新潟記念直後

 

2019年9月1日 新潟記念 芝2000m 新潟競馬場

1着:ユーキャンスマイル 牡4 (岩田康誠)
2着:ジナンボー 牡4 (M.デムーロ)
3着:カデナ 牡5 (武藤雅)

レースタイム:1:57.5(良)
レース上がり3ハロン:34.4
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
 
スタートはまずまず、他に速い馬が何頭もおりエプソムカップの様なスムーズな形では先行できなかったレイエンダ。3から4コーナーにかけてもゴチャつくシーンがあり、馬の走る気が徐々に削がれて行ってしまった様である。直線でも確かな反応は無く、前に進むのを自ら止めてしまう様な状態でダラダラとゴールに入って行った。レース後のルメール騎手のコメントを見ても分かる様に、やはりレース中に気に入らない事があると級にそっぽを向くタイプとの事。今後も付き合い方は変わらないだろう。
 

新潟記念直前

 
間隔は開いたが仕上がりは万全のレイエンダ(右)

間隔は開いたが仕上がりは万全のレイエンダ(右)

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展開がハマった感もあるが、前走のエプソムカップで初重賞制覇を達成したレイエンダ。骨折やスランプを乗り越えての再起は目に熱いものが込み上げる瞬間だった。長く主戦を務めて来たC.ルメール騎手も珍しくゴール後にガッツポーズをしていた程で、やはりこの兄弟には縁を感じているのだろうか。何はともあれ、兄レイデオロを追い越すべく秋の大舞台に向けてこの新潟記念は是が非でも連勝を飾りたい。
 

エプソムカップ直後

 

2019年6月9日 エプソムカップ 芝1800m 東京競馬場

1着:レイエンダ 牡4 (C.ルメール)
2着:サラキア 牝4 (丸山元気)
3着:ソーグリッタリング 牡5 (浜中俊)

レースタイム:1:49.1(稍重)
レース上がり3ハロン:32.9
勝ち馬上がり3ハロン:32.7
 
スッと好スタートから一旦は逃げるかに見えたレイエンダ。しかし、内からサラキアが行く構えを見せて自身は番手に付けた前半。とは言え、ほぼ併走という形で実質は逃げているのと同様のレース展開と言っても良いだろう。そのまま1分4秒近い超スローペースで主導権を握ると、直線ではサラキアとのマッチレースとなり最後に競り落としてゴールイン。ルメール騎手の好騎乗もあって待望の重賞タイトルを獲得した。秋以降には兄弟対決が見られるかもしれない。
 

エプソムカップ直前

 
併せ馬で好調な動きを見せたレイエンダ

併せ馬で好調な動きを見せたレイエンダ

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ここ2走の敗因がハッキリしているレイエンダ。東京新聞杯は大外枠の上に、初マイルの高速決着でどうしようもなかった。前走のメイステークスもまた外枠からの競馬を強いられ、途中で内目に入れて直線を迎えるものの接触などの不利を受けて伸び切れず。休み明けもあっただろうから、今回が陣営としても本番というイメージで良いだろう。鞍上にC.ルメール騎手を戻しての必勝態勢、能力的には他馬をまとめてあっさり負かす可能性もある。
 

東京新聞杯直後

 

2019年2月3日 東京新聞杯 芝1600m 東京競馬場

1着:インディチャンプ 牡4 (福永祐一)
2着:レッドオルガ 牝5 (北村友一)
3着:サトノアレス 牡5 (柴山雄一)

レースタイム:1:31.9(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
大外枠でスタートも決められず、そのままズルズルと後方に下げるレイエンダ。最初からその競馬を決めていたのだろうか、ともかく道中は絶望的なポジショニングでレースを進めた。直線入り口でもまだ最後方、そこから伸びて来てはいるものの前半のロスが尾を引き8着敗退でフィニッシュ。最速上がりとは言え、あれだけ後ろにいればそれくらい脚は溜まっているだろう。先々に不安を残す内容の1戦となった。賢兄愚弟とはまさにこの事か。
 

東京新聞杯直前

 
坂路単走も折り合いバッチリのレイエンダ

坂路単走も折り合いバッチリのレイエンダ

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併せ馬ではないが、東京新聞杯に出走予定のサトノアレス、タワーオブロンドンを前後に置いて坂路で追い切ったレイエンダ。非常に落ち着いた脚さばきで好調をアピール、本番に向けて力は出し切れる態勢にあるだろう。今回が初のマイル戦となる訳だが、管理する藤沢和雄調教師も兄のレイデオロに比べて勝ち気な性格を例に挙げ参戦の理由を語っていた。ここである程度の結果を残せれば、春はその路線を中心にローテーションを考えて行く事になりそうだ。鞍上は北村宏司騎手。
 

チャレンジカップ直後

 

2018年12月3日 チャレンジカップ 芝2000m 阪神競馬場

1着:エアウィンザー 牡4 (M.デムーロ)
2着:マウントゴールド 牡5 (武豊)
3着:ステイフーリッシュ 牡3 (藤岡佑介)

レースタイム:1:58.3(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
 
踏み切るタイミングが合わず発馬でやや遅れを取ったレイエンダ。道中は前に進まず、仕方なく後方からの競馬となった。しかし、良い頃の上がって行くシーンは見られず、直線でダラダラと脚を伸ばし最後は6着でフィニッシュ。案外な結果に鞍上も『ペースが速く付いて行けなかった』とコメント。確かに、2ハロン目以降は全て11秒台ラップの厳しく速い流れだったという事だろう。それにしても能力は兄に遠く及ばず。
 

チャレンジカップ直前

 
順調に稽古を重ねるレイエンダ(右)

順調に稽古を重ねるレイエンダ(右)

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全兄レイデオロが天皇賞秋を制覇し、その活躍に連鎖して行きたいレイエンダ。期待されたセントライト記念では勝ち馬に上手く乗られてしまい差し届かずの2着。やはり伸び伸び走れる広いコースの方が能力も発揮出来る様で、今回の阪神競馬場は間違いなく好材料の1つだろう。エアウィンザーやダンビュライトと、この時期にしてはメンバーが揃った感はあるが、ここを勝って自分自身にも勢いをもたらしたい。
 

セントライト記念直後

 

2018年09月17日 セントライト記念 芝2200m 中山競馬場

1着:ジェネラーレウーノ 牡3 (田辺裕信)
2着:レイエンダ 牡3 (C.ルメール)
3着:グレイル 牡3 (岩田康誠)

レースタイム:2:12.1(良)
レース上がり3ハロン:36.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
 
懸念された大外枠がアダとなり、道中は内に潜る運びは難しかったのだろう。縦長とは言え、無理な競馬を強いらず流れに乗せてゆっくりと動いて行くレイエンダ。前のジェネラーレウーノが気にはなる展開だが、後ろにも強豪が控えていただけにあのポジショニングがベターの1戦だったろう。直線ではグングン加速し前をかわして行くが、粘り腰を発揮するジェネラーレウーノを捉え切れずの2着入線となった。とは言え、普通に回って来ればダントツで能力は上位、世代でも屈指の存在感を見せ付ける走りでもあった。
 

セントライト記念直前

 
僚馬と併せて程よく仕上がったレイエンダ

僚馬と併せて程よく仕上がったレイエンダ

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前走の松前特別は楽に完勝、クラスの壁など存在しないレイエンダがセントライト記念で圧巻のデモを敢行するか。レース前追い切りも何の問題も無く終了、藤沢調教師も納得の仕上がりでレースへ挑む。春の既存勢力とは初対戦になるが、元より新馬勝ちの時点でそのクラシックの最有力候補にまで躍り出た存在だ。ここでも何ら怯む事無く、堂々の4連勝で秋の大舞台へと駒を進めたい。勝てば次走候補は天皇賞秋だろう。
 

松前特別直後

 

2018年07月22日 松前特別 芝2000m 函館競馬場

1着:レイエンダ 牡3 (C.ルメール)
2着:エルリストン セ5 (丸山元気)
3着:アフリカンゴールド 牝4 (藤岡康太)

レースタイム:1:59.3(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
好発を決めたレイエンダ、逃げるエルリストンの直後を追走し楽な手応えで前をマークする余裕の走り。前半59秒8の平均ペースを持ったままで進出すると、4コーナーでは先頭に並びかけそこからスッとかわして後は軽く流す程度のゴール。力が違うと言わんばかりの内容で勝利し、これで無敗の3連勝を達成。馬場や展開は違えど、前週の函館記念を0秒5上回る好時計で走り抜け秋の活躍が益々期待されるだろう。予定通り、次走はセントライト記念を目指す。
 

松前特別直前

 
前走はパドックから格の違いを見せ付けていた

前走はパドックから格の違いを見せ付けていた

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秋の競馬を盛り上げるのは兄レイデオロだけじゃない。弟のレイエンダもタイトル獲得に向けて万全の状態で調整が進んでいる。今回の松前特別は明らかに確勝級で、ここを勝利すれば陣営はセントライト記念に駒を進めると明言。普通に走ればいずれも楽々とクリア出来るレベルにあり、その後に見えて来るのは厩舎的に恐らく天皇賞秋だろう。そうでなくとも、来年以降は間違いなく重賞戦線に乗って来る器。前走と同じく、誰も文句の付けられない圧勝のパフォーマンスを見せて欲しい。
 

夏木立賞直後

 

2018年05月12日 夏木立賞  芝2000m 東京競馬場

1着:レイエンダ 牡3 (C.ルメール)
2着:ドミナートゥス 牡3 (川田将雅)
3着:フィールインラヴ 牡3 (戸崎圭太)

レースタイム:1:58.8(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
 
ゆっくりとスタートを出たレイエンダ。少頭数だけに焦る事なく、道中馬とのリズムを合わせる様にほぼ最後方の位置から追走となった。前のビービーデフィが飛ばした事もあるが、それでも直線は1頭だけ違う競馬を見せ楽々と外を回っての差し切り勝ち。上がりで2着馬以下と約1秒の差を付ける実力の違いを見せ付け、久々の競馬も問題にせずの解消となった。つくづく日本ダービーに間に合っていればと思わせる好素材だ。秋の戴冠に向けてここから順調に進んで行って欲しい。
 

夏木立賞直前

 
万全の仕上げを見せるレイエンダ

万全の仕上げを見せるレイエンダ

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いよいよ大物の復帰だ。昨年7月の新馬戦を圧勝、全兄にレイデオロがいる超良血のレイエンダが約9ヶ月ぶりの実戦に登場する。1勝目をあげた直後に膝の骨折が発覚、クラシックに向けてすぐさま休養へ入ったがレースへ出走するまでにここまでの時間を要した。管理する藤沢和雄師も取材に対して、『本当は日本ダービーに出したい馬だったんだけどね』と冗談風に話をしている様だが、半分以上の本音はそうだろう。夏木立賞を圧勝して、秋のGⅠタイトルを目指し高らかに宣戦布告と行きたい所だ。
 

2歳新馬直後

 

2017年07月30日 2歳新馬 芝1800m 札幌競馬場

1着:レイエンダ 牡2 (C.ルメール)
2着:ラソワドール 牝2 (福永祐一)
3着:ハルキスター 牡2 (藤岡佑介)

レースタイム:1:51.4(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
 
大外枠のスタートから道中やや行きたがる面を見せるも、すぐに鞍上の指示に従って最後方待機へ。そのまま3コーナーまでじっと馬群の動きを見つつ出所を伺う余裕の展開となる。4コーナーでジワジワと上がって行くと、直線では一瞬にして前に取り付きノーステッキのまま楽々と先頭へ。最後までまともに追ったシーンは無く、2着以下を子ども扱いする内容で圧巻のデビュー戦勝利を飾った。レース後、ルメール騎手も『馬群の後ろでスムーズに追走出来て良い練習になった。ラストの反応も抜群で、これなら距離が長くなってもOK。兄と同じくクラシックへ行ける、チャンピオンにもなれるよ』と嬉しそうにコメントしていた。
 

2歳新馬直前

 
全身を使い躍動感あふれるフォームで走るレイエンダ

全身を使い躍動感あふれるフォームで走るレイエンダ

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やはりダービー馬の弟はダテではないのだろう。札幌競馬場の芝コースで行われた最終追い切りでは古馬2頭と併せて5ハロンの長めを流す程度の動き。それでも軽く促されると併せて走っていたピックミータッチに先着、トレクァルティスタとは併入する内容で好仕上がりをアピールした。その弾む姿は明らかに走る馬のそれであり、昨年のソウルスターリングも今回の新馬戦で勝利した様に藤沢厩舎にとって縁起の良いレースで兄の偉大な軌跡に続いて行きたいところだ。
 

レイエンダ

 
レイエンダ(ラドラーダ2015)

レイエンダ(ラドラーダ2015)

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ラドラーダ
母父:シンボリクリスエス
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:9戦4勝(4-1-0-4)
主な戦績:エプソムカップなど
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見るからにトモがしっかりとしていて、凛と真っ直ぐに立つ姿からもダービー馬の兄を彷彿とさせる馬。走るキングカメハメハ産駒の特徴が受け継がれており、シルエットも全体的にメリハリが効いていて如何にもキレ味がありそうなタイプだ。2年連続で兄弟馬によるクラシック制覇も夢ではないだろう。馬体重は春の取材時点で494kg。
 

血統背景

 
キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
Raise You
Miesque Nureyev
Pasadoble
マンファス ラストタイクーン トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
ラドラーダ シンボリクリスエス Kris S. Roberto
Sharp Queen
Tee Kay Gold Meridian
Tri Argo
レディブロンド Seeking the Gold Mr.Prospector
Con Game
ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere


 

兄弟馬

 
ティソーナ

ティソーナ

牡馬

父馬:ダイワメジャー
母馬:ラドラーダ
母父:シンボリクリスエス
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:22戦4勝(4-4-1-13)
主な戦績:マーガレットステークスなど
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レイデオロ

レイデオロ

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ラドラーダ
母父:シンボリクリスエス
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:13戦7勝(7-2-1-3)
主な戦績:日本ダービー、天皇賞秋など
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近親馬

 
ディープインパクト

ディープインパクト

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:ウインドインハーヘア
母父:Alzao
所属:池江泰郎厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:14戦12勝(12-1-0-1)
主な戦績:クラシック3冠、有馬記念、宝塚記念、天皇賞春、ジャパンカップなど
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ゴルトブリッツ

ゴルトブリッツ

牡馬

父馬:スペシャルウィーク
母馬:レディブロンド
母父:Seeking the Gold
所属:吉田直弘厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:19戦10勝(10-1-2-6)
主な戦績:帝王賞、アンタレスステークスなど
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血統評価:4.0pt

 
素質的にはGⅠクラスだった快速の祖母レディブロンドはディープインパクトの姉で、ゴルトブリッツの母でもある。ハイクレア≫ウインドインハーヘアのファミリーとしては本線の繁栄を見せているのではないだろうか。その中で種牡馬としてはハズレなシンボリクリスエスを父にもつ当馬の母ラドラーダからまさかダービー馬が誕生するとは想像していなかった。母父としてはシンボリクリスエスは豊かな継続スピードをつくるスタミナを遺伝出来るのだろう。兄弟全馬が3勝以上と優秀で全兄同様ダービー兄弟制覇を期待出来る馬だろう。
 

前評判

 
『稽古したての頃はカーっと行って一本調子な面を見せていましたが、最近はしっかりと言う事を聞く様になって我慢出来ています。動きはやはり走る馬のそれで、本当に良いフットワーク。既に完成していて優等生的なイメージが強いですが奥深い面もあるのでは。兄以上の活躍を期待しています』との事。いつでも移動出来る状態にあり、順調に行けば秋頃のデビューを予定している。
 

馬名の意味

 

伝説(スペイン語)

 
父名、兄名より連想。早速、兄のレイデオロが結果を出しこのシリーズが定着しそうな予感。10年後には“レイ一族”的な呼び名で繁栄ファミリーを形成しているかもしれない。

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