スピード慣れして前進見込む

 
前走よりも動きが良化したムーンクエイク(奥)

前走よりも動きが良化したムーンクエイク(奥)

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前走はさすがにスプリント戦の流れに戸惑ったムーンクエイク。ひと叩きされて明らかに動きが良くなり、今度は違った競馬になるのではないだろうか。管理する藤沢調教師も『さすがに距離も慣れてもう少し良い走りが出来ると思う』とコメント。鞍上はリーディングをひた走るC.ルメール騎手を擁し、関東の名門厩舎が大舞台で人気薄の一発を虎視眈々と狙っている。
 

ルメール『とても忙しかった』

 

2018年08月26日 キーンランドカップ 芝1200m 札幌競馬場

1着:ナックビーナス 牝5 (J.モレイラ)
2着:ダノンスマッシュ 牡3 (北村友一)
3着:ペイシャフェリシタ 牝5 (田辺裕信)

レースタイム:1:09.4(稍重)
レース上がり3ハロン:35.7
勝ち馬上がり3ハロン:35.7
 
スタートから置いて行かれ道中は終始後方ままのムーンクエイク。格段ペースが速いという訳でも無かったが、初の1200mに戸惑ったのだろう。流れ込むように直線コースへ入るとロスを避けて最内に、上手くスペースは空いたが前が行った行ったの競馬で着順をさほど上げれず9着敗退となってしまった。レース後、C.ルメール騎手も『この馬にはとても忙しい流れでした。ベストは恐らく1400mでしょう』とコメント。レース前からある程度の予想が付いた結果だけに、陣営の意図がよく分からない1戦だった。
 

京王杯スプリングCでレコードV

 

2018年05月12日 京王杯スプリングカップ 芝1400m 東京競馬場

1着:ムーンクエイク セ5 (C.ルメール)
2着:キャンベルジュニア 牡6 (石橋脩)
3着:サトノアレス 牡4 (蛯名正義)

レースタイム:1:19.5R(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
 
スタートから中団やや後方に付けて絶好のポジショニングとなったムーンクエイク。直線に入って外からジワジワ上がって行くと、坂を上がって一旦脚が止まってしまう。しかし、外からサトノアレスが並んで来ると更に加速し、ラストまで伸び続け2着キャンベルジュニアをゴール前で差し切る執念の競馬を見せた。待望の重賞初勝利をレコードで制し、今後の短距離戦線に殴り込みをかける1戦となった。
 

ムーンクエイク

 
ムーンクエイク(リッチダンサー2013)

ムーンクエイク(リッチダンサー2013)

セン馬

父馬:アドマイヤムーン
母馬:リッチダンサー
母父:Halling
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:13戦6勝(6-3-0-4)
主な戦績:京王杯スプリングカップなど
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名繁殖牝馬リッチダンサーの5番仔ムーンクエイク。兄弟は重賞勝ち馬バウンスシャッセ他、相当なハイアベレージで勝ち上がりを誇る繁栄ファミリーである。そこに異色とも言えるアドマイヤムーンを配合、比較的短距離型にシフトした産駒となっている。父系にKris、母系にDiesisの全兄弟による4×3というこれも稀なインブリードが発生。血統面から見ても非常に興味深い1頭。
 

血統背景

 
アドマイヤムーン エンドスウィープ フォーティナイナー Mr.Prospector
File
Broom Dance Dance Spell
Witching Hour
マイケイティーズ サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ケイティーズファースト Kris
Katies
リッチダンサー Halling Diesis Sharpen Up
Doubly Sure
Dance Machine Green Dancer
Never a Lady
Fairy Flight Fairy King Northern Dancer
Fairy Bridge
Rising Tide レッドアラート
Naiad Queen


 

兄弟馬

 
ホーカーテンペスト(リッチダンサー2009)

ホーカーテンペスト(リッチダンサー2009)

セン馬

父馬:Hawk Wing
母馬:リッチダンサー
母父:Halling
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:38戦7勝(7-4-1-26)
主な戦績:オリオンステークス、韓国馬事会杯など
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バウンスシャッセ(リッチダンサー2011)

バウンスシャッセ(リッチダンサー2011)

牝馬

父馬:ゼンノロブロイ
母馬:リッチダンサー
母父:Halling
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:16戦5勝(5-0-1-10)
主な戦績:フラワーカップ、中山牝馬ステークス、愛知杯など
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:2.5pt

 
母リッチダンサーの繁殖牝馬としての評価はすでに確定的に高いものであるが血統構成としては、魅力があるとはお世辞にも言えない構成でファミリーの日本実績もなくその分、日本種牡馬を自由につけれるメリットはある。この先も楽しみな血統である。
 

前評判

 
3歳の秋以降、去勢されてから怒涛の3連勝を飾り一躍オープンクラスにまで駆け上がったムーンクエイク。やはり元々のポテンシャルは高く評価もの声も上がっていたが、その気性のせいで出世を遅らせた形となってしまったのだろう。アドマイヤムーン産駒らしいキレと、母リッチダンサーから来る持続性が上手くバランスが取れ先行して脚を使える1頭。展開に余り左右されない強みが成績の安定感に繋がっているのだろう。
 

馬名の意味

 

月震

 
月を動かすくらいの躍動を期待してネーミング。父名、母名より連想。

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