内外分かれての追い込みで明暗

 

2019年1月13日 日経新春杯 芝2400m 京都競馬場

1着:グローリーヴェイズ 牡4 (M.デムーロ)
2着:ルックトゥワイス 牡6 (岩田康誠)
3着:シュペルミエール 牡6 (北村宏司)

レースタイム:2:26.2(良)
レース上がり3ハロン:37.7
勝ち馬上がり3ハロン:36.8
 
例によって道中は後方からの競馬を展開したルックトゥワイス。ペースも速く追い込み勢にとっては願ってもない流れとなった。メイショウテッコンが上がって行くと同時に外から徐々にポジションを上げて行くと、直線は大外に持ち出して一気にエンジン点火。鋭く追い込んで前に迫って行くと、最後は勝ったグローリーヴェイズに半馬身差届かずの惜しい2着となった。逆にグローリーヴェイズは内から経済コースを回って抜け出しており、その差が最後の結果に繋がったのだろう。それでも、いずれは重賞を勝てる器には違いない。
 

期待馬がいよいよ覚醒の時か

 
雪の中、勢い良く好調をアピールするルックトゥワイス

雪の中、勢い良く好調をアピールするルックトゥワイス

via google imghp
 
明け6歳となるが、実は意外にも関西での競馬は今回が初となるルックトゥワイス。その理由のひとつに、右回りの走りが今ひとつという認識を持たれていたのもある。しかし、前走のグレイトフルステークスで初の右回りを克服、満を持して日経新春杯で関西のファンにお披露目という形で参戦して来た。キャリア全レースで上がり3位以内をマークし、その確かな末脚は重賞でも十分に通用するレベルだ。厩舎にとっても昨年パフォーマプロミスで勝利した縁起の良いレース。ここで更に勢いを付けて行きたいところだろう。
 

初の右回りも問題なし

 

2018年12月22日 グレイトフルステークス 芝2500m 中山競馬場

1着:ルックトゥワイス 牡5 (戸崎圭太)
2着:フェイズベロシティ 牝5 (北村宏司)
3着:グランドサッシュ 牡7 (津村明秀)

レースタイム:2:32.7(良)
レース上がり3ハロン:36.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
 
キャリア初となる右回りで不安の声もあがっていた様だが、レースを終えるとどこ吹く風。道中5番手からの追走でいつも以上にスムーズな競馬、直線は外から圧巻の末脚を炸裂させ2着以下を置き去りにする走りを見せ付けた。タイム的にも翌日の有馬記念4着に相当する内容。完全に本格化したと言って良く、詰めの甘さでなかなかオープン入り出来なかったがこれをきっかけに一気に重賞制覇も見えて来そうだ。来年の有馬記念では有力視されていてもおかしくない逸材である。
 

ルックトゥワイス

 
ルックトゥワイス(エスユーエフシー2013)

ルックトゥワイス(エスユーエフシー2013)

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:エスユーエフシー
母父:Alzao
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:追分ファーム
馬主:飯塚和一

通算成績:15戦5勝(5-7-1-3)
主な戦績:グレイトフルステークスなど
via google imghp
 
半兄に長く重賞戦線で活躍したミッキーパンプキンがいる血統のルックトゥワイス。父がステイゴールドに変わって、より長距離適性にシフトした1頭と考えて良いだろう。ステイゴールド産駒にしては気性も穏やかで折り合いもスムーズにつき操縦性は高い。終いの脚はかなりのモノを秘めており、成長次第ではステイヤーとして大きなタイトルを狙えるポテンシャルの持ち主である。馬場がしぶれば尚良いのは言うまでもない。
 

血統背景

 
ステイゴールド サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ ディクタス Sanctus
Doronic
ダイナサッシュ ノーザンテースト
ロイヤルサッシュ
エスユーエフシー Alzao Lyphard Northern Dancer
Goofed
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Familiar Diesis Sharpen Up
Doubly Sure
Lost Virtue Cloudy Dawn
Aunt Tilt


 

兄弟馬

 
ミッキーパンプキン(エスユーエフシー2006)

ミッキーパンプキン(エスユーエフシー2006)

牡馬

父馬:ダンスインザダーク
母馬:エスユーエフシー
母父:Alzao
所属:牧田和弥厩舎(栗東)
生産:追分ファーム
馬主:野田みづき

通算成績:47戦5勝(5-2-7-33)
主な戦績:大阪城ステークスなど
via google imghp
 

近親馬

 
トワイスオーヴァー(Double Crossed2005)

トワイスオーヴァー(Double Crossed2005)

牡馬

父馬:Observatory
母馬:Double Crossed
母父:Caerleon
所属:Sir Henry R.A.Cecil厩舎(英)
生産:Juddmonte Farms Ltd.(英)
馬主:Khalid Abdulla

通算成績:33戦12勝(12-4-8-9)
主な戦績:英チャンピオンステークス、エクリプスステークスなど
via google imghp
 

血統評価:1.0pt

 
ファミリーとしては日本実績馬はおらず、兄弟もミッキーパンプキンが5勝をあげているものの残りはほぼ未勝利馬という状況。血統構成からの強調材料はない。
 

前評判

 
2013年のセレクトセールで3000万円超えの額で落札されたルックトゥワイス。ミッキーパンプキンがいる血統とは言え、それ以降の産駒実績を考えるとステイゴールド産駒でこの値段は破格だろう。そう考えると、当時の時点で馬の作りが良かったという判断が出来る。実際に走りの安定感たるや、それは馬主孝行に尽きる1頭で重賞を勝つ様ならステイゴールド産駒の後継種牡馬にしたい程である。
 

馬名の意味

 

二度見する

 
近親にいる名馬トワイスオーヴァーからの引用も含めたネーミングだろう。

関連記事

関連タグ

著者