2歳未勝利直後
道中は後方からじっくりとレースを進めたモルタル。ペースも落ち着き明らかに前残りの展開ながら、最後の直線でレース自体の上がりを1秒上回る鬼脚を披露し、あっという間に前を捉えて鮮やかに初勝利を決めた。最後は2着に4馬身もの差を付け力の違いを見せ付ける内容、ダートならかなり上のクラスで戦える素材ではないだろうか。願わくばもう一度芝での走りを見てみたいものだが果たして。
モルタル
既に説明の必要がない血統構成のモルタル。上にホエールキャプチャとパクスアメリカーナの重賞馬がおり、自身もセレクトセールで5000万円以上の高値で取引されている。本来なら芝でも十分走れる下地が揃っているものの、本馬は父同様にダート適性が色濃く受け継がれている様子。それでも、いずれ地力が付いて来たら上がりのかかる芝ならこなして行ってくれるだろう。
血統構成
クロフネ | フレンチデピュティ | Deputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
ブルーアヴェニュー | Classic Go Go | Pago Pago | |
Classic Perfection | |||
Eliza Blue | Icecapade | ||
コレラ | |||
グローバルピース | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
エミネントガール | Nashwan | Blushing Groom | |
Height of Fashion | |||
タレンティドガール | リマンド | ||
チヨダマサコ |
兄弟馬
近親馬
血統評価:2.9pt
タレンティドガールの一族で母は母父サンデーサイレンスを持ちG1馬含む2頭の重賞馬をだしている血統。なかでも父クロフネとの産駒が活躍しているというかクロフネ産駒しかほぼいないだけというかはわからないが結果は出している配合。ただ上と違って初戦をダートで勝ち上がったあたり違ったタイプに出ているようだが注目の1頭だろう。
前評判
前述の通り、セレクトセールでも注目の血統馬だったモルタル。実際に母グローバルピースはクロフネ産駒をモルタル以外にデビュー済み6頭を送り出し内3頭が重賞馬というとてつもないアベレージを記録している。その中でも勝ち上がりが出来た馬は大抵出世をしている事から、やはり1勝が出来るかどうかが最大の焦点となる。
馬名の意味
必殺(ポルトガル語)
響きから来るネーミングだろう。
2着:アイアムイチリュウ 牡2 (横山典弘)
3着:サニートーク 牡2 (柴田善臣)
レースタイム:1:56.3(稍重)
レース上がり3ハロン:40.5
勝ち馬上がり3ハロン:39.5