阪神カップ直後

 

2019年12月21日 阪神カップ 芝1400m 阪神競馬場

1着:グランアレグリア 牝3 (C.ルメール)
2着:フィアーノロマーノ 牡5 (C.スミヨン)
3着:メイショウショウブ 牝3 (松山弘平)

レースタイム:1:19.4(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
好スタートから一気にハナを主張し単騎の逃げに打って出たメイショウショウブ。3ハロン33秒台の入りとなったものの、競りかける馬もおらず道中は比較的楽にレースメイクが出来た1戦となった。4コーナーでグランドボヌールが並んで来るが余力たっぷりに再加速を見せると直線では更に引き離す走りで見せ場を演出。グランアレグリアには並ぶ間もなく差し切られるも、フィアーノロマーノやレッツゴードンキとの接戦ではしっかりと粘り切って3着に入る活躍を見せた。10番人気の低評価を覆す走り。
 

ニュージランドトロフィー直後

 

2019年4月8日 ニュージーランドトロフィー 芝1600m 阪神競馬場

1着:ワイドファラオ 牡3 (内田博幸)
2着:メイショウショウブ 牝3 (横山典弘)
3着:ヴィッテルスバッハ 牡3 (戸崎圭太)

レースタイム:1:34.2(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
 
ポンとスタートを決めたメイショウショウブだったが、それ以上に発馬の良かったワイドファラオが前に行きその番手に控える形に。道中はインベタを追走し逃げ馬の後ろにポジショニング、しっかりと道中折り合いを付けて最後の末脚を発揮する作戦に出た。直線に入ると間を割って伸びて来たが、前も楽をしていた分粘り腰を見せゴール前で僅かクビ差届かず終いとなった。それでもこのメンバー相手に健闘したと言える内容だっただろう。
 

メイショウショウブ

 
メイショウショウブ(メイショウスズラン2016)

メイショウショウブ(メイショウスズラン2016)

牝馬

父馬:ダイワメジャー
母馬:メイショウスズラン
母父:キングカメハメハ
所属:池添兼雄厩舎(栗東)
生産:三嶋牧場
馬主:松本好雄

通算成績:11戦1勝 (1-2-3-5)
主な戦績:ニュージーランドトロフィー2着など
via google imghp
 
未勝利勝ちから臨んだデイリー杯2歳ステークスで、後の2歳チャンピオンとなるアドマイヤマーズと接戦の2着。続く阪神牝馬ステークスでも見せ場タップリの6着とポテンシャルは相当高い。年明けのチューリップ賞でスタートが悪く惨敗を喫しているが、基本的な能力は同世代の牝馬内では上位クラスだろう。牝系を辿ればヒシアマゾンを産んだKatiesがいる血統で、いつ大物が産まれてもおかしくない出自ではある。
 

血統背景

 
ダイワメジャー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
スカーレットブーケ ノーザンテースト Nothern Dancer
Lady Victoria
スカーレットインク Crimson Satan
Consentida
メイショウスズラン キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
クィーンズダガー Rahy Blushing Groom
Glorious Song
ケイティーズファースト Kris
Katies


 

兄弟馬

 
メイショウアリソン(メイショウスズラン2014)

メイショウアリソン(メイショウスズラン2014)

牡馬

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:メイショウスズラン
母父:キングカメハメハ
所属:池添兼雄厩舎(栗東)
生産:三嶋牧場
馬主:松本好雄

通算成績:22戦4勝 (4-2-4-12)
主な戦績:4歳上1000万下など
via google imghp
 

近親馬

 
アドマイヤムーン(マイケイティーズ2003)

アドマイヤムーン(マイケイティーズ2003)

牡馬

父馬:エンドスウィープ
母馬:マイケイティーズ
母父:サンデーサイレンス
所属:松田博史厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:近藤利一→ゴドルフィン

通算成績:17戦10勝 (10-2-2-3)
主な戦績:宝塚記念、ジャパンカップ、ドバイデューティーフリーなど
via google imghp
 

血統評価:0.0pt

 
ケイティーズの一族だが兄弟2頭目が走って2/3走ったのでさすがのファミリーです、ラーイ×キングカメハメハの母は血統構成、出身一族も良いという事なので今後の兄弟も期待できそう。
 

前評判

 
母の初年度産駒メイショウアリソン(父マンハッタンカフェ)が4勝をあげる活躍を見せているあたり、爆発力には欠けるも安定感で上回るダイワメジャー産駒のメイショウショウブがある程度走るのは計算が立ったのではないだろうか。そもそもが、代を遡ればKatiesに辿り付く牝系なだけに、日本でも上位クラスの優秀なファミリーである。そこにキングカメハメハの肌と来れば走ってもらわないと困るくらいの存在だ。
 

馬名の意味

 

冠名+菖蒲

 
メイショウの冠名に、母スズランから連想したネーミングだろう。

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