アルゼンチン共和国杯直後
2019年11月3日 アルゼンチン共和国杯 芝2500m 東京競馬場
via www.youtube.com
スタート直後から後方へ下げる様な形で道中は淡々と前を見ながらの追走となったルックトゥワイス。まさしく目黒記念と同様のレース運びで直線での爆発力に懸ける作戦に出た道中。しかし、その時とは違い前が楽なペースでゆったりと流れ、完全に展開としては不向きな1戦となった。それでも慌てず直線大外に持ち出すと、自身はしっかり脚を使っているものの、前も簡単には止まらずゴール前でアフリカンゴールドに迫る所でフィニッシュ。位置取り含めてもう少し工夫が欲しかった騎乗だったのではないだろうか。
アルゼンチン共和国杯直前
6歳の春にして初タイトルを獲得したルックトゥワイスだが、やはりステイゴールドの血に限界はない。馬もまだまだ若く、ここからが上り調子といったイメージでアルゼンチン共和国杯でも有力候補の1頭なのは間違いない。前走と同舞台で競馬もしやすいだろうし、何より生粋のサウスポー。ここを連勝で飾れば、ジャパンカップ、有馬記念と大舞台への挑戦権を得られる事となる。未勝利戦を勝った時以来の福永騎手とのコンビだが、乗り難しいタイプでもなく力は思う存分発揮出来るのではないだろうか。文字通り、“二度見”する様な末脚を披露して欲しい。
目黒記念直後
2019年5月26日 目黒記念 芝2500m 東京競馬場
1着:ルックトゥワイス 牡6 (D.レーン)
2着:アイスバブル 牡4 (B.アヴドゥラ)
3着:ソールインパクト 牡7 (福永祐一)
レースタイム:2:28.2(良)※レコード
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
2着:アイスバブル 牡4 (B.アヴドゥラ)
3着:ソールインパクト 牡7 (福永祐一)
レースタイム:2:28.2(良)※レコード
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
via www.youtube.com
スタートでやや立ち遅れたルックトゥワイス。すぐに内へ切れ込み後方から道中は脚を溜めに溜めて、直線コースで末脚勝負に賭けた。幸い、ペースも淀み無く淡々とした流れで進み、先行勢にとって厳しい展開となった。絶好の手応えで4コーナーを回って行くと迷いなく大外へ。一列前のアイスバブルと共に勢い良く上がって行くと、ブラストワンピースなどを横目に更にグングン加速。最後はアイスバブルを1馬身以上突き放し上がり最速で見事に差し切って驚異のレコード勝ちを決めた。
目黒記念直前
1番人気ブラストワンピースとは4kg差。本来の実力なら太刀打ちできないが、この舞台で鞍上強化込みの状況なら付け入る隙はあるのではないだろうか。後の天皇賞春で2着に入るグローリーヴェイズをあともう一歩の所まで追い詰めた日経新春杯くらいのパフォーマンスを出し切りたいところ。今回、休み明けから数えて3戦目。ステイゴールド産駒としては1番の走り時とも言え、目黒記念が本馬にとっての記念すべき初重賞制覇となれば面白い。
新潟大賞典直前
前走の日経賞は雨の影響で馬場を気にしながら走っていたルックトゥワイス。全開のパフォーマンスとは行かず、強豪相手に6着と3度目の掲示板外となってしまった。今回はまた得意の左回りに戻って心機一転、直線の長い新潟コースで得意の決め脚を炸裂させたいところ。ミッキースワローやロシュフォール、メートルダールなどの瞬発力が武器のライバルたちが多いものの、ハマれば同馬も一発を秘めた存在だ。
日経賞直前
前々走のグレイトフルステークスが、キャリア15戦目にして初の右回りだったルックトゥワイス。陣営の不安を一蹴する様に圧倒的な強さで快勝して見せ、むしろ中山のコース相性を示した1戦だっただろう。続く日経新春杯は、後手に回る競馬で2着入線。展開と運び方次第では勝ち切れていただけに、重賞制覇の日も近い。距離が延びれば延びる程良く、次の天皇賞春に向けて格好を付ける走りが期待される。
日経新春杯直後
2019年1月13日 日経新春杯 芝2400m 京都競馬場
1着:グローリーヴェイズ 牡4 (M.デムーロ)
2着:ルックトゥワイス 牡6 (岩田康誠)
3着:シュペルミエール 牡6 (北村宏司)
レースタイム:2:26.2(良)
レース上がり3ハロン:37.7
勝ち馬上がり3ハロン:36.8
2着:ルックトゥワイス 牡6 (岩田康誠)
3着:シュペルミエール 牡6 (北村宏司)
レースタイム:2:26.2(良)
レース上がり3ハロン:37.7
勝ち馬上がり3ハロン:36.8
via www.youtube.com
例によって道中は後方からの競馬を展開したルックトゥワイス。ペースも速く追い込み勢にとっては願ってもない流れとなった。メイショウテッコンが上がって行くと同時に外から徐々にポジションを上げて行くと、直線は大外に持ち出して一気にエンジン点火。鋭く追い込んで前に迫って行くと、最後は勝ったグローリーヴェイズに半馬身差届かずの惜しい2着となった。逆にグローリーヴェイズは内から経済コースを回って抜け出しており、その差が最後の結果に繋がったのだろう。それでも、いずれは重賞を勝てる器には違いない。
日経新春杯直前
明け6歳となるが、実は意外にも関西での競馬は今回が初となるルックトゥワイス。その理由のひとつに、右回りの走りが今ひとつという認識を持たれていたのもある。しかし、前走のグレイトフルステークスで初の右回りを克服、満を持して日経新春杯で関西のファンにお披露目という形で参戦して来た。キャリア全レースで上がり3位以内をマークし、その確かな末脚は重賞でも十分に通用するレベルだ。厩舎にとっても昨年パフォーマプロミスで勝利した縁起の良いレース。ここで更に勢いを付けて行きたいところだろう。
グレイトフルステークス直後
2018年12月22日 グレイトフルステークス 芝2500m 中山競馬場
1着:ルックトゥワイス 牡5 (戸崎圭太)
2着:フェイズベロシティ 牝5 (北村宏司)
3着:グランドサッシュ 牡7 (津村明秀)
レースタイム:2:32.7(良)
レース上がり3ハロン:36.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
2着:フェイズベロシティ 牝5 (北村宏司)
3着:グランドサッシュ 牡7 (津村明秀)
レースタイム:2:32.7(良)
レース上がり3ハロン:36.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
via www.youtube.com
キャリア初となる右回りで不安の声もあがっていた様だが、レースを終えるとどこ吹く風。道中5番手からの追走でいつも以上にスムーズな競馬、直線は外から圧巻の末脚を炸裂させ2着以下を置き去りにする走りを見せ付けた。タイム的にも翌日の有馬記念4着に相当する内容。完全に本格化したと言って良く、詰めの甘さでなかなかオープン入り出来なかったがこれをきっかけに一気に重賞制覇も見えて来そうだ。来年の有馬記念では有力視されていてもおかしくない逸材である。
ルックトゥワイス
半兄に長く重賞戦線で活躍したミッキーパンプキンがいる血統のルックトゥワイス。父がステイゴールドに変わって、より長距離適性にシフトした1頭と考えて良いだろう。ステイゴールド産駒にしては気性も穏やかで折り合いもスムーズにつき操縦性は高い。終いの脚はかなりのモノを秘めており、成長次第ではステイヤーとして大きなタイトルを狙えるポテンシャルの持ち主である。馬場がしぶれば尚良いのは言うまでもない。
血統背景
ステイゴールド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ダイナサッシュ | ノーザンテースト | ||
ロイヤルサッシュ | |||
エスユーエフシー | Alzao | Lyphard | Northern Dancer |
Goofed | |||
Lady Rebecca | Sir Ivor | ||
Pocahontas | |||
Familiar | Diesis | Sharpen Up | |
Doubly Sure | |||
Lost Virtue | Cloudy Dawn | ||
Aunt Tilt |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
ファミリーとしては日本実績馬はおらず、兄弟もミッキーパンプキンが5勝をあげているものの残りはほぼ未勝利馬という状況。血統構成からの強調材料はない。
前評判
2013年のセレクトセールで3000万円超えの額で落札されたルックトゥワイス。ミッキーパンプキンがいる血統とは言え、それ以降の産駒実績を考えるとステイゴールド産駒でこの値段は破格だろう。そう考えると、当時の時点で馬の作りが良かったという判断が出来る。実際に走りの安定感たるや、それは馬主孝行に尽きる1頭で重賞を勝つ様ならステイゴールド産駒の後継種牡馬にしたい程である。
馬名の意味
二度見する
近親にいる名馬トワイスオーヴァーからの引用も含めたネーミングだろう。
2着:タイセイトレイル 牡4 (戸崎圭太)
3着:アフリカンゴールド セ4 (C.ルメール)
レースタイム:2:31.5(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.8