道頓堀ステークス直後
2019年9月28日 道頓堀ステークス 芝1200m 阪神競馬場
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内枠から好発を決めて逃げ馬が形成する集団の一列後ろ、インベタを回って行ったラルムドランジュ。4コーナーで見事な進路取りから外へ持ち出し、粘る先行勢をジワジワと追い込み坂上へ。ジュランビルとの接戦の末、クビ差かわしたラルムドランジュが4勝目を獲得した。1着からブービーの15着までが1秒差以内という厳しい戦いで鮮やかな勝利を飾る本馬はまだまだ上を目指せる素材。
道頓堀ステークス直前
春先から急激に力を付け、トントン拍子に連勝を飾ったラルムドランジュ。1600万クラスでどうかと思われた前走の北九州短距離ステークスでもスタートさえまともならブッちぎっていたのではないだろうか。3戦してきっちり能力を出し切れている事からも既に本格化はしていると判断したい。今回の道頓堀ステークスでも、発馬さえまともなら前のポジションから直線突き抜けるシーンは十分に想定しておきたいところだ。一気にオープンクラスへ上がる絶好のチャンス。
北九州短距離ステークス直後
2019年8月31日 北九州短距離ステークス 芝1200m 小倉競馬場
1着:メイショウカズヒメ 牝5 (西村淳也)
2着:ブライティアレディ 牝6 (秋山真一郎)
3着:マッスルマサムネ セ4 (中谷雄太)
レースタイム:1:08.2(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
2着:ブライティアレディ 牝6 (秋山真一郎)
3着:マッスルマサムネ セ4 (中谷雄太)
レースタイム:1:08.2(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.3
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発馬で立ち遅れ後方からの競馬を余儀なくされたラルムドランジュ。ペースは流れるも馬群がひと塊となって4コーナーへ入り、外へ持ち出す訳にも行かず馬群の中へ突っ込む選択をして直線コースへ。そこから鋭く追い込み上位争いに食い込む勢いだったが、最後はゴール前で僅かに届かず4着惜敗を喫した。あの勢いなら前半がスムーズならあっさりと突き抜けていただろう。非常に勿体無い1戦。
ラルムドランジュ
完全に繁殖牝馬用として購入された経緯が見え隠れするラルムドランジュ。血統内にはNatalma、Specialのクロスを内包しており大物を出す下地が揃いに揃った1頭である。走らなくても十分といった感じで輸入しているのだろうが、これがまかり間違って走っているものだからノースヒルズとしても今後の期待値が大いに高まっているのではないだろうか。自身は短距離で活躍しているが、母となってからは中距離適性の高い仔出しが多くなりそう。
血統構成
Dansili | デインヒル | Danzig | Northern Dancer |
Pas de Nom | |||
Razyana | His Majesty | ||
Spring Adieu | |||
Hasili | Kahyasi | イルドブルボン | |
Kadissya | |||
Kerali | High Line | ||
Sookera | |||
Mer de Corail | Sadler's Wells | Northern Dancer | Nearctic |
Natalma | |||
Fairy Bridge | Bold Reason | ||
Special | |||
Miss Tahiti | Tirol | Thatching | |
Alpine Niece | |||
Mini Luthe | Luthier | ||
Minifer |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
ファミリーに日本実績はないもののEU圏では実績があるサドラーズウェルズにダンシリという良血で今後繁殖としても期待できる1頭だろう。
前評判
母Mer de Corailは仏のリステッド競走勝ち馬、祖母Miss TahitiはGⅠマルセルブサック賞勝ち、叔母に英1000ギニー勝ち馬のMiss Franceがいる良血の出自である。その叔母と同じくDansili産駒である程度、父と母系の親和性は証明済みの配合である。海外のセールでノースヒルズが33万ユーロで落札しているが、現役と引退後の繁殖含めて勝算ありきでの購入となっているのだろう。
馬名の意味
天使の涙(フランス語)
響きから来るネーミングだろう。
2着:ジュランビル 牝3 (秋山真一郎)
3着:ブライティアレディ 牝6 (中谷雄太)
レースタイム:1:08.4(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.6