ダートでは重賞で戦える逸材
さすがに叩き台だろうと思われた上総ステークスでも、4コーナーでは引っ張りきりの手応えで上がって来たルフォール。さすがにエイシンセラードには負けたものの、自身も後続を引き離す競馬ぶりで地力の高さを再確認した。ダート路線に転向後、まだ底は見せておらず今回は叩き2走目で更に前進。あっさりと勝ち上がればいずれは重賞レースで名を連ねて来るのは間違いない。
デムーロ『頑張った、偉い馬です』
2019年3月2日 上総ステークス ダート1800m 中山競馬場
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1年ぶりのレースもきっちり仕上がったルフォール。走りも機敏で道中の反応も良し、4コーナーで勢いを付けて上がって行くとエイシンセラードとの一騎打ちになった。さすがに息が上がって2着になるも、最後まで食らい付く走りで上々の内容。久々に騎乗したデムーロ騎手も同馬の頑張りを労い、今後の活躍を誓っていた。勝ったエイシンセラードと共に、これからダートの牝馬戦線を引っ張って行く存在になるだろう。
初ダートの500万下は圧勝
2018年3月3日 4歳上500万下 ダート1800m 中山競馬場
1着:ルフォール 牝6 (M.デムーロ)
2着:ブライトリビング 牝5 (大野拓弥)
3着:ショーカノン 牝4 (津村明秀)
レースタイム:1:54.4(稍重)
レース上がり3ハロン:37.6
勝ち馬上がり3ハロン:37.4
2着:ブライトリビング 牝5 (大野拓弥)
3着:ショーカノン 牝4 (津村明秀)
レースタイム:1:54.4(稍重)
レース上がり3ハロン:37.6
勝ち馬上がり3ハロン:37.4
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半年ぶり以上の実戦で初ダート戦となった2走前の500万下。行きっぷりも抜群で番手からレースを進めると、抜群の手応えと反応で直線入り口では楽々と先頭へ。そこからほぼまともに追うところなく、2着以下を突き放して圧勝するあたり余程ダート適性があったのだろう。その後の1000万クラスも同様の競馬でまだ底を見せていない分、これからの伸びシロに大いに期待出来る。M.デムーロも3戦連続騎乗と、ルフォールの素質に惚れ込んでいる様だ。
ルフォール
京成杯を勝利、その後も重賞戦線で活躍したベルーフの半妹ルフォール。サンデーレーシングで3200万円と牝馬にしては期待値の高い価格帯で募集、新馬戦も快勝し注目の存在だった。その後、クラシック路線に乗れず鳴かず飛ばずの成績が続くも、5歳になって初ダート戦の臨むと圧倒的なパフォーマンスを披露し快勝。その後連勝を飾って長期休養明けを挟むも、約1年ぶりの復帰で昇級戦に挑む。
血統背景
キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Miesque | Nureyev | ||
Pasadoble | |||
マンファス | ラストタイクーン | トライマイベスト | |
Mill Princess | |||
Pilot Bird | Blakeney | ||
The Dancer | |||
レクレドール | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
cosmah | |||
Wishing well | Understandings | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ダイナサッシュ | ノーザンテースト | ||
ロイヤルサッシュ |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.1pt
ダイナサッシュ>ゴールデンサッシュの中で一番繁殖で期待できるのが母レクレドールであり、競走成績もそうだが母父SSで当馬はキングカメハメハで〆ており超良血といえる。産駒には当たり外れは多いもののとはいえ安定して勝ち上がっており当馬が出世頭になる未来もあるかもしれない。
前評判
育成段階では担当スタッフや周囲の関係者からも絶賛の評価を受けていたルフォール。しかし、牝馬の扱いとは難しいもので新馬戦で走った以降はそっぽを向いた様に真面目に走らなくなってしまう。心機一転で臨んだダート戦でようやく期待された以上のパフォーマンスを見せている辺り、環境の変化が走る気を起こさせたのだろう。今なら芝に戻っても能力を発揮してくれそうにも思えるが。
馬名の意味
金の卵(フランス語)
祖母、母名から連想してのネーミング。
2着:ルフォール 牝6 (M.デムーロ)
3着:ショーム 牡4 (津村明秀)
レースタイム:1:52.1(稍重)
レース上がり3ハロン:37.5
勝ち馬上がり3ハロン:37.3