2歳新馬直後
2019年8月25日 2歳新馬 芝1800m 新潟競馬場
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道中はゆっくりとレースを運び、長い直線での決め脚勝負に懸けたリグージェ。4コーナーを回ってから暫くはモタモタしていたが、トップギアに入ってからは大外を一気に加速。人気馬アドマイヤミモザをマークして並びかけると、そこから壮絶な叩き合いとなりそのまま一緒にゴールイン。ほぼ同じタイミングでの入線で、クビの上げ下げによるタイミングも味方に付けリグージェがデビュー戦を勝利で飾った。
リグージェ
祖母ラテルネが大物こそ出なかったものの、4~5勝馬をコンスタントに輩出する優秀な繁殖牝馬だった事から、母マルティンスタークもある程度はその資質を受け継いでいる模様。今主流となりつつあるシンボリクリスエス肌でもあり、1つ上にはエングレーバーという早期2勝をあげた素質馬も既にスタンバイ。その中でブラックタイド産駒のリグージェがどこまでそのポテンシャルを発揮できるかに注目を集めるが、馬体だけなら既に風格が備わった美しい黒鹿毛馬。
血統構成
ブラックタイド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
マルティンスターク | シンボリクリスエス | Kris S. | Roberto |
Sharp Queen | |||
Tee Kay | Gold Meridian | ||
Tri Argo | |||
ラテルネ | トニービン | カンパラ | |
Seven Bridge | |||
ヨシオカザン | エルギャロー | ||
ミートミーレイター |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.5pt
牝系としては、イマサンだがトニービンにシンボリクリスエスの配合の母は母として優秀で1頭未勝利馬はいるものの他3頭が2勝以上と安定している、当馬も勝ち上がり今後の兄弟にも注目の当たり母父クリスエスの繁殖母である。もう少しハイクラスの種牡馬産駒もみてみたい1頭である。
前評判
ブラックタイド×シンボリクリスエス、如何にもキレなさそうな配合パターンだがデビュー戦ではその予想を裏切る様な究極の瞬発力を見せたリグージェ。若駒の頃はポテンシャルだけでそういうケースもよく見受けられるが、最終的には古馬になって血統の影響が色濃くなり、恐らくタフでスタミナ型の1頭になるのではないだろうか。いずれにせよ、丈夫そうではあるので息の長い活躍に期待したい。
馬名の意味
聖マルティヌスが教化した西方教会初の修道院の名前
母名より連想してのネーミング。
2着:アドマイヤミモザ 牝2 (福永祐一)
3着:シャドウブロッサム 牝2 (松山弘平)
レースタイム:1:50.0(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.0