短期免許取得での来日は初

 
あのランフランコ・デットーリ騎手が、日本で騎乗する日が遂にやって来た。これまでにジャパンカップ時の来日でシングスピール、ファルブラヴ、アルカセットの3勝も凄い実績だが、何と言っても2002年のジャパンカップダートをイーグルカフェで制した事が印象強く残っているのではないだろうか。

50歳に差し掛かろうかという今でも、エネイブルで凱旋門賞を連覇するなどヨーロッパではやはりNo.1の地位を不動のものにしている。武豊、安藤勝己騎手の対談でも『デットーリは別格』と言われる程に、同業者からも人気・実力が認められているのは言うまでも無い。
 

ランフランコ・デットーリ

 
ランフランコ・デットーリ

ランフランコ・デットーリ

生年月日:1970年12月15日
身長体重:不明/不明
血液星座:不明/射手座
初免許年:1985年
出身所属:イタリア/イギリス
所属厩舎:ジョン・ゴスデン厩舎(英)
via google imhgp
 
全世界を股にかけ、現在までに勝利したGⅠは220競走以上。日本でも馴染み深いシングスピールやファルブラヴなどの主戦騎手として知られ、今年の凱旋門賞で3連覇を狙うエネイブルとのコンビは世界最強である。とにかくここ一番での勝負強さは尋常では無く、ジャパンカップを制した3勝も全てハナ差という驚異の騎乗ぶり。テクニックは当然ながら、カリスマ性もあり世界中の騎手が憧れる超一流の存在と言えよう。特に大レースを勝った後に馬上から宙を飛んで喜びを表す“デットーリジャンプ”は、彼自身がエンターテインメントそのものであるという事を一番体現している。
 

デボネア以来、8年ぶりの来日

 
2011年のダービーでデボネアに騎乗したデットーリ

2011年のダービーでデボネアに騎乗したデットーリ

via google imghp
 
前回は、2011年当時ゴドルフィンと専属契約をかわしていた関係から、H.H.シェイク・モハメド殿下が所有していたデボネアが日本ダービーに出走した際に来日。この時は2日間の開催に合わせての免許取得だっただけに、やはり継続的に乗る為では無かった。今まで、数々の名ジョッキーが来日して活躍をして来ているが、それらをあっさりと吹き飛ばす位に今回のニュースは衝撃が走ったのではないだろうか。まだまだ気は早いのだろうが、今から待ち遠しくて仕方がない。
 

騎乗した歴代の名馬

 
ラムタラ

ラムタラ

牡馬

父馬:Nijinsky
母馬:Snow Bride
母父:Blushing Groom
所属:Alex Scott厩舎(英)
生産:Gainsborough Farm Inc.(米)
馬主:Saeed Maktoum Al Maktoum

通算成績:4戦4勝(4-0-0-0)
主な戦績:凱旋門賞、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、英ダービーなど
via google imghp
 
シングスピール

シングスピール

牡馬

父馬:In the Wings
母馬:Glorious Song
母父:Halo
所属:Sir Michael Ronald Stoute厩舎(英)
生産:Sheikh Mohammed Bin Rashid Al Maktoum(愛)
馬主:Sheikh Mohammed Al Maktou

通算成績:20戦9勝(9-8-0-3)
主な戦績:ジャパンカップ、ドバイワールドカップ、コロネーションカップなど
via google imghp
 
デイラミ

デイラミ

牡馬

父馬:Doyoun
母馬:Daltawa
母父:Miswaki
所属:Alain de Royar-Dupre厩舎(仏)
生産:His Highness The Aga Khan's Studs S.C.(愛)
馬主:His Highness Aga Khan

通算成績:21戦11勝(11-3-4-3)
主な戦績:仏2000ギニー、チャンピオンステークス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、ブリーダーズカップターフなど
via google imghp
 
ドバイミレニアム

ドバイミレニアム

牡馬

父馬:Seeking the Gold
母馬:Colorado Dancer
母父:Shareef Dancer
所属:David R.Loder厩舎(英)
生産:Sheikh Mohammed Bin Rashid Al Maktoum(英)
馬主:Godolphin

通算成績:10戦9勝(9-0-0-1)
主な勝鞍:ドバイワールドカップ、クイーンエリザベスⅡ世S、英ダービーなど
via google imghp
 
ファンタスティックライト

ファンタスティックライト

牡馬

父馬:Rahy
母馬:Jood
母父:Nijinsky
所属:Sir Michael R.Stoute厩舎(英)
生産:Gainsborough Farm Inc.(米)
馬主:Godolphin

通算成績:25戦12勝(12-5-3-5)
主な戦績:ブリーダーズカップターフ、愛チャンピオンステークスなど
via google imghp
 
マリエンバード

マリエンバード

牡馬

父馬:Caerleon
母馬:Marienbad
母父:Darshaan
所属:Michael A.Jarvis厩舎(英)
生産:Saif Ali(愛)
馬主:Godolphin

通算成績:17戦8勝(8-3-1-5)
主な戦績:凱旋門賞、バーデン大賞など
via google imghp
 
ファルブラヴ

ファルブラヴ

牡馬

父馬:Fairy King
母馬:Gift of the Night
母父:Slewpy
所属:L.D'Auria厩舎(伊)
生産:Azienda Agricola Francesca(愛)
馬主:スキュデリアランカティ社&吉田照哉

通算成績:26戦13勝(13-5-5-3)
主な戦績:凱旋門賞、香港カップ、エクリプス賞、イスパーン賞、インターナショナルステークスなど
via google imghp
 
アルカセット

アルカセット

牡馬

父馬:Kingmambo
母馬:Chesa Plana
母父:Niniski
所属:Sir Michael Ronald Stoute厩舎(英)
生産:Clovelly Farms(米)
馬主:Hamdan al Maktoum

通算成績:16戦6勝(6-7-0-3)
主な戦績:ジャパンカップ、サンクルー大賞など
via google imghp
 
ウィジャボード

ウィジャボード

牝馬

父馬:Cape Cross
母馬:Selection Board
母父:Welsh Pageant
所属:Edward Alexander Leeper Dunlop厩舎(英)
生産:Stanley Estate And Stud Co.(英)
馬主:Lord Derby

通算成績:22戦10勝(10-3-5-5)
主な戦績:ブリーダーズカップフィリー&メアターフ、ナッソーステークス、プリンスオブウェールズステークスなど
via google imghp
 
ゴールデンホーン

ゴールデンホーン

牡馬

父馬:Cape Cross
母馬:Fleche d'Or
母父:Dubai Destination
所属:John H.M.Gosden厩舎(英)
生産:Hascombe And Valiant Studs(英)
馬主:Anthony E.Oppenheimer

通算成績:9戦7勝(7-2-0-0)
主な戦績:英ダービー、エクリプスステークス、チャンピオンステークス、凱旋門賞など
via google imghp
 
エネイブル

エネイブル

牝馬

父馬:Nathaniel
母馬:Concentric
母父:Sadler's Wells
所属:John H.M.Gosden厩舎(英)
生産:Juddmonte Farms Ltd.(英)
馬主:Khalid Abdullah

通算成績:13戦12勝 (12-0-1-0)
主な戦績:凱旋門賞、ブリーダーズカップターフ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなど
via google imghp
 

見られるか、デットーリジャンプ

 
勝利後に馬上から飛び降りる“デットーリジャンプ”

勝利後に馬上から飛び降りる“デットーリジャンプ”

via google imghp
 
デットーリと言えば、“デットーリジャンプ”のパフォーマンスでも有名。馬が主役の競馬界において、これだけ騎手にスポットライトが当たる人物は世界を見渡しても彼だけ。武豊騎手ですらデットーリの存在は別物として扱っており、その事からも如何に彼のカリスマ性が凄いかお分かり頂けるだろう。見る者全てを虜にさせるデットーリ、そんな大スターが日本で騎乗するとあればマスコミや各メディアも黙っていない筈だ。秋にはデットーリフィーバーが起きる事は間違いない。
 
凱旋門賞を制したムーアに馬上でキスをするデットーリ

凱旋門賞を制したムーアに馬上でキスをするデットーリ

via google imghp
 
2016年にマカヒキが挑戦した凱旋門賞での一幕は記憶に新しい所。ファウンドで同レースを制したR.ムーア騎手に対して、ゴール後にデットーリ騎手が近寄って強引に馬上から唇を奪ったシーンは美しくもある。これも彼ならではの祝福のパフォーマンスであり、彼だからこそ許される映像である。日本人騎手同士がダービーの入線後にやっていたらそれこそ大炎上だろうが、デットーリの場合は何でも許せてしまうのだから凄い。
 

まとめ

 
以上、神の騎手であるランフランコ・デットーリについてのまとめ。

とにかく、主戦を務めた歴代名馬のラインナップがとてつもなく豪華。海外競馬を知らない日本の競馬ファンでもその凄さが分かるレベルの馬たちばかりであり、如何にデットーリ騎手が外国で成功しているかが手に取る様に分かるのではないだろうか。

そんな彼が短期免許を取得して日本競馬に参戦するのだから、これは相当なビッグニュースなのである。今回の来日にそこまでピンと来ていない人がいたら、この記事でどれだけ凄い事かというのを認識してもらいたいものだ。

関連記事

関連タグ

著者