牝馬限定戦で確勝級
前走の勝ち馬エントシャイデンは次の阪急杯で上がり2位の5着と重賞でも互角の戦いを繰り広げている。3着のキロハナは続く1600万クラスで2着ながらも、こちらは上がり32秒台の鬼脚を披露。いずれも重賞クラスの牡馬とタイム差無しなら、リカビトス自身もその器と見て間違いない。そういう意味でも今回のうずしおステークスは通過点にしなければならない1戦。鞍上は浜中俊騎手へ乗り替わる。
田辺『相手がしぶとかった』
2019年2月2日 節分ステークス 芝1600m 東京競馬場
via www.youtube.com
やや出負け気味のスタートとなったリカビトス。そのまま後方からレースを進め、徐々に前へ取り付いて行くと直線入り口では上位人気3頭が横並びとなった。そこからヨーイドンの競馬で一気に前へ進むと、エントシャイデン、キロハナと激しい攻防戦。最後まで互いに譲らぬままゴールへ併入、僅かにハナ差エントシャイデンに届かず2着入線に終わった。とは言え、重賞戦線にいておかしくない牡馬2頭相手にこの内容なら悲観する必要も無いだろう。次も勝ち上がりのチャンス。
ユートピアSはほぼ勝ちの内容
2018年11月17日 ユートピアステークス 芝1600m 東京競馬場
1着:アルーシャ 牝3 (C.ルメール)
2着:リカビトス 牝4 (R.ムーア)
3着:クィーンズベスト 牝5 (武豊)
レースタイム:1:32.5(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
2着:リカビトス 牝4 (R.ムーア)
3着:クィーンズベスト 牝5 (武豊)
レースタイム:1:32.5(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
via www.youtube.com
スタートで大きく出遅れたリカビトスは無理なく後方追走から直線にかけたユートピアステークス。前にアルーシャを置いて直線は内目に進路を取った。そこからグングン加速すると、そのアルーシャと馬体を並べて後続を突き放すマッチアップ。半ばから両者譲らずほぼ同じ態勢でゴールするも、アルーシャがクビ差前に出て2着敗退となってしまった。とは言え、タイムも優秀、3着以下は3馬身離している事から考えても現級はいつでも勝てる見込み。
リカビトス
母父エンドスウィープの肌馬エンシェントヒル。現役時代に7勝をあげた活躍馬で、繁殖牝馬としてもコルコバードを出すなどある程度の活躍をしている牝系である。ディープブリランテ産駒で言えば、このリカビトスが出世頭になりえる1頭なだけに、早く重賞戦線に名を連ねて欲しいものである。父の気性からも、やや気の勝ったタイプでマイル前後が距離適性になって来るだろう。
血統背景
ディープブリランテ | ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
ラヴアンドバブルズ | Loup Sauvage | Riverman | |
Louveterie | |||
バブルドリーム | Akarad | ||
バブルプロスペクター | |||
エンシェントヒル | エンドスウィープ | フォーティナイナー | Mr.Prospector |
File | |||
Broom Dance | Dance Spell | ||
Witching Hour | |||
アズテックヒル | Proud Truth | Graustark | |
Wake Robin | |||
Tribal Hill | Cox's Ridge | ||
Cypress Bearer |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母は日本で数勝っているが産駒がここまであまりふるっていなかったが当馬や半姉コルコバードが活躍しはじめて質の高さを証明しはじめているので今後の産駒にも注目で、S級種牡馬の産駒を見てみたい状況だろう。
前評判
新馬戦から全て最速の上がりで3連勝を飾り秋華賞へ駒を進めたリカビトス。そこからややスランプに陥るも、4歳後半に来てまた復活の兆しを見せて来ている。ただ、どのレースにおいても出遅れる癖を見せ、それが大成を阻んでいる事は間違いない。スタートを上手く出せる騎手と合いさえすれば、自ずと重賞戦線にまでは上がって行ける気はするのだが。
馬名の意味
アテネ市街地で最も標高が高い丘
母名より連想してネーミング。
2着:リカビトス 牝5 (田辺裕信)
3着:キロハナ 牡7 (戸崎圭太)
レースタイム:1:33.7(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.3