも、前半の遅れが響いて6着入線がやっとの結果だった。レース展開が上手くハマればもっと際どかっただけに非常に悔いが残る1戦となった。
高松宮記念直前
その立ち姿を見ても何ら衰え知らずといったレッツゴードンキ。馬体の張りも上々で、何よりドシッとした雰囲気はさすがのキャリアから来るものだろう。既に30戦以上を経験している歴戦の強豪だが、毎回馬のデキには感心させられる程。若い頃はヤンチャをして馬体に傷跡なども残っていたが、近頃はレースがある事を知っているかの様にそこへ合わせてモチベーションを高めて行ける様になって来ている。今年が恐らくラストチャンス、悲願のGⅠ2勝目を狙ってタフネスウーマンが参戦だ。
阪急杯直後
2019年2月24日 阪急杯 芝1400m 阪神競馬場
1着:スマートオーディン 牡6 (藤岡佑介)
2着:レッツゴードンキ 牝7 (岩田康誠)
3着:ロジクライ 牡6 (横山典弘)
レースタイム:1:20.3(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
2着:レッツゴードンキ 牝7 (岩田康誠)
3着:ロジクライ 牡6 (横山典弘)
レースタイム:1:20.3(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
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最内枠から逃げ馬から3列目のインを進んで脚をジッと溜めるレッツゴードンキ。恐らくシミュレーション通りの競馬で直線までの展開は想定出来ていただろう。そこからスルスルと抜け出し完勝の走りだったが、あっという間に外からスマートオーディンがかわして並びかける間もなく2着に敗れてしまった。とは言え、上がりで1秒以上の差を付けられてはどうしようも無い。今回は相手が一枚上だっただけで、本番で巻き返せば良いだけだ。高松宮記念で念願のタイトル2勝目を狙う。
阪急杯直前
馬が若いとは言え、7歳という年齢から繁殖にあげるタイミングを考えると今年が恐らくラストイヤーだろう。坂路でバリバリ動けているが、ここ最近はテンにズブい面が出て来ているのは確か。そういう意味でもスプリントより1400mの方がレースは幾分しやすい筈。乗り慣れた岩田康誠騎手が鞍上だけに余り心配は要らないだろうが、いつもゴール前で伸びかけた所がゴールという印象が強いだけに、今回は積極的なレースを見てみたい。高松宮記念に向けて好内容のフィニッシュを。
スプリンターズステークス直後
2018年09月30日 スプリンターズステークス 芝1200m 中山競馬場
1着:ファインニードル 牡5 (川田将雅)
2着:ラブカンプー 牝3 (和田竜二)
3着:ラインスピリット 牡7 (武豊)
レースタイム:1:08.3(稍重)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
2着:ラブカンプー 牝3 (和田竜二)
3着:ラインスピリット 牡7 (武豊)
レースタイム:1:08.3(稍重)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
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期待された前走のスプリンターズステークスは後方の位置取りから直線追い上げるも5着となったレッツゴードンキ。前にも増してズブさが出て来ており、芝でのスピード争いはさすがに厳しくなって来たか。そういう意味でもダートならまだ先行力が活きて来そうなイメージで、ある程度前目に付けて抜け出す競馬もイメージが持てる。年齢的にもさすがに引退が近付いて来ている今、新たなタイトルをゲットするには最大の時を迎えている。
スプリンターズステークス直前
岩田康誠騎手を背に真一文字に駆け上がるレッツゴードンキは順調そのものだ。6歳になって若干のズブさが出て来ているのは致し方ない。前走のキーンランドカップも道中の行きっぷりがひと息、ひと叩きされ反応も鋭くなり100%の仕上がりで本番へ臨む。昨年のスプリンターズステークスが2着、高松宮記念は2年連続2着とスプリントGⅠで歯痒い想いが続いているだけに、6歳の今回が実質最後のチャンスではないだろうか。
キーンランドカップ直後
2018年8月26日 キーンランドカップ 芝1200m 札幌競馬場
1着:ナックビーナス 牝5 (J.モレイラ)
2着:ダノンスマッシュ 牡3 (北村友一)
3着:ペイシャフェリシタ 牝5 (田辺裕信)
レースタイム:1:09.4(稍重)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.7
2着:ダノンスマッシュ 牡3 (北村友一)
3着:ペイシャフェリシタ 牝5 (田辺裕信)
レースタイム:1:09.4(稍重)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.7
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マイルを使った事もあるだろうが、年齢的なものかレース間隔を空けるとどうしても反応が鈍くなってしまうレッツゴードンキー。道中はテンに置かれる様にして中団後方を追走、勝負どころで少しずつ上がって行くものの上手くスペースを見つけられず外に出せたのは直線に入ってまもなくの所。そこからジワジワ伸びてはいるが前も止まらない展開だっただけに掲示板入線はある意味で合格点の内容。あくまで狙いはスプリンターズステークス、次はもっと動けるだろう。
レッツゴードンキ
遡れば社台系ファミリー出身であるレッツゴードンキ。とは言え、その一族は全く繁栄せずに細々と牝系を伸ばしている程度で決して血統馬と呼べる部類では無い。遠い近親にエリザベス女王杯を勝ったクィーンスプマンテがおり、そういう意味では時として爆発する下地自体は揃っているのだろう。その系譜を引くマーベラスサンデーの肌馬にキングカメハメハを掛け合わせここまで安定した成績を残すのだから、やはり父の功績は偉大である。勝ち味が遅いものの、短距離戦線なら牡馬含めても現役屈指の1頭だ。
血統背景
キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector | Raise a Native |
Raise You | |||
Miesque | Nureyev | ||
Pasadoble | |||
マンフィス | ラストタイクーン | トライマイベスト | |
Mill Princess | |||
Pilot Bird | Blakeney | ||
The Dancer | |||
マルトク | マーベラスサンデー | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
モミジダンサー | ヴァイスリーガル | ||
モミジⅡ | |||
エリットビーナス | ジェイドロバリー | Mr.Prospector | |
Number | |||
フリースピリット | リアルシャダイ | ||
ダイナフランダース |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
ファミリーに実績馬はいないし兄弟も現時点だと未勝利。母の血統構成も二流なので父キンカメ×母父SS直種牡馬で当たった感が強い馬である。
前評判
2歳8月の新馬戦で牡馬相手に先行策から楽々と抜け出し3馬身差の快勝、続く札幌2歳ステークスでもブライトエンブレムと接戦を繰り広げ2着。早い段階からクラシックを狙える活躍をしていた事から、評価は高かった様に思える。地味目の母系も、重ねられた種牡馬は決して悪くない。その秘めた底力がキングカメハメハの血によって覚醒した良い例だろう。
馬名の意味
さあ進もう『ドンキホーテ』のように
如何にも廣崎オーナーらしい洒落っ気の効いたネーミング。
2着:フィアーノロマーノ 牡5 (C.スミヨン)
3着:メイショウショウブ 牝3 (松山弘平)
レースタイム:1:19.4(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.5