京阪杯直後
2019年11月24日 京阪杯 芝1200m 京都競馬場
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ポンッとスタートを決めたモズスーパーフレアが思いのほか楽な形でハナを切れた1戦。他馬も無理に競りかけて来ず、34秒台の入りで前半はしっかりと脚を溜めてレースを運べたのではないだろうか。しかし、4コーナーからいつもの突き放して行く脚色は見られず、直線に入っても早々に後続にかわされてしまいいつもの粘り腰を一切見せずにそのまま8着に終わっている。京都の力の要る馬場が不向きとの事だが、それ以前にやはりGⅠの直後という目に見えない疲れもあった筈だ。
京阪杯直前
とにかくスタートさえ決まればモズスーパーフレアよりも前に行ける馬はいない、そう言い切っても良い程に本馬の二の脚は天下一品である。その上、32秒台の入りでも直線できっちり脚を使えるパフォーマンスは先行馬にとって厄介な存在この上ない。追い掛ければ潰れてしまうし放っておけばそのまま逃げ切られる始末。今回は56kgの斤量が焦点となるも、平坦な京都コースなら終いが鈍る事もないだろう。4コーナーの勢いそのままにゴールまで一直線だ。鞍上は松山弘平騎手に乗り替わり。
スプリンターズステークス直後
2019年9月29日 スプリンターズステークス 芝1200m 中山競馬場
1着:タワーオブロンドン 牡4 (C.ルメール)
2着:モズスーパーフレア 牝4 (和田竜二)
3着:ダノンスマッシュ 牡4 (川田将雅)
レースタイム:1:07.1(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
2着:モズスーパーフレア 牝4 (和田竜二)
3着:ダノンスマッシュ 牡4 (川田将雅)
レースタイム:1:07.1(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
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好発を決め持ち前の二の脚で一気にハナを奪ったモズスーパーフレア。途中、マルターズアポジーなどに絡まれるものの32秒台のテンに付いて来れる訳もなく、先行勢は逆に途中で足が上がって後退。春の王者ミスターメロディが直線入り口で並びかけて来るも、逆に突き放す二枚腰の粘りを見せゴールへ一直線の走りだった。そのまま逃げ切るかに思われた最後、外からタワーオブロンドンにクビ差かわされてしまい無念の2着フィニッシュとなった。しかし、陣営としては悔いの無い内容だっただろう。
スプリンターズステークス直前
前走の+26kgという馬体重は驚いたが、それでもタイム差の無い4着に入った事でスプリンターズステークスの展望がしっかり見えて来たモズスーパーフレア。叩き2走目で確実に調子は上向き、その効果が調教でもあからさまに見て取れる。4戦3勝を誇る中山競馬場を舞台にスタートから他馬が追いついて来れないスピードで逃げれば、自ずと直線でも独走状態のフィニッシュを飾っているシーンも一考だろう。松若風馬騎手の
初GⅠ制覇なるか。
初GⅠ制覇なるか。
北九州記念直後
2019年8月18日 北九州記念 芝1200m 小倉競馬場
1着:ダイメイプリンセス 牝6 (秋山真一郎)
2着:ディアンドル 牝3 (北村友一)
3着:アンヴァル 牝4 (藤岡康太)
レースタイム:1:08.2(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
2着:ディアンドル 牝3 (北村友一)
3着:アンヴァル 牝4 (藤岡康太)
レースタイム:1:08.2(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
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+26kgと予想以上の馬体増で出走して来たモズスーパーフレア。スタートを決めて逃げるかと思われたが、内からイエローマリンバとラブカンプーが押してハナを主張。3番手に控えての競馬となった。スムーズに立ち回り直線では一旦先頭に立つも、最後の最後で脚が上がってしまい4着に敗れてしまった。とは言え、この仕上げで上位争いを演じているならやはり能力は相当に高い。次はスプリングステークスだろうが、きっちり絞れて来れば一気に戴冠まであるだろう。
北九州記念直前
調教の負荷をかけ過ぎた為に、高松宮記念ではガス欠状態だったモズスーパーフレア。陣営もその点を考慮して、調整の間隔などを工夫。やればやるだけ時計も出すタイプなだけに、その辺の見極めを秋の大一番スプリンターズステークスまでしっかりと持って行きたい。それでも一週前にはやはり坂路で50秒台を出している程で、今回も頭から飛ばして後続に脚を使わせる逃げには変わり無さそうだ。
高松宮記念直後
2019年3月24日 高松宮記念 芝1200m 中央競馬場
1着:ミスターメロディ 牡4 (福永祐一)
2着:セイウンコウセイ 牡6 (幸英明)
3着:ショウナンアンセム 牡6 (藤岡康太)
レースタイム:1:07.3(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
2着:セイウンコウセイ 牡6 (幸英明)
3着:ショウナンアンセム 牡6 (藤岡康太)
レースタイム:1:07.3(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
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スタートのタイミングはまずまずも、そこからいつものテンのスピードが見られず押して押してハナに立ったモズスーパーフレア。走り自体も硬く、結果として直線に入ると逆噴射するかの様にズルズルと後退。結果的に15着となってしまったが、管理する音無調教師も『少し負荷をかけ過ぎたかもしれないですね』と、中2週で中間もビシビシ追い切った事に本調子でない原因を探っていた。
高松宮記念直前
オーシャンステークスから中2週という事もあり、軽めの調整で疲れを取る事に専念したモズスーパーフレア。類まれなスピードは既にレースで実証済み、鞍上には無敗のコンビでフェブラリーステークスを制した絶好調の武豊騎手が跨るのだから鬼に金棒である。冬毛が残っているものの、それでも連勝して来ているあたり心配無用。ダノンスマッシュとの連勝馬対決に注目されているが、終わってみればあっさりとモズスーパーフレアが圧逃しているかもしれない。
オーシャンステークス直後
2019年3月2日 オーシャンステークス 芝1200m 中山競馬場
1着:モズスーパーフレア 牡4 (C.ルメール)
2着:ナックビーナス 牝6 (大野拓弥)
3着:ダイメイフジ 牡5 (松岡正海)
レースタイム:1:07.1(良)
レース上がり3ハロン:34.8
勝ち馬上がり3ハロン:34.8
2着:ナックビーナス 牝6 (大野拓弥)
3着:ダイメイフジ 牡5 (松岡正海)
レースタイム:1:07.1(良)
レース上がり3ハロン:34.8
勝ち馬上がり3ハロン:34.8
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外枠からあっさりとレースの主導権を握ったモズスーパーフレア。ナックビーナス、ラブカンプーなどのスプリント戦の強豪を引き連れハイペースで逃げる道中。前半32秒3という流れも同馬にとっては普通の流れなのだろう。直線に入ってもそのまま脚色を伸ばしつつ、ナックビーナス以下をあっさりと振り切って初重賞勝利を達成。鞍上のルメール騎手もその走りに満足し、次の高松宮記念でも戦える手応えを感じるコメントを残していた。
オーシャンステークス直前
モズスーパーフレアが絶好調の動きを披露。元より稽古は動くタイプだが、ここに来て体も大きくなり更に迫力あるフットワークで坂路を駆け上がって来る。最終追い切りも満足の行く走りを見せ、音無調教師も満足の表情。『中京(高松宮記念)は逃げ切るのが難しいコース、ここで結果を出せないと』と、あくまでも先の本番を見据えたコメントで奮い立たせる。今回はC.ルメール騎手が初騎乗となるが、スタートして先行押し切りは得意とするだけに手は合うに違いない。
モズスーパーフレア
2歳8月デビュー、新馬戦を圧勝するとそのまま小倉2歳ステークスでも1番人気に支持されたモズスーパーフレア。そこは人気を裏切るも、翌年もコンスタントに勝ち星を重ねてあっという間にオープン入りを決めている。特にカーバンクルステークスはハナから飛ばし行ける所まで行くスタイルからの完勝。地力を付けているのは間違いなく、重賞勝ちも目前の所まで来ているだろう。芝で活躍しているが、ダートでも相当面白い。
血統背景
Speightstown | Gone West | Mr.Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Secrettame | Secretariat | ||
Tamerett | |||
Silken Cat | Storm Cat | Storm Bird | |
Terlingua | |||
Silken Doll | Chieftain | ||
Insilca | |||
Christies Treasure | Belong to Me | Danzig | Northern Dancer |
Pas de Nom | |||
Belonging | Exclusive Native | ||
Straight Deal | |||
Roses At Sunset | Valid Appeal | In Reality | |
Desert Trial | |||
Bid Gal | Bold Bidder | ||
Nowmepache |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
ファミリー、兄弟に日本実績はないが父が日本馬場との相性がよさそうなので強調材料としてはそれくらいだろう。
前評判
近年におけるSpeightstown産駒の猛威は凄まじい。全日本2歳優駿勝ち馬でNHKマイルカップ2着のリエノテソーロを始め、ダート1400mの日本レコードホルダーであるマテラスカイ、ニュージーランドトロフィー2着のメイソンジュニアなど、とにかく芝・ダート問わずマイル以下でスピード力を武器に押し切る競馬が身上とも言える。モズスーパーフレアはその典型でもあり、とにかく前へ行き切ってこそ。クラスが上がっても、条件が変われどとにかく前へ前へ。
馬名の意味
冠名+恒星の表面で起こるエネルギーの大爆発
何の引用もない響きでのネーミングだろう。
2着:アイラブテーラー 牝3 (和田竜二)
3着:カラクレナイ 牝5 (大野拓弥)
レースタイム:1:08.8(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.7