オパールステークス直前
北九州記念ではよもやの敗戦を喫したミラアイトーン。さすがに7~8割のデキでは重賞の壁は超えられなかった様である。その点、今回は入念に仕上げ直しオープンクラスのオパールステークスで勝ちに来た模様。ハンデ戦とは言え57kgは実力的に言えば恵まれた方だろう。540kg近い馬格があるだけに斤量で泣くタイプとは思えない。引き続き浜中俊騎手を背に、連勝街道再スタートの1勝目と行きたい。
北九州記念直後
2019年8月18日 北九州記念 芝1200m 小倉競馬場
via www.youtube.com
大外枠もスタートは決まりそこまで難しい位置取りにならなかったミラアイトーン。イエローマリンバが入り32秒台で飛ばして追い込み勢には願ってもない展開となった1戦。勝負どころでスッと仕掛けて上がって行くと、そのまま差し切る勢いだったが最後は脚が止まって5着に敗退した。鞍上も『いつもの反応が無かった』とコメントしており、休み明けで仕上がり途上だった事が原因か。いずれはタイトルの1つや2つは楽に取れる逸材には変わり無い。
北九州記念直前
現在4連勝中のミラアイトーンだが、1000案の紫川特別を勝利した際に騎乗した浜中騎手が『重賞を狙える器』と断言していたのが印象的だった。その後、更に連勝を続けて遂に晴れてのオープン入り。そして、その浜中騎手との再タッグで挑む北九州記念は人馬共に気合の入り方も違うだろう。ここを勝てば一気にスプリンターズステークスの有力馬に名乗りを上げる事となる。ハンデは56.5kgと見込まれたが、今の勢いなら突破する可能性は十分。
ミラアイトーン
1歳時の画像であまり参考にはならないが、それでもバランスの良さはこの時点でしっかりと見て分かる。島川隆哉氏が自家生産主流となった今、それ以外で仕入れた馬となると余程目に止まったか縁のある馬くらいなものだろう。最近はトーセンの冠名も捨てつつあるので少し親近感が湧いて来ている事もあり、余計に馬が良く見えてしまう。
血統構成
Lonhro | Octagonal | Zabeel | Sir Tristram |
Lady Giselle | |||
Eight Carat | Pieces of Eight | ||
Klairessa | |||
Shadea | Straight Strike | Mr.Prospector | |
Bend Not | |||
Concia | First Consul | ||
My Tricia | |||
タイタンクイーン | Tiznow | Cee's Tizzy | Relaunch |
テイズリー | |||
Cee's Song | Seattle Song | ||
Lonely Dancer | |||
Ensnare | Seeking the Gold | Mr.Prospector | |
Con Game | |||
トラップパス | Danzig | ||
I Pass |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
とりたてて強調材料がない。兄は今後勝ちを重ねてきそうだがPOG向きではなさそうだし当馬は父が劣化する分さらにどうなるかわからないのでオススメはできない。
前評判
オーストラリアでリーディングサイアーにも輝いた事がある種牡馬Lonhroの持ち込み馬。牧場関係者のコメントでは、「自厩舎の中でも背中の感触は最も良いですね。性格も非常に大人しく折り合いもしっかりつきますし、レースでの操縦性がかなり高そう。フットワークも抜群ですし期待しています」との折り紙つき。馬体重も500kg近くあり、馬格も十分。
馬名の由来
運命(ギリシャ語)+ギリシャ神話の太陽神の馬の名前
前述の通り、近年は「トーセン」の冠名使用を止め各馬自由にネーミングしている島川氏。そのセンスには目を見張るものがあり、また自家生産も成功している様で一気に親近感が出て来た次第。今後も応援して行きたい。
2着:ディアンドル 牝3 (北村友一)
3着:アンヴァル 牝4 (藤岡康太)
レースタイム:1:08.2(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.5