ファンタジーステークス直後
2019年11月1日 ファンタジーステークス 芝1400m 京都競馬場
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発馬良く、逃げる前の集団からやや離れた先行勢の内で理想的なポジショニングを取ったヤマカツマーメイド。道中もしっかりと脚を溜めれている様な形で4コーナーでは持ったままで前に取り付く、勝ちパターンに近い押し上げ方だった。直線も上手くスペースを確保して手応え良くGOサインを出したが、思いの外伸びを見せられず上位争いの3頭に加われないまま4着入線となった。想定以上の厳しいラップを刻んだ前半でジワジワと脚を使っていたのかもしれない。いずれにせよ、現状の力ではこれが精一杯の競馬か。
ファンタジーステークス直前
2連勝とメンバーの中では勢いNo.1の存在とも言えるヤマカツマーメイド。スッと先行できて終いの脚も使える器用なタイプで、そうそう大崩れする事はなさそうな1頭だろう。パンチ力という点で上位人気馬と比べるとどうかだが、得てしてハイペースや上がりのかかるタフな競馬となれば浮上して来るイメージ。どちらかと言えば父ロードカナロアよりも母父グラスワンダーの影響が色濃く出ているのだろう。雨が降っても恐らく難なく対応して来る筈だ。“ヤマカツ”の馬の鞍上にはやはり池添謙一騎手がしっくり来るのである。
ヤマカツマーメイド
重賞5勝馬ヤマカツエースやフローラステークスで2着に入ったヤマカツグレースを兄姉に持つヤマカツマーメイド。父がロードカナロアに変わっても余りタイプは変わらず、上の2頭同様に長く渋い活躍をしそうな雰囲気がプンプンする1頭である。血統云々に関わらず、距離が延びても雨が降っても自身のパフォーマンスは常に発揮するイメージで、恐らく同世代の中でも長く安定した走りをするだけに良い意味で物差し馬的な扱いになって来るのではないだろうか。
血統構成
ロードカナロア | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
レディブラッサム | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
サラトガデュー | Cormorant | ||
Super Luna | |||
ヤマカツマリリン | グラスワンダー | Silver Hawk | Roberto |
Gris Vitesse | |||
Ameriflora | Danzig | ||
Graceful Touch | |||
イクセプトフォーワンダ | Tejabo | Deputy Minister | |
Cutty | |||
Unique Gal | Bold Ruckus | ||
Spin to Win |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.9pt
ファミリーには実績馬はいないが、兄弟に重賞クラス2頭がおりロードカナロア産駒といえば期待していい1頭だろう。
前評判
前評判という意味では、上にヤマカツエースとヤマカツグレースがいる時点でクラシック戦線を期待せざるを得ない注目馬だったのは確か。父がロードカナロアになって同性のヤマカツグレースよりも全体的に能力が上位互換されている筈で、2000m以下での走りなら重賞を意識しても良いだけの血統構成である。しかも馬自身が丈夫で長く活躍してくれる計算も立ちそうであり、まさに馬主孝行といった存在か。
馬名の意味
冠名+人魚
牝馬を意識したネーミング。
2着:マジックキャッスル 牝2 (戸崎圭太)
3着:クリアサウンド 牝2 (松山弘平)
レースタイム:1:20.7(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.9