三浦『好位を取りに行った』
2018年3月10日 アネモネステークス(L) 芝1600m 中山競馬場
via www.youtube.com
ややスタートは立ち遅れたルガールカルムだったが、押して強引気味に前のポジショニングを狙って行った道中。逃げ馬アヴォンリー、オトナノジジョウに横並び状態で淡々とレースを運んだ。抜群の手応えで直線を迎えると、単独であっさりと突き抜け2着レッドアステルの追撃を楽に振り切る競馬で2勝目を飾った。ここ10年で最も速いタイムを記録し、桜花賞へ弾みを付ける内容となった。絶好調の三浦騎手の好騎乗による結果と言っても過言ではない。
またロードカナロア×サンデー
もはやロードカナロア×サンデー系は立派なニックス配合と言って良いだろう。アーモンドアイを始め、多数の活躍馬がこの掛け合わせで産まれているが、ルガールカルムもまさに母父サンデーサイレンス。現代の兄本競馬におけるベストな血統構成と言え、サンデーサイレンスの肌馬も近年は珍しくなって来ている。同馬も今後の活躍は約束されている様なものだが、それ以上に繁殖牝馬としても十二分に価値を感じる1頭だ。先ずは無事にレースを終えて行って欲しい。
1頭だけ別次元の競馬でV
2018年09月22日 2歳新馬 芝1600m 中山競馬場
1着:ルガールカルム 牝2 (C.ルメール)
2着:グレルグリーン 牡2 (石川裕紀人)
3着:サンディレクション 牡2 (大野拓弥)
レースタイム:1:36.5(稍重)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
2着:グレルグリーン 牡2 (石川裕紀人)
3着:サンディレクション 牡2 (大野拓弥)
レースタイム:1:36.5(稍重)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
via www.youtube.com
やや出遅れ気味のスタートで後方待機となったルガールカルム。鞍上も無理せず脚を溜める形で前半戦を終え、半マイル過ぎから徐々にポジションを押し上げて直線コースへ。外目に持ち出すと、そこから瞬時に先頭へ取り付くと終始内にヨレつつ修正しながらの追いであっさりと差し切り勝ち。レース慣れしてくれば更にパフォーマンスも上がるだろうし、牝馬同士ならかなり能力は高い。単勝1.2倍とは恐れ入った。
ルガールカルム
初年度産駒からフルーキーを輩出し名繁殖牝馬の仲間入りかと思われた母サンデースマイルⅡだったが、何故かそれ以降はB級種牡馬ばかり配合され鳴かず飛ばずの成績。ようやくロードカナロアで復権の時なるか、という産駒がこのルガールカルムだ。母父サンデーサイレンスとの相性はアーモンドアイで証明済み、当馬が走ればまた母の注目度も上がるというもの。馬のデキ自体は文句無しである。
血統背景
ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr. Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
レディブラッサム | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
サラトガデュー | Cormorant | ||
Super Luna | |||
サンデースマイルⅡ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
センセーション | ソヴィエトスター | Nureyev | |
Veruschka | |||
Outstandingly | Exclusive Native | ||
La Mesa |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:3.1pt
母父サンデーサイレンスで兄にフルーキーがいるものの日本種牡馬産駒に関しては今まではパッとしていないが種牡馬も一流にかわった今回は変わり身が期待出来そう。
前評判
この血統からサンデーレーシング内で2600万円の募集額とは評価が低い方だろう。とは言え、よく考えると母系にNureyevも入っており4分の3以上はアーモンドアイと同血という事になる。その時点でルガールカルムの走る運命は確定的なものとなっており、これに出資&指名出来たのなら本望に近い。馬体と走法的にベストはマイルか、桜花賞→NHKマイルカップまで夢を見れる1頭だろう。
馬名の意味
穏やかな眼差し(フランス語)
実際に馬の表情から出る雰囲気で名付けたのだろうか、響きは良し。
2着:レッドアステル 牝3 (戸崎圭太)
3着:ユナカイト 牝3 (津村明秀)
レースタイム:1:34.4(良)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.0