和田『思った脚が使えなかったです』

 

2019年3月10日 金鯱賞 芝2000m 中京競馬場

1着:ダノンプレミアム 牡4 (川田将雅)
2着:リスグラシュー 牝5 (A.シュタルケ)
3着:エアウィンザー 牡5 (武豊)

レースタイム:2:00.1(稍重)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
思えば道中の行きっぷりも良くなく、後方に置かれた様にしてレースを進めたモズカッチャン。さすがに牡馬の強豪が揃った上で、稍重馬場の左回りと条件が揃っていなかった点も大きかったのだろう。4コーナーでは既に押し通しの態勢で直線コースへ、そこから伸び切れず後方ままの9着に終わってしまった。久々のコンビを組んだ和田竜二騎手も『グンっと加速出来なかった、次に期待ですね』とサバサバした表情で元相棒の走りに対してコメントを残していた。
 

距離短縮で巻き返す

 
坂路できっちり追われるモズカッチャン

坂路できっちり追われるモズカッチャン

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4番人気に支持された有馬記念では初の2500m、暮れの中山で厳しいペースと牝馬には少々辛い条件となったモズカッチャン。本来は2000m前後でこそ本領発揮となる馬だけに、今回の金鯱賞では思う存分暴れてくれるだろう。オークスまで主戦を務めた和田竜二騎手とのコンビで久々の勇姿を見せ付けて欲しい。牝馬同士ならトップクラス、後はタイトルをもう一つ追加出来ればこの上ない。
 

ひと叩きして動きも断然の良化

 
坂路で単走、気持ち良さそうに走るモズカッチャン

坂路で単走、気持ち良さそうに走るモズカッチャン

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ぶっつけ本番で臨んだエリザベス女王杯は展開のアヤもあったが、それ以上にやはり体調がひと息だったのもある。叩き良化型のモズカッチャンだけに今回は間違いなく上積みも大。その証拠に稽古での動きも更に良くなっており、有馬記念に向けたデモとしては完璧な坂路での追い切りだったのではないだろうか。ルヴァンスレーヴ、アドマイヤマーズと立て続けにGⅠを制しているM.デムーロ騎手が鞍上。勢いが付きだしたら止まらない彼を背に、暮れの大一番で主役の座を射止めたい。
 

M.デムーロ『ペースが流れていれば』

 

2018年11月11日 エリザベス女王杯 芝2200m 京都競馬場

1着:リスグラシュー 牝4 (J.モレイラ)
2着:クロコスミア 牝5 (岩田康誠)
3着:モズカッチャン 牝4 (M.デムーロ)

レースタイム:2:13.1(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.8
 
スタートを決めて上手く絶好位の内に潜り込めたモズカッチャン。しかし、今回はクロコスミアが単騎のスローペースに落とし込んだ事もあり、そのポジショニングが仇となった印象だ。道中は馬群に揉まれて窮屈なシーンも見受けられ、直線でもやや狭くなる瞬間もあった。上位2頭には水を開けられたが、レッドジェノヴァ以下の追撃は振り切って何とか3着は死守。鞍上も予想外の展開に苦笑いで取材陣へコメントしていた。
 

モズカッチャン

 
モズカッチャン(サイトディーラー2014)

モズカッチャン(サイトディーラー2014)

牝馬

父馬:ハービンジャー
母馬:サイトディーラー
母父:キングカメハメハ
所属:鮫島一歩厩舎(美浦)
生産:目黒牧場
馬主:キャピタル・システム

通算成績:15戦4勝 (4-1-4-6)
主な戦績:エリザベス女王杯など
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3歳春のオークスで2着、その秋にエリザベス女王杯では並み居る古馬の強豪勢を撃破しGⅠ初タイトルを手にしたモズカッチャン。ハービンジャー産駒らしく、ジワジワと頭角を現しいつの間にか牡馬とも互角に張り合える存在となった。勝負根性、決め手、操作性と全ての面で高いレベルのパフォーマンスを秘めており、牝馬限定戦以外でも十分に警戒しなくてはいけない1頭だろう。母父キングカメハメハとの相性は抜群。
 

血統背景

 
ハービンジャー Dansili デインヒル Danzig
Razyana
Hasili Kahyasi
Kerali
Penang Pearl Bering Arctic Tern
Beaune
Guapa Shareef Dancer
Sauceboat
サイトディーラー キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
ベストブート Storm Boot Storm Cat
Aliata
Bright Tiara Chief's Crown
Expressive Dance


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
ステファノス(ココシュニック2011)

ステファノス(ココシュニック2011)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ココシュニック
母父:クロフネ
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:31戦4勝 (4-6-4-17)
主な戦績:天皇賞秋2着、大阪杯2着など
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血統評価:1.0pt

 
ゴールドティアラ、Poet's Voice兄弟の祖母ベストブートから伸びるファミリーだが日本実績馬の近親や兄弟はいないのでキングカメハメハ×ハービンジャーという評価くらいになるだろうがハービンジャーの当たり牝馬となった。
 

前評判

 
特段注目されていた訳でもなく、新馬戦では10番人気6着スタート。そこから3戦目で勝ち上がり一気に3連勝でフローラステークスを優勝する快進撃を見せたモズカッチャン。それ以降の安定感は顕著なもので、特にドバイシーマクラシックではレイデオロとそう大差の無い競馬を見せており、現役トップクラスの能力があるのはもはや疑い様の無い事実である。
 

馬名の意味

 

冠名+人名愛称

 
モズに対して人の名前、ここまで相性の悪いワードの組み合わせも無いかと思ったがやはり走って来ると耳慣れが程よくなって来るもの。

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