京阪杯直後
2019年11月24日 京阪杯 芝1200m 京都競馬場
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スタートでタイミング合わずやや後手を踏んだリナーテ、そこから押してポジションを押し上げて行く道中となった1戦。落ち着いた走りを見せられず、終始馬を動かしながらの追い上げとなり息を入れられなかったのが最後の伸びに繋がったのだろう。直線外から追い上げはするものの、イマイチの伸びでジワジワ差を詰めるだけの5着入線で終わってしまった。どちらかと言えばやはり1400mがベストの距離適性か。
京阪杯直前
1週前追い切りで軽く51秒0をマークしGⅠ後の疲れも見せず好調を維持しているリナーテ。最終追いは軽く流す程度の調整で終わっているが、それでも動きは秀逸できっちりと結果を出せる状態にはある。重賞勝ちはないものの、強豪古馬とも互角に渡り歩いて来た歴戦の実績があるだけに、後は展開1つだろう。京都で新馬勝ちした舞台、引退を目前にしてそろそろタイトルを獲得しておきたい。
スプリンターズステークス直前
5歳秋にして初のGⅠ挑戦というステップアップのリナーテ。ステイゴールド産駒らしい、古馬になっての本格化で牝馬短距離路線では中核を担う存在と言っても良い。サトノダイヤモンドの妹という点だけでデビュー時から注目を集めていたが、今ではその名も聞かぬ程に本馬の存在感が目立って来ている。今年は好調を維持する三浦皇成騎手とのタッグで、牡馬勢を打ち負かし人馬初のタイトル獲得となれば非常に面白い。
キーンランドカップ直後
2019年8月25日 キーンランドカップ 芝1200m 札幌競馬場
1着:ダノンスマッシュ 牡4 (川田将雅)
2着:タワーオブロンドン 牡4 (C.ルメール)
3着:リナーテ 牝5 (武豊)
レースタイム:1:09.2(稍重)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.3
2着:タワーオブロンドン 牡4 (C.ルメール)
3着:リナーテ 牝5 (武豊)
レースタイム:1:09.2(稍重)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.3
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大外枠から臨んだキーンランドカップ。スタートはまずまずも、やはり内に潜り込める隙は無く終始外を回らされながらの道中となった。それでも前にダノンスマッシュがいてある程度やりやすい形でのレースとなったのは不幸中の幸い。そのまま前が上がって行くのと同時に4コーナーで進出、一気に大外へ持ち出して直線追い込めるだけ追い込んだリナーテ。そのままゴール前は抜け出したダノンスマッシュに迫る勢いで入線するも、内から伸びたタワーオブロンドンとハナ差で競り負け3着に終わっている。それでも牝馬で十分過ぎるパフォーマンスだったのではないだろうか。
キーンランドカップ直前
当初の予定だった函館スプリントステークスはグリーンカル騒動で出走取消となったが、代替で出走したUHB賞をあっさりと勝ち切り6勝目をゲット。札幌の舞台は走りに勢いが増し、その末脚に更に磨きがかかる。鞍上には相性の良い武豊騎手をスタンバイさせ、絶好の条件でキーンランドカップ制覇へ駒を進めて来たのである。ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンという絶対的な壁が立ちはだかるものの、勢いは本馬が一番。夏は格より調子を重視したい。
UHB賞直後
2019年8月4日 UHB賞 芝1200m 札幌競馬場
1着:リナーテ 牝5 (C.ルメール)
2着:ライトオンキュー 牡4 (古川吉洋)
3着:ダイメイフジ 牡5 (松岡正海)
レースタイム:1:07.9(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
2着:ライトオンキュー 牡4 (古川吉洋)
3着:ダイメイフジ 牡5 (松岡正海)
レースタイム:1:07.9(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
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ここのところ1400mを使っていたという事もあり、道中は常に鞍上も手を動かしながらの追走となったリナーテ。それでも脚を使っているという訳ではなく、ただ流れに乗せる為の作業でそのまま4コーナーへ。そこでガツンとハミを噛ませて外へ持ち出すと、直線では1頭だけ別次元の脚で追い込みあっさりと突き抜ける勝利。さすがにGⅡで2着に来た実力はここだと頭2つくらい抜けていたのだろう。秋以降はいよいよ最後のシーズンを過ごす事となる。
UHB賞直前
ステイゴールド産駒らしく、タフな馬場では更に走りが活き活きとして来るリナーテ。昨年の札幌スポニチ賞では大外から一気の末脚でかなりのパフォーマンスを見せている。洋芝が合わない筈も無く、今回のUHB賞も恐らく同様の競馬で展開するだろう。前が飛ばそうが飛ばさまいが、自身の走りを完全燃焼させれればメンバー的には勝っておかないといけない1戦だ。ここをあっさりと突破して、秋の大舞台に向けて弾みを付けて行きたい。
函館スプリントステークス直前
近2走、京都牝馬ステークスと京王杯スプリングカップで見せた末脚はもう本物と言って良いリナーテ。昨夏、小倉競馬で500万下を勝ち上がってからグングン成長曲線の急カーブを描き出した同馬、まさにステイゴールド産駒の真骨頂とも言える伸びシロだった。その時にずっと乗ってくれていた藤岡康太騎手と再コンビを結成。今回の函館スプリントステークスで軽斤量を武器に、強豪牡馬と対戦する。ハマれば勝ち切りまで。
京王杯スプリングカップ直後
2019年5月11日 京王杯スプリングカップ 芝1400m 東京競馬場
1着:タワーオブロンドン 牡4 (D.レーン)
2着:リナーテ 牝5 (武豊)
3着:ロジクライ 牡6 (戸崎圭太)
レースタイム:1:19.4(良)※レコード
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
2着:リナーテ 牝5 (武豊)
3着:ロジクライ 牡6 (戸崎圭太)
レースタイム:1:19.4(良)※レコード
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
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中団の内目でレースを運んだリナーテ。その為、直線に入って前半は外へ出すのにやや手こずった形だが、勢いに乗ってからはしっかり脚を使って前を捉える勢い。ゴール前でもうひと伸びすると、ロジクライを僅かにかわして2着入線と上々の内容でフィニッシュ。この走りならヴィクトリアマイルでも好勝負可能だったのでは、と思わせてくれる近々の充実ぶりである。サトノダイヤモンドの妹がようやく本格化を果たした。
ターコイズステークス直前
デビューから暫くは素質だけで走っていた印象のリナーテ。精神面でも大人になって、レースでも最後まで真面目に走る様になって来てようやく成績も安定した来た。管理する須貝調教師も本格化した同馬を見て『今ならマイルでも戦える』と判断してターコイズSへの参戦を決めた。決め手だけなら今回のメンバーでも十分に戦えるだろう、後は展開が向く事とハンデ戦ならではの混戦を期待したい。
白秋ステークス直後
2018年10月13日 白秋ステークス 芝1400m 東京競馬場
1着:リナーテ 牝4 (田辺裕信)
2着:アンブロジオ 牡3 (横山典弘)
3着:ショウナンライズ 牡5 (三浦皇成)
レースタイム:1:21.1(良)
レース上がり3ハロン:33.4
勝ち馬上がり3ハロン:32.4
2着:アンブロジオ 牡3 (横山典弘)
3着:ショウナンライズ 牡5 (三浦皇成)
レースタイム:1:21.1(良)
レース上がり3ハロン:33.4
勝ち馬上がり3ハロン:32.4
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普通にスタートを出るも無理せず後方待機策を取ったリナーテ。道中は内枠の馬群で脚を溜め直線コースに賭ける戦法を取った。ペース自体はゆったりめで展開としては不向き、それでも直線上手く外に出すと上がり32秒4を使って前を一気に差し切る強い内容で連勝のV。しっかり指示待ち出来る点や競馬自体が大人びて来ており、明らかに気性が成長した証拠だろう。これなら上のクラスでも十分にやれそうな予感だ。
札幌スポニチ賞直後
2018年09月01日 札幌スポニチ賞 芝1200m 札幌競馬場
1着:リナーテ 牝4 (藤岡康太)
2着:プレトリア セ3 (吉田隼人)
3着:シンボリバーグ 牝4 (蛯名正義)
レースタイム:1:10.4(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
2着:プレトリア セ3 (吉田隼人)
3着:シンボリバーグ 牝4 (蛯名正義)
レースタイム:1:10.4(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
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心なしか競馬ぶりも安定して来た様に思えるリナーテ。それだけ気性面も成長して来たという事だろう。今回の札幌スポニチ賞でもプレトリア以下を子供扱いする内容でまさに完勝と言って良い内容だった。何より、適性外だった1800m戦のひとつを除けば、全てのレースで上がり3位以上を記録する末脚の持ち主。そこに更なる磨きがかかれば1600万クラスでも戦って行ける筈。ステイゴールド産駒だけにここからの成長曲線に期待したい。
3歳上500万下直後
2018年06月16日 3歳上500万下 芝1200m 函館競馬場
1着:リナーテ 牝4 (藤岡康太)
2着:タイセイソニック 牡3 (藤岡佑介)
3着:シンデレラメイク 牝3 (菱田裕二)
レースタイム:1:08.7(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.7
2着:タイセイソニック 牡3 (藤岡佑介)
3着:シンデレラメイク 牝3 (菱田裕二)
レースタイム:1:08.7(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.7
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4コーナーでの強引な外出しを除けばほぼ完璧と言えるレース内容。1200m戦で折り合いに気を付けなくても良い分、走りにスムーズさが生まれ最後の差し脚に繋がってるのだろう。距離を限ればこれで4戦2勝2着1回とほぼパーフェクト。今回のSTV杯もスプリント戦だけに、道中でごちゃつかなければ上位争い必至か。サトノダイヤモンド級とまでは行かずとも、短距離戦線で重賞へ上がって来て欲しい素材である。
3歳500万下直前
地力強化の証明か、近4走の上がりが全て最速を記録しているリナーテ。前走の昇級戦でも負けたとは言え、最後方追走から上がり32秒7の鬼脚を繰り出しており他は軒並み33秒台という事を考えれば上々の走り。今回は再度の500万下へ降級、洋芝も2度目で基本的な不安材料は無いに等しい。ステイゴールド産駒で本格化はまだまだこれから、その前に勝ち味を覚える為にもここはあっさりと突破してもらいたい。何と言ってもあのサトノダイヤモンドの妹なのだから。
リナーテ
2016年のダービー2着馬・サトノダイヤモンドの半妹。父がステイゴールドに替わり、また大分と印象が違う。正直な所、まだまだ線が細く映る。全体的なバランスは良いが、もう一回りは厚みが欲しい。関係者もそこを求めて、今は成長を促している段階との事。あくまで、兄との比較という面もありかわいそうな立場ではあるが、それだけ周りの期待も大きいという事だろう。
血統背景
ステイゴールド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ダイナサッシュ | ノーザンテースト | ||
ロイヤルサッシュ | |||
マルペンサ | Orpen | Lure | Danzig |
Endear | |||
Bonita Francita | Devil's Bag | ||
Raise the Standard | |||
Marsella | サザンヘイロー | Halo | |
Northern Sea | |||
Riviere | Logical | ||
Talonada |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母はアルゼンチンのGⅠ馬で兄サトノダイヤモンドも活躍してはいるものの、不安定要素が多いステイゴールド産駒となると彼女の走りが母の評価を大きく左右するだろう。近親にも目立った日本活躍馬はいないので未知数。
前評判
関係者曰く、「正確がまだ幼くて色んな場面で敏感な面を見せていますが、跳びは大きく非常に綺麗な動きを見せています。ペースの違いにも動じないバランス感覚も見事ですね。ステイゴールド産駒にしては恵まれた馬格をしていますが、欲を言えばもう少し幅が欲しいです。そういう意味でもまだ更に伸びて来そうな雰囲気を感じています」とのコメント。
馬名の意味
ミラノにある国際空港の名前
母自体が同じくミラノのマルペンサ空港から名付けられており、そこからの連想。その偉大なる母と同じく、GⅠを何勝もしてくれる様な活躍を願ってのネーミングか。先ずは、兄があと一歩届かなかった春のクラシック制覇を狙う。
2着:アイラブテーラー 牝3 (和田竜二)
3着:カラクレナイ 牝5 (大野拓弥)
レースタイム:1:08.8(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.7