“ディープ×キンカメ”のトレンド配合
今年のダービー馬ワグネリアンやキタノコマンドールなど、多数の活躍馬を輩出する黄金配合のルモンド。仕上がり早で成長力もある血統構成、今日本で可能な最高レベルの組み合わせとも言えるだろう。サートゥルナーリアが人気を集める事になるだろうが、実質の本命はこちらとの声も。それだけ、新馬戦のパフォーマンスは水準以上だったし、川田騎手が継続騎乗するのも頷ける。距離適性を考えれば優位なのは当馬、あっさりと勝ち上がれば重賞→GⅠという既定路線も開けて来るだろう。
大跳びの完歩で雄大な走り
2018年09月16日 2歳新馬 芝1800m 阪神競馬場
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道中は中団に構えて前後の動きを見れるポジショニングとなったルモンド。ペースが上がった4コーナーもスッと上がって行き、直線入り口では先頭に並びかける競馬を見せた。そこから騎手が追い出すと、全身を使った実に豪快なアクションで抜け出し後続を楽々と振り切る勝利。大物感たっぷりのフットワークで見ていてワクワクする様な馬が現れた。ヴェロックスがいるにも関わらず、またしても中内田厩舎からエース級の1頭が登場。
ヴェロックス相手に互角の動き
野路菊ステークスに出走予定の注目馬ヴェロックスと追い切り、見劣りしない動きで併入したルモンド。相手は調教でかなり動くタイプだが、それに負けず劣らずのパフォーマンスを披露。中内田厩舎でも評判の高い部類に入り、この秋開催からデビューするという番組選びにも期待感を感じる。鞍上は同厩舎ではお馴染みの川田将雅騎手。このコンビなら安心して見ていられるに違いない。先ずは早期1勝を期待したい。
ルモンド
山紫水明氏はまだ馬主として実績が2年程しかないニューカマーだが、その少ない所有馬の中からパクスアメリカーナやスマハマなど有力馬がいる注目の人物。とは言え、情報が全く出回っておらず下河辺牧場の庭先取引の様でルモンドに関しても確たるトピックが見当たらない。全兄マイスターシャーレも同氏が所有している事から推測するに、2年連続でディープインパクト産駒を購入しているのは何か確信めいた理由があるからだろう。中内田厩舎に預けている点を考えても、期待値の大きさが伺い知れる。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ウィステリアアーチ | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
バービキャット | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
Barbarika | Bates Motel | ||
War Exchange |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
ファミリーの日本実績は乏しく、母の産駒はまだ結果をだしていない、全兄弟も走っていないので血統構成からの強調材料は全くない。
前評判
全兄マイスターシャーレが早々に勝ち上がり、その後の成績は奮わないものの素質を感じさせる走りは見せている。母系を鑑みても、活躍馬を出しそうな下地はある程度揃っているとも言えこの馬がその1頭目になる可能性も無くは無いだろう。しかし、逆を言えば母父キングカメハメハにディープインパクトと、優秀過ぎる血統構成故、爆発的に超大物が輩出するイメージは湧かない。あくまでも優等生タイプの活躍馬だろう。
馬名の意味
世界(フランス語)
世界を股にかけて活躍する様にと想いを込めてのネーミングか。
2着:ヒロシゲヨッシー 牡2 (和田竜二)
3着:ハリスホーク 牡2 (幸英明)
レースタイム:1:50.9(良)
レース上がり3ハロン:35.0
勝ち馬上がり3ハロン:34.9