白川特別直前
先に弟のメイショウテンゲンが走ったものの、デビュー前の評判はこのメイショウテンシャも相当なものだった。芝では勝ち味に遅く、いまいちパッとしない戦績が続くものの、後半からダートに転向して5戦目でようやくその素質が開花。これまでのパフォーマンスを遥かに超える走りで、2着馬に5馬身差を付ける圧勝劇を飾って見せた。あの内容なら昇級戦でも十分に戦えるだろう、今回再び芝に戻るがダートで勝ち味を覚えそのまま走りを継続させて欲しい。
メイショウテンシャ
母から受け継いだ芦毛の馬体。一般的な見栄えとして馬体はボテッと映るものだが、クビ差し・手足共に長くスラーっとした印象。両親の良いところを上手く引き継いでいるのではないだろうか。兄のメイショウジーターとはタイプも違い、メイショウベルーガの実質的に勝負できる産駒としては初年度といっても構わない。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
メイショウベルーガ | フレンチデピュティ | Dputy Minister | Vice Regent |
Mint Copy | |||
Mitterand | Hold Your Peace | ||
Laredo Lass | |||
パパゴ | Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | |||
Passamaquoddy | Drone | ||
Olmec |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
サドラーズウェルズにフレンチデピュティという血統は、パワー型で硬い馬が多く母も自力は牝馬G1格は十分あったが柔軟性にかけた。ここに柔軟性の申し子ディープインパクトをかけたわけだが兄がダイワメジャー産駒で未勝利でパワー固めしたが当馬はプラスに向くかマイナスに向くかという感じだろう。
前評判
牧場関係者は、「非常に柔らかい動きをしています。トモやクビ回りなどが全体的に大きくなって来ていますので、まだ良くなると思います。兄とは全く違ったタイプですが、高い能力を感じているので大きいタイトルを狙って行きたいですね」との事。母が重賞でも牡馬と互角に渡り歩いた女傑だけに、ディープインパクト産駒ともなればその期待は膨らむばかりだ。
馬名の意味
冠名+天赦日より
天赦日とは、年に5~6日しかない貴重な開運日で日本の暦上で最上の吉日。めでたい名前にあやかり、素晴らしい活躍を願ってのネーミングだろう。メイショウの松本氏らしいチョイス。母同様、ダイナミックなフォームで白い馬体をターフ上でも踊らせて欲しい。
父馬:ディープインパクト
母馬:メイショウベルーガ
母父:フレンチデピュティ
所属:池添兼雄厩舎(栗東)
生産:三嶋牧場
馬主:松本好雄
通算成績:25戦3勝(3-2-5-15)
主な戦績:4歳上500万下など