前走は出遅れで万事休す
2018年09月30日 スプリンターズステークス 芝1200m 中山競馬場
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スプリンターズステークスは大外枠から出遅れ、道中最後方で4コーナーは競走中止の馬を避ける不利など基本的に競馬へ参加せずのムーンクエイク。その前のキーンランドカップ含めて、1200m戦はさすがにテンからついて行けていない。マイル前後がベストの馬だけに、今回の阪神カップはまともなレースで巻き返してくれるだろう。サトノアレス、スターオブペルシャと3頭出しの藤沢和雄厩舎の中では一番安心して軸に据えれる1頭である。藤沢和雄×キャロット×C.ルメールのトリオで翌日のレイデオロに向け勢いを付けておきたい。
スピード慣れして前進見込む
前走はさすがにスプリント戦の流れに戸惑ったムーンクエイク。ひと叩きされて明らかに動きが良くなり、今度は違った競馬になるのではないだろうか。管理する藤沢調教師も『さすがに距離も慣れてもう少し良い走りが出来ると思う』とコメント。鞍上はリーディングをひた走るC.ルメール騎手を擁し、関東の名門厩舎が大舞台で人気薄の一発を虎視眈々と狙っている。
ルメール『とても忙しかった』
2018年08月26日 キーンランドカップ 芝1200m 札幌競馬場
1着:ナックビーナス 牝5 (J.モレイラ)
2着:ダノンスマッシュ 牡3 (北村友一)
3着:ペイシャフェリシタ 牝5 (田辺裕信)
レースタイム:1:09.4(稍重)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.7
2着:ダノンスマッシュ 牡3 (北村友一)
3着:ペイシャフェリシタ 牝5 (田辺裕信)
レースタイム:1:09.4(稍重)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.7
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スタートから置いて行かれ道中は終始後方ままのムーンクエイク。格段ペースが速いという訳でも無かったが、初の1200mに戸惑ったのだろう。流れ込むように直線コースへ入るとロスを避けて最内に、上手くスペースは空いたが前が行った行ったの競馬で着順をさほど上げれず9着敗退となってしまった。レース後、C.ルメール騎手も『この馬にはとても忙しい流れでした。ベストは恐らく1400mでしょう』とコメント。レース前からある程度の予想が付いた結果だけに、陣営の意図がよく分からない1戦だった。
京王杯スプリングCでレコードV
2018年05月12日 京王杯スプリングカップ 芝1400m 東京競馬場
1着:ムーンクエイク セ5 (C.ルメール)
2着:キャンベルジュニア 牡6 (石橋脩)
3着:サトノアレス 牡4 (蛯名正義)
レースタイム:1:19.5R(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
2着:キャンベルジュニア 牡6 (石橋脩)
3着:サトノアレス 牡4 (蛯名正義)
レースタイム:1:19.5R(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
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スタートから中団やや後方に付けて絶好のポジショニングとなったムーンクエイク。直線に入って外からジワジワ上がって行くと、坂を上がって一旦脚が止まってしまう。しかし、外からサトノアレスが並んで来ると更に加速し、ラストまで伸び続け2着キャンベルジュニアをゴール前で差し切る執念の競馬を見せた。待望の重賞初勝利をレコードで制し、今後の短距離戦線に殴り込みをかける1戦となった。
ムーンクエイク
名繁殖牝馬リッチダンサーの5番仔ムーンクエイク。兄弟は重賞勝ち馬バウンスシャッセ他、相当なハイアベレージで勝ち上がりを誇る繁栄ファミリーである。そこに異色とも言えるアドマイヤムーンを配合、比較的短距離型にシフトした産駒となっている。父系にKris、母系にDiesisの全兄弟による4×3というこれも稀なインブリードが発生。血統面から見ても非常に興味深い1頭。
血統背景
アドマイヤムーン | エンドスウィープ | フォーティナイナー | Mr.Prospector |
File | |||
Broom Dance | Dance Spell | ||
Witching Hour | |||
マイケイティーズ | サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | |||
ケイティーズファースト | Kris | ||
Katies | |||
リッチダンサー | Halling | Diesis | Sharpen Up |
Doubly Sure | |||
Dance Machine | Green Dancer | ||
Never a Lady | |||
Fairy Flight | Fairy King | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | |||
Rising Tide | レッドアラート | ||
Naiad Queen |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:2.5pt
母リッチダンサーの繁殖牝馬としての評価はすでに確定的に高いものであるが血統構成としては、魅力があるとはお世辞にも言えない構成でファミリーの日本実績もなくその分、日本種牡馬を自由につけれるメリットはある。この先も楽しみな血統である。
前評判
3歳の秋以降、去勢されてから怒涛の3連勝を飾り一躍オープンクラスにまで駆け上がったムーンクエイク。やはり元々のポテンシャルは高く評価もの声も上がっていたが、その気性のせいで出世を遅らせた形となってしまったのだろう。アドマイヤムーン産駒らしいキレと、母リッチダンサーから来る持続性が上手くバランスが取れ先行して脚を使える1頭。展開に余り左右されない強みが成績の安定感に繋がっているのだろう。
馬名の意味
月震
月を動かすくらいの躍動を期待してネーミング。父名、母名より連想。
2着:ラブカンプー 牝3 (和田竜二)
3着:ラインスピリット 牡7 (武豊)
レースタイム:1:08.3(稍重)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.5