京阪杯直後

 

2019年11月24日 京阪杯 芝1200m 京都競馬場

1着:ライトオンキュー 牡4 (古川吉洋)
2着:アイラブテーラー 牝3 (和田竜二)
3着:カラクレナイ 牝5 (大野拓弥)

レースタイム:1:08.8(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.7
 
やや立ち遅れ気味の発馬となったが二の脚の速さですぐにリカバリーをしたライトオンキュー。道中はモズスーパーフレアを見ながら理想的な先行集団の後方からレースを運んで行った。抜群の手応えで直線大外へ持ち出すと、そこから一気に前をかわして単独先頭へ。後は後続を楽に振り切ってまさに完全勝利という内容の1戦となった。陣営もここは来春の大舞台に向けて負けられない意気込みで臨んだ1戦だったのではないだろうか。
 

京阪杯直前

 
ここに来て急激な進化を見せているライトオンキュー

ここに来て急激な進化を見せているライトオンキュー

via google imghp
 
今年に入り6戦3勝2着1回、全てのレースで掲示板に入っているライトオンキュー。特に前走のキーンランドカップではタワーオブロンドンに次ぐ上がり2位の脚を使い、ゴール前で勝ち馬ダノンスマッシュへ迫った走りが印象的だった。その後、上位2頭はスプリンターズステークスで勝ち負けを演じており、その意味で本馬も出ていれば上位に食い込んでいたのではないだろうか。そのGⅠを自重し、来年の高松宮記念一本に絞る選択が今回の京阪杯で実を結ぶ可能性は十分に高い。
 

キーンランドカップ直後

 

2019年8月25日 キーンランドカップ 芝1200m 札幌競馬場

1着:ダノンスマッシュ 牡4 (川田将雅)
2着:タワーオブロンドン 牡4 (C.ルメール)
3着:リナーテ 牝5 (武豊)

レースタイム:1:09.2(稍重)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.3
 
完全に立ち遅れた道中、外枠という事もあり終始ロスの多い追走となったライトオンキュー。しかしながら、前にダノンスマッシュ→リナーテという上位入線馬がコースを作ってくれていたのは大きかった。その流れに乗って自身もギアを上げながら直線コースに入ると、後は大外から脚を伸ばすだけ。リナーテと併走してゴール前で勝ち馬などに迫る勢いで入線を果たした。結果4着となったが、人気を大きく上回る走りで今後の展開にも期待を持たせる内容だっただろう。
 

ライトオンキュー

 
ライトオンキュー(グレイトタイミング2015)

ライトオンキュー(グレイトタイミング2015)

牡馬

父馬:Shamardal
母馬:グレイトタイミング
母父:Raven's Pass
所属:昆貢厩舎(栗東)
生産:ダーレー・ジャパン・ファーム
馬主:ゴドルフィン

通算成績:13戦5勝(5-1-1-6)
主な戦績:京阪杯など
via google imghp
 
やはりゴドルフィン軍団の自家生産馬は一流の母系である。遠く遡れば牝馬ながらケンタッキーダービーを制したWinning Colorsや、ジャパンカップと宝塚記念を制したタップダンスシチーなど国内外でタイトルを獲得した活躍馬が点在しているファミリーの出自である。その優秀な肌にこれまた自家生産の種牡馬シャマルダルを付けるというさすがの血統構成。ライトオンキューが洋芝に適正が高いのも当然ながら頷ける1頭だろう。母方の血の影響か、馬体は筋骨隆々で500kg前後の馬格を誇る短距離適性の高い作りとなっている。
 

血統構成

 
Shamardal Giant's Causeway Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Mariah's Storm Rahy
イメンス
Helsinki Machiavellian Mr.Prospector
Coup de Folie
Helen Street Troy
Waterway
グレイトタイミング Raven's Pass Elusive Quality Gone West
Touch of Greatness
Ascutney Lord at War
Right Word
Rumors Are Flying Kris S. Roberto
Sharp Queen
Missed the Wedding Blushing Groom
Miss Carmie


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
ウイニングカラーズがいる一族でブラッシンググルーム、クリスエスの構成の祖母にRaven's Pass、Shamardalと掛け合わせた血統、ブラッシンググルーム、ロベルト、ミスプロのクロスで血統内でも特に大種牡馬をバランスよく活性化しており良い配合だなという印象。これらが活きてくれば楽しみな血統でさすがゴドルフィンといった感じだろう。
 

前評判

 
特に主だった評価は聞こえて来なかったが、血統構成はやはり一流レベルのライトオンキュー。走る走らないで言えば、走って来ないとおかしいくらいの良血馬であり、環境や条件さえ整えばやはり複数勝ちは見込める素材という事だろう。日本よりも海外の洋芝でこそというイメージもあり、そういう意味で北海道シリーズの競馬で良績が集まるのは言うまでもない。
 

馬名の意味

 

思った通りに

 
響きから来るネーミングだろう。

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