実質、負けても1番強い内容
2018年10月08日 2歳新馬 芝1800m 京都競馬場
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外枠で出遅れたミッキーバディーラだったが、道中ジワジワとポジションを上げ気が付けば逃げ馬の直後を付ける追走となった。そこから直線入り口で早くも先頭に立つと、後続を寄せ付けない走りでゴールへと向かう。しかし、ラスト1Fで外からクリノガウディーに捉えられて1馬身差の2着に終わってしまった。が、内容的には負けて尚強し。しかも牡馬と混じってこのパフォーマンスなら十分だろう。やはり距離は長めの方が良さそうだ。
音無氏『長距離が合っていそう』
稽古の動きからは俊敏さよりもゆったりとし長く良い脚を使うイメージのミッキーバディーラ。管理する音無調教師もその適性を見抜いており、兄とは違う長距離路線を歩む方向だ。そういう意味でも京都外回りの芝1800mは間違いのないコースで、いきなりから動ける態勢にあるだろう。タンタラスという超良血の強敵がいるものの、それを撃破して勝利を飾れば自ずとクラシックへの道は開かれる筈だ。
ミッキーバディーラ
全兄ダノンプラチナは朝日杯フューチュリティステークスの勝ち馬。全姉リボンフラワーも引退しているが、一応勝ち上がってアネモネステークスまで駒を進めている以上、ミッキーバディーラがクラシック戦線に乗る確率は濃厚。加えて、厩舎が音無秀孝と来れば期待は否が応でも高まるばかりだ。秋頃のデビューを目指し調整は順調に進んでいる。馬体重は春の段階で487kg。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
バディーラ | Unbridled's Song | Unbridled | Fappiano |
Gana Facil | |||
Trolley Song | Caro | ||
Lucky Spell | |||
Magical Allure | General Meeting | Seattle Slew | |
Alydar's Promise | |||
Rare Lady | Never Bend | ||
Double Agent |
兄弟馬
近親馬
血統評価:3.5pt
全兄弟2頭はともにクラシック戦線にのっており1頭はG1勝ち。初動としてはかなりの好成績で当馬にも期待大だろう。Rare Lady一族としては広くG1馬を出しているので日本相性が良いのだろう。
前評判
千代田牧場の代表である飯田正剛氏が『同世代の中でも期待は最も高い。大きいタイトルを獲ってくれないと困りますね』と言えば、担当スタッフは『品があって走る雰囲気を持ってますね。ダノンプラチナよりも筋肉量が豊富』とコメントしている。これは相当な大物かもしれない。
馬名の意味
冠名+母名
ミッキー◯◯はシンプルな方がより走るイメージ。そういう意味では最も簡潔なネーミングである。
2着:ミッキーバディーラ 牝2 (松山弘平)
3着:シャルムダムール 牝2 (幸英明)
レースタイム:1:50.0(良)
レース上がり3ハロン:34.8
勝ち馬上がり3ハロン:34.2